夕べの月も薄笑いの半月だったが、一昨日のような靄がかかっていなかったせいか、何だかとても愉快な笑みであった。一夜の違い・・・というか「靄」という存在の有無によって、こんなにも受ける心象が違うなんて驚いてしまう。
それは、「靄」に乗じた心のフィルターの所作なのだろうか。
猜疑や不安、苦悩の靄が立ち込めたフィルター越しに覗くと、同じ対象物であるこの愉快に笑う月も全く別の見え方になる。
そして不確かに、危なげに明滅する星にしても、その所以が恒星だからだと。
自ら発光しない惑星ではなく、自身を燃やし続けて、熱と光を放出するエネルギーの塊だから、揺らぐのだと。
靄が晴れれば、そんな風に思える今日なのでした。
げに危うきは我心かな。。。
追記：
昨日のブログ文中の「噛みくだす」＆「さてはて」について。。。
本日、「よっこらしょ～！」と、重い大辞林を紐解いたところ、やはり両者の語彙は掲載されておりません。
日本語は難しい。。。しかし母国語は美しく繰りたいものです。
気を付けませう。
