心温まる交流に感謝

私のイラストを描いてくれている若者に、2年ぶりにメールした。
彼は自分の教え子だった。
自分の専門はテキストの表現だが、彼はテキストよりイラストの表現が良かった。
性格も素直で、私に対してもちゃんと意見をはっきりと言ってくるので、年賀状や名刺に入れる私のイラストをお願いした。
すると、とても気に入ったものを描いてくれていた。
誠実な仕事を締め切り期限を守ってくれる、いい仕事人だった。

去年今年と自分の両親を亡くしたので、年賀状を失礼するので、彼に年賀状のデザインを創る機会がなかった。
でも、この時期、どうしているかとメールをしてみた。

彼は親と住む自宅近所の大きなケーキ屋さんに専門学校を卒業してからアルバイトから始めて、7年目にしてようやく契約社員になったという。

表現の勉強からケーキ販売接客の仕事を選んだ理由は、単にケーキの甘い香りがする場所で仕事がしたかったという。

営業サービス精神が多いほうではなく、どちらかといえば寡黙な若者だったので、その仕事選択に驚いた。

最後に会った2年前でも5年目でもまだアルバイト待遇なので、新しい仕事を探すかもと言っていたが、続けていた。

30歳過ぎて結婚するタイミングで正社員にしてくれたらなあと勝手に親心が出てくる。

メール返信で、私の体調を気にする文章を書いてくる優しさに、心がうるうるくる。

ありがたいなあ。

すべてに感謝。