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将来の夢は何かと聞かれたら。

2006年01月15日 01時38分20秒 | 看護のこと
私は大学で看護学科に通っています。
専門学校ではなく、大学を選んだ理由は色々あります。

正直、「学位をもらえる」ってのが一番大きかったです。
周りの人に自慢できる何かが欲しかったから。

でも、それだけじゃなくて。

看護だけで考えが凝り固まってしまうのが怖くて、一般教養も身につけたいと思ったっていうのもあります。

看護以外の学問を学ぶ人達とも交流を持ちたかったってのもあります。

あとひとつ、「養護教諭の資格をとりたい」ってのが、私が大学を選んだ理由でした。



今度の火曜日、いよいよその志望理由書を提出することとなりました。

今、その志望理由書を書いています。

本当は、私が養護教諭の免許をとりたいと思ったのは「ひとつでも多く資格が欲しい」からでした。
周りの養護選択者は最初から養護教諭になりたくて来てる子が多いみたいなのでいえませんでしたが。


でも、大学に入って、教職関連の授業を何科目か受けてきて。

「教育っておもしろいなぁ」と素直に思うようになったのです。

何がおもしろいって、子どもの成長に直に関われることだと思うんです。
この2年間学んできてなんとなく思ったのは、「教師は関わり方次第で子どもをどんな存在にもしうる」ということです。
総合演習で授業案を作り、他のグループの発表を聞き。
「同じ発表テーマでもここまで個性豊かな授業計画が作成できるんだ」と感動したのです。

「今の子ども達が勉強離れしてる」んじゃなくて、「教師の教え方が時代にあわなくなってきた」んだろうなぁと思ったのです。
もう、今の子ども達が興味を持てるような授業が行われていないってことで。
こんなこと書くと反発されるかなぁとは思いますが。
同じ授業テーマでも「おもしろい!」ってどんどん引き込まれるグループもあれば、いつの間にか意識消失させる癒し系なグループもあるわけで。

子ども達は「勉強が嫌い」なんじゃなくて、「今のやり方が嫌い」なんだと思います。
ほら、先生のこと好きだと、その教科の成績が妙に良くなったりするじゃないですか。
それってきっとその先生のやり方がその子にあってるからなんだろうなぁって思って。


自分も、子ども達が興味持って学ぶ姿を間近で見たいなぁと思ったのです。

それで養護教諭に興味がわいてきて。
でも、私には看護師になりたいという夢もあります。
卒業してなりたいものは何かと聞かれたら、迷わず「看護師」と答えます。

そして養護教諭にもなりたいのです。
矛盾してるかな?
でも、私が「養護教諭やりたい」って思って、働く姿想像するときに、「大学卒業して一年目」の自分は想像できないのです。

保健室には様々な悩みを抱えた子ども達がやってきます。
私が最初に「養護教諭」という仕事に興味を持ったきっかけはここにあるわけで。
高校の時、大学の志望理由書にこう書きました。

「保健室で心のケアに携わりたい」と。

そう、私が本当にやりたかったのは心のケアなのです。

私は高校時代それなりに悩みを持っていました。
でも、友達や家族に弱みを見せることがどうしてもできない子でした。
かといって、先生とは距離を持ち、相談するなんてことができない子でした。
でも、保健室の先生は、私がたまたま保健室に友達の付き添いで行ったときに「今度遊びにいらっしゃい」って声かけてくれて。
遊びに行ったからといって、悩みを打ち明けたりするわけじゃないけど、授業さぼって保健室行って、先生や友達と他愛もないことタラタラ喋って。
それだけで安定してた気がするんだな。

そういう配慮って、経験積んでるからこそ出来るっていうか。
社会の色んなこと、知らなきゃいけないんだろうなぁって思った。
もちろん経験だけで全てがカバーできるわけじゃなくて、時には想像する力も必要になるんだろうけど。


「心のケア」ってのは、看護でも養護でも大切にしたいなぁって思ってる。
看護と養護は全然別のものじゃなくて、通じるものは必ずあると思うから。

将来の夢は?って聞かれて堂々と「養護教諭です」って答える自信はない。
他の養護志望の子と養護コースの選抜競い合うことに後ろめたさを感じることもある。
でも、養護教諭になりたいって思いも本物なんだな。



だから私はこの志望理由書を出すことにするよ。

これから先、看護や教職について学んでいく中で考えはどんどん変化していくんだと思う。
いつか振り返ったとき、後悔するようなことはしたくないから。
今やりたいって思うことを精一杯やっていこうと思います。