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教育相談論

2006年09月04日 23時38分06秒 | お勉強ノート
今日はひっさしぶりに大学でお勉強。
『教育相談論』の集中講義を受けてまいりました。

『教育相談論』とは。
教員採用試験を受けるために必要な教職科目(確か自由単位なので単位数には含まれないはず↓)のひとつで、うちの大学では栄養教諭を目指す栄養学科の学生、養護教諭を目指す看護学科の学生が必須で、今日見た限りでは他学科の学生もちらほら受けに来ていたようでした。

今日授業が始まって一番びっくりしたのは、のっけから先生が『Ice Breaking』って言葉を用いた時ですw
めっちゃタイムリーやし

この先生はグループワーカーとしても活動なさってるようで、Ice Breakingにはじまりブレーンストーミング法、KJ法など、「私この前まで全人でみっちりそれやってました!」みたいな話をい~っぱいしてくれたの!
改めて学べた感じがして、このタイミングの良さに本当びっくりしちゃった。
(まぁ3限半分以上寝てたってのはナイショ)


まず授業の流れから説明します。


人との関わりには、大きくわけて2種類あるって話から。

ひとつは外側からの操作
ひとつは内側からの理解

これだけ聞いても意味プーですよね
少し補足します。

現代の教育ってのは、ゆとり主義だなんだって言われてはいるけれども、結局は『成果主義』です。
つまり、頭でどれだけ考えるか(どんな方法で勉強をするか。理解型なのか暗記型なのか)、よりも結果(テストで良い点をとる)でその子の価値が評価されてしまう時代です。
“より多くの成果”を得るためには、指導する側はある程度道を示してあげる必要があります。
これが外側からの操作です。
でも外側からの操作だけを教師が行っていたのでは、こども達の内面(見方・感じ方・考え方・欲求願望)は外見に隠れて見えてこず、それらに即した援助を行う事は難しく、内面に適応していない外側からの操作はこども達それぞれにフィットするはずもなく、援助は非効率的なものになりかねないのではないでしょうか。
そこで大事になってくる考え方が、内側からの理解
内と外、両方から関わっていくことで、こども達をより多くの側面から見ることができ、こども達の要望とこちらが教えることとのズレも少なくなるように私は感じました。

教育相談はこの内側からの理解にあたるっていうのが、今回教えてくださった先生の考えです。

確かに、専門的な知識を持つ人々は(教師然り、看護師然り)相手に「これを教えよう」という思いをもちがちで、これは外側からの操作にあたると思うんよ。
だけど、物事を伝える時ってこちら側の思いだけじゃうまく伝わりっこなくて、相手がどのように受け止めるかを考えた接し方をしないとダメなんだってことをこの前PHCのワークん時に思って、じゃあどうしたらいいの?っていうのがこの内側からの理解を高めることなんじゃないかなぁって思ったの。

外側からの操作って、内側からの理解がしっかり行われた時初めて最大限の効果が発揮できるものなんじゃないかなぁ。
だから『教育相談』とかっていう働きが重要視されてるのかなーって感じたんだけど。


教育相談論の位置づけ、カウンセリング論、こどもの発達上の課題・・・ってものをひたすら考えていく授業が『教育相談論』なんだけど、この合間で行われたのがそう、Ice Breaking。
今私の中でIce Breakingがカナリ熱いので紹介していきたいと思います

復習;Ice Breakingとは

ICE BREAKとは、人と人のわだかまりを解いたり、話し合うきっかけをつくるためのちょっとしたゲームやクイズ、運動などのことを指します。
心をやわらかくして、会議などの席で人の話をよく聴く手助けもしてくれます。
(日本ファシリテーション協会HPより引用)

つまりは人と関係をもつにあたって、最初の緊張をほぐすために行われるミニゲームってことだと思います。
(6/17の全人関東ワークで行われたIce Breakingに関してはコチラを参照)

これにプラスして、今回印象的だったのは中川先生という精神科Dr.の言葉。
「余分な緊張(Ice Making)は人と人を分かつ。弛緩(Ice Breaking)は人と人をつなげる。」
この中川Dr.患者さんの診察の際にIce Breakingを行って、患者さんとの気持ちが近い状態で診察が行えるようにってやってた人なんだってー。

この方のお話を聞いて、「Ice Breakingって医療とか教育の“現場”でも実践可能なんだー」って今更ながら思ったの。
全人で感じたこと、学んだことって、教育とかにも活かせそうだからおもしろい
ワークとかって手法自体もそうだけど、そこでのファシリテーションって役割だったり、教育者が工夫できることってまだまだあるんだなーって感じがしてすごい興味深いし、他の教育目指してる人にも「こんなすごいのあるんだよ~っ!」って教えてあげたくなる。

まぁいきなしこんなこと言われたら新手の信仰宗教かと思って引かれそうだけど

今日の授業から他に“笑いの効用”の話もしたいなーと思ったんだけど長くなりそうなのでやめますw
気が向いたら明日またアップするかも!?


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プライマリーヘルスケア~みんなの健康を考える~

2006年09月03日 00時07分14秒 | 全人ワーク
たいちゃん・のぶ・まさきくんのセッション
『プライマリーヘルスケア~みんなの健康を考える~』のお話だっち☆

このセッション、なんと2日間にわけて各日3時間ずつ、合計6時間もの時間をかけて行われました。
私ははじめ、「6時間もかけて何すんだよっ!」思ってて、途中で集中力が切れてしまうことをとってもとっても心配していたのです・・・

だって、大学の授業とか1時間半でも結構ツライぢゃないですか
3時間もぶっ通しで物ごと考え続けるなんて果たして今の私にできるんかな~って思ってさ。

でもそんな心配、まったく無用でした。
両日ともすごい楽しめたし、特に2日目は「あと1こくらいワークあるのかな?」ってくらい時間がちょっ早に過ぎていって、とても3時間も話をしていたようには感じられませんでした。

本気ベタ褒めです

アンケート用紙の「今日の点数は何点ですか?」いう質問に120点/100点って書いて、横に花まるつけて、それだけじゃおさまらず茎まで書いてしまったほどです。



まずは1日目のワークについてだけ書きます。
3部構成で行われたこの日のワーク。
それぞれの趣旨は以下のようなものであったと思います。

◇国際結婚のハードル
プライマリーヘルスケア(以下PHCとする)を考える上で重要となるのが、相手のことをよく知るということ。
こちらの独りよがりな関わりではPHCの概念である自助とかって精神は成り立たないからねぇ。
ここではのぶ太とロージー(のぶとまさきくん)の寸劇を通して国際結婚というシチュエーションのなかでのお互いの考えの違い、文化の違いを考えることでそこに焦点をあてていたんだと思います。

ちなみにロージーは激かわです


◇お悩みズバッと解決!

グループ内で一番若い子(うちのグループはちえちゃんでした♪)のお悩みを年長者達が聞いてズバッと解決策を見出してやろうぜ!っていうこの企画。
一人の子の悩みを聞きだして、それを解消・もしくは軽減するための解決策をみんなで考えて、本人にどの方法がいいかを「可能-不可能」、「受け入れられる-受け入れられない」っていう2軸で評価してもらうっていう作業をしたんけど、案外難しいのよコレ。
自分が「コレはっ!」って思うアドバイスでも、相手の心には響かなかったり、逆に「えっ、それでいいのっ!?」っていうアドバイスを気に入ってくれたり。
やっぱり“自分がどう考えるか”だけじゃなく“相手がどう捉えるか”まで考えないと、アドバイスって伝わらないんだなぁって思った。

セッションの最後にまさきくんがそれぞれのワークをやった目的みたいなものをまとめてくれたんだけどね。
この2つ目のワークの目的は、どうしても海外色の強くなってしまうPHCを(途上国に支援する先進国みたいな見方が強いから?)より近い次元で考えてもらうため。だったんだって。
なるほどな~!と思って関心しちゃった。
関東ワークの時のラクの物語もすごいって思ったけど、そこからこれだけ発展させられるのって本当すごい。
すごい時間かけて企画練ってきたんだろうな~って思った!
だからこそ「様づけして呼ばなきゃ!」みたいな変な尊敬抱いちゃったんだけどさw

まさきくんが言ってた「同じ言語を用いる者同士でも、相手の心に寄り添うってことはすごい難しい」って言葉。
本当そうだよね。
このワークひとつとっても、相手の気持ちにそうためには自分の考え押し通すだけじゃなくて、ちゃんと相手がどう感じるのかを考えなきゃ想いは伝わらないってのがわかったし、実際それを日常的に行うのって本当難しいことだなって思ったんだー。


◇漂流教室
ここでまたのぶの演技が冴え渡るw

「僕達は日本の綾瀬市から、この施設ごと誰も知らないどこかへスリップしてしまいました!」

この石川島研修センター自体が砂漠の真ん中にスリップしてしまったと仮定して、そこで暮らしていくために、ここにあるものだけでどのような工夫ができるかを考えてみようっていうワーク。

「足が切断されてしまった人が暮らしていくために何が必要か」
「破水してしまった妊婦さんが無事出産するためには何が必要か」
「全員が使うであろう“トイレ”の代替となるものは何か」

各グループがこの3つの仮定のうちのひとつを与えられ、施設内を歩き回り使える物品を探し、最後に全体発表しました。
(うちのグループは「足が切断されてしまった人が暮らしていくために何が必要か」でした)

机のキャスターが車椅子の脚になったり。
模造紙を黒いマジックで塗りつぶして透けないようにしてプライバシーを確保したり。

日本にいると便利なものが多過ぎて、普段は気付くことができないけれど、身の回りには本当は別の用途でも役に立つものがいっぱいあるんだってことへの気付きを促すこのワーク。
“ひとつのものはそれぞれ色々な可能性を秘めているんだ”っていう、ところまで話は広がりました。


関東ワークの時にやった“ラクの物語”から、ここまで参加者の身近なところにまでPHCを持ってこれたのが本当すごいと思う。
本当に本当にたくさんの時間を企画にかけて、色々試行錯誤を練ってきたんだろうなぁって思って。

サマー行く前はね、関東でやったこと、ちょいちょい修正して、ひとつひとつのワークの時間長くしただけのワークなんだと思ってたの。
だから関東ワークに参加しちゃったうちらからしたらちょっと新鮮味にかけるのかなーって。

行ってみてびっくり。
まったく違う新しいワークになってた。
この1回目のワークだけでもビックリの連続だったのに、このワークにはまだ2回目があります。
この2回目のワークに参加せずして彼らの頑張りは語れない!って感じです。
本当すごかったんだから~

続きは近々アップするけん楽しみにしとってね
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SWS 分科会2 【OT introduction~知られざる世界~】

2006年09月01日 12時19分18秒 | 全人ワーク
2日目の分科会、【OT introduction~知られざる世界~】のお話です。


私は「OTって何?」って考える時、必ず「PTとの違いって何?」って考えてます。
それは多分うちの大学のリハビリテーション学科がOTとPTで構成されているってことと、それぞれが行っている仕事をよく知らないから混同してるってことが理由なんだと思うんだけど。

しょうくんが分科会で一番最初に話したのは、“OTの目的”についてでした。
うちらOTとかリハビリテーションをよく知らない人からしたOTとかリハビリのイメージって、「機能訓練をする」的なものだと思うの。

でも、しょうくん曰く「OTの仕事はそれだけじゃないんだ!」とのこと。
OTがやることは、相手に“ものを与える”ことではなくて、相手が“自分で獲得する”ための方法を教える(情報や手段の提供)ことであって、最終的にその方が「自分でできる」ようになることを支援するのがOTなんだーって。


ここで、猫が魚を欲しがっている図を見せられました。
「魚を欲する猫に、あなたはどう援助するか」っていう図なんだけど。

「魚をあげる」現物支給は“ものを与える”ことに値する。
その場では猫は魚が簡単に手に入って大満足だけれど、私(援助者)が去った後、また「魚が欲しい!」ってなっても、そこに提供してくれる援助者はいない。

だけど、「魚釣りの方法を教える」「魚を売っているお店の場所を教える」っていう働きかけをしたとしたらどうでしょう。
その猫は援助者が去った後も“自分で”魚を釣ったり、魚屋さんまで出かけていって魚を手に入れることができるのではないでしょうか。

・・・っていうね。
結構わかりやすい話じゃありませんか?


この話が終わった後、しょうくんは「OTの仕事はこれが武器だ!って言える専門性がなくて、明確に定義することが難しい」とか、「機能訓練とかだけじゃなくて【その人自身】をみれるのがOTなんじゃないか」って言ってたの。
んで、Dr.とかNsってのはどっちかっていうと臓器別に人を見てる感じがするーって。

まぁ、看護学生としては正直この言葉には反発しちゃいますよね


その反発はおいといて、話は次に進みます。
「人を人としてみる」つまり【その人自身をみる】という視点でものをみるために、“もしも自分の家族が腕を失ったら”という仮定をして、その時(一通りの治療を受け家に戻る際)生じるであろう不自由を考えてみるという作業をしました。

超マザコンな私の考える“家族”はやっぱりおかんです。
そう考えた時に不自由だな~って思ったことは・・・

「ご飯がつくれんくなる」

うちの娘っ子は料理がまったくできません。
最近になってやっと炊飯器のスイッチをポンしてご飯が炊けるようになりました。
だからおかんがご飯を作れなくなるっていうのは我が家にとってはまさに致命的な不自由です。

でも問題はそんなことではなくて。
ご飯なんて作れなきゃ外に食べに行ったり、コンビニで買う事だってできちゃうし、いざとなれば私だってご飯作りを覚えます。
それができなくなったからって飢え死にするわけでは決してないんですよ。

じゃあ何が困るかっていう話。

うちのおかんはね、結構な長時間労働で、家にいる時間が本当に短いんですよ。
しかも私も大学だなんだで帰りが遅いから本当にすれ違いの毎日。
一週間顔あわせないとかもザラだったりします。

そんな私が、唯一おかんと同じ家に住んでるんだってことを実感できるものがあるんです。

おかんの作ってくれたご飯なんです。

私はきっと、おかんに似たんだと思います。
掃除も洗濯も好きではありません。
私とそっくりな性格のおかんは、忙しさもてつだって、たまに掃除・洗濯がすっごい疎かになることがあります。

でも、ご飯だけは、必ず毎日作ってラップをかけておいといてくれるのです。

きっとおかんは“家族のつながり”ってやつをそこで感じていて、だからこそ一生懸命にやってくれているんじゃないのかなぁって思ったのです。

つまり、うちのおかんにとって「腕がなくなって」「料理が作れなくなる」ということは、家族とのつながりの喪失、自分の母親としての役割の喪失にもつながってくるし、そこでアイデンティティーが失われてしまう危険もあるんじゃないかなぁって。


そんなことを考えて、グループのメンバーに自分の思いを伝えました。
他の子の思いも聴いてみると、同じように「役割の喪失」とか「家族との関係性の変化」っていう問題を考えた人ばかりで。
身体的な不自由っていうよりは、心の問題に焦点が集まっていたように思いました。


グループで話し合って行き着いたこの時点でのまとめは。

まず腕を切断したことによって身体の障害が生じる。
(日常生活のなかで不自由に感じることが出てくる9
 ↓
家族への遠慮、自分の役割が遂行できないことへの焦りといった、心の問題が生じる
 ↓
自分のアイデンティティーや居場所を認めることができなくなる
(自己価値の低下)
 ・
 ・
 ・


に関わっていくために、うちらに何ができるよ?って話になって。

「居場所を見つけるための手助け」ができるんじゃない?って。
自分に自信をもって、価値を認めて居場所を見出すためには、「自分にできることをみつける」「他者から必要とされていることを知る」ことが重要だよねって。
そこでOTにできることって何だろう・・・って考えた時に、ちょっとつながりが見えた気がしたの。

まず、その方が何をできるようになれば自分のアイデンティティーを見出せるのかを考えて。
それをできるようになるためにはどんな動作・機能が必要になるのかを考えて。
更にその機能を伸ばして動作ができるようになるためにはどのような訓練が必要なのかを考えて。

つまり、機能訓練が先にありき、じゃなくて、その方の居場所だったり、大切にしているものだったりを考えたうえで、それらを大事にするための手段として機能訓練は存在するに過ぎないんじゃないかって。


その方と関わるうえで、機能訓練はひとつの手段にしか過ぎなくて、OT=機能訓練、リハビリテーション=機能訓練じゃないんだなぁってことを今回すごい感じたの。

しょうくんが最初に言ってた「OTの視点」っていうやつはさっきの進行軸(大切なものが先にありきでそれを大切にするために必要な機能やそれを伸ばす訓練法を考えていく)みたいな捉え方なんじゃないかなぁって思ったんだー。



この話してて、看護もリハも医師も・・・っていう医療職の仕事って、みんな根本は一緒なんじゃないかなぁって思って。
同じような視点(対象の大切にしているものを大事にして、そのために自分ができることを手段として用いる)でものをみているんだけど、それぞれ引っかかる部分(問題と思う部分)や介入できる箇所(自らの持つ能力を活かして関われる場所)が違ってるのかなぁって。

なんかさ、看護だけで話してる時は「看護師ってこれが専門性です!っていえる部分がないから専門職としてはいまいち弱いよねぇ」とか色々愚痴ってブルーになってたけど、同じようなことリハ学生だって感じてるんだなぁって思ってすごい新鮮だったの。
看護学生からしたらリハってすごい専門的な分野のように思えるし、そんな悩み持ってるなんてまったく思ってもみなかったからさ。
今までは“他の職種について知りたい”と思ったとき、看護との違いを見出すことにばっか目がいってたのかも。
「看護師とは」って考えることに一生懸命になり過ぎて、違いだけみて、一緒な部分まったく見ずにきてたんだなぁーって気付かされた。


2時間っていう短い時間ではあったけど、他のどのセッションにも負けないくらい、色々考えさせられた分科会だったのです。
いい機会を与えてもらったなーと思います。
ありがとうねしょうくん。
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