『ありがち日記』

刑事ヴァランダー シーズン1を見て…

BBC製作、1話90分で、映画でも見ているかのようなドラマ。

原題は「Wallander」で、こっちのほうがおそらくドラマの本質的なものを表している気がする。
邦題で「刑事」って付いちゃうと、スピーディーな刑事ものとか想像しちゃうものな~。
テンポはかなりスロー^_^;
そうと知らずに見て、「がっかり…」とかいう感想を見ると、とても残念。
刑事としては有能なのに、私生活ではまるっきりダメ親父という人物像が、
よく練られたストーリーと、残虐な事件の解決を通して、しっかりと丁寧に描かれている良質なドラマだと思う。

何より、ヴァランダーを演じているケネス・ブラナーのなり切りっぷりね!
睡眠不足、風呂にも入らない、服もよれよれ…そんな刑事を体現してるのね。
ファンじゃないのに、その変身ぶりとか、深い演技に引き込まれていくのが不思議。
これこそ役者の力なんだろうな~って。

役者の力と言えば、同僚の若い刑事マーティンソンを演じるトム・ヒドルストン。
このドラマを見たきっかけとなったのが彼なんだけど(笑)、
出番自体はそれほどないし、下っ端なので雑用ばっか(電話取らされたり)ではありますが、
とても良い存在感を放っておりますよ!
私が一番、これはすごい!って思ったのは、
第3話で同僚が殺されているのを見つけた時の表情と、
その場を去らなければと頭がまず出口に向かうのに、体がちょっと遅れて付いていく…という演技。
去り難さがそこですごく出ていて、これ計算してるのか?とか深読みかもしれないけど思ってしまった。

すごい細かいところなんだけどね^^;

いや、彼はこのドラマをきっかけに、ケネスが監督の「マイティ・ソー」に出るんだから、
何かやっぱりすごい役者としての力が備わっている人なんだろうなー。
ロキ大好き!!w

シーズン2も続けて見たい。わくわく。 


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