『ありがち日記』

『ゴールドマン家の悲劇(上)(下)』

どんな悲劇が起きたのか…



ストーリー
作家であるぼく、マーカス・ゴールドマンと恋人アレクサンドラが別れたのは彼女とぼくと従兄弟と伯父夫妻の関わる悲劇だった。ジョエル・ディケール渾身の青春ミステリ! (上)
作家マーカスの育った質素なモントクレアのゴールドマン家、裕福なボルティモアのゴールドマン家……ゴールドマン家の少年たちと伯父夫妻に起きた悲劇とは何だったのか?(下)

読み終わってだいぶ経ってしまった…
読んだ本や読みたい本を記録するために某読書アプリを使用しているのだけど、お気に入りの読書家さんの感想を読んで気になった本📖

主人公は現在作家をしているマーカス。彼はモントクレアのゴールドマン家。彼の従兄弟と伯父夫婦は裕福なボルティモアのゴールドマン家。ストーリーはマーカスと従兄弟たち(ヒレル、ヒレルと兄弟同然のウッディ)、そしてみんなの憧れの的であったアレクサンドラの4人が最も仲良く、伯父家族が最もキラキラと輝いていた時代を振り返りながら進んでいきます。
マーカスは小さい頃からボルティモアのゴールドマン家になりたくて、いつもうらやましく思っていたし、誰からも頼られる伯父は彼の誇りでもあったのですが…

まさか、ボルティモアのゴールドマン家に、あんな悲劇が起こるとは…

最初のほうはひたすらマーカスがボルティモアのゴールドマン家をうらやましがったり、元彼女のアレクサンドラに未練たらたらな描写が続くので、う~ん、そんなに面白くないかも?って思っていたのです。が、不穏な空気が流れ始めると、途端に続きが知りたくなってページをめくる手が止まらなくなります。

下巻では最も大きな悲劇が待ち受けているのだけど、実は昔から少しずつ少しずつ歯車がずれていたのです。キラキラした見かけだけではわからない、いろんな気持ちを抱え、それぞれ登場人物たちは暮らしていたし、マーカスは有名な作家になった後も過去にとらわれ続けていました。

ラストの様子では、マーカスが前に進めるようになったように思えるけど、そうだったら嬉しいんだけどなぁ。

上下巻あって長いけど、文章自体は難しくないのでサクサク読めました。期待したほどはすっごく面白い!って程でもなかったのですが(ごめん)、ほどほどに面白かったです。



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