夢の途中・・・（ARASHI 5×10＠国立霞ヶ丘競技場2日目～ファイナル）

国立ライブから１週間余りが経ったんですね。（しみじみ）
一昨夜のサッカー日本代表のオランダ戦で、彼の地のピッチ上空で降りしきる突然の雨の映像を観ながら、ファイナルの日に、音漏れを聴きに国立競技場まで行った時のことをぼんやり思っていました。

たった１週間前のことだけど、なんだか遠い昔のことのような、でもまだ感動が心の隅々まで占めていてつい昨日のことのような、不思議な感じ。


本当にあまりに濃密だったあの４日間・・・
短い夏が終わってしまった。
あっという間だったけれど、でも、一生忘れられない。
それはわたしの中だけではなく、きっと「伝説の国立」として語り継がれることになるんだろうな。



この１週間は怒涛の国立４連戦（前日のグッズ並び含む）参戦のためにおざなりになっていたいろんなことを急ピッチで片づけ、後回しにしていたいろんな手続きやら手配やら仕事関連のイヤーな会合やらで昼間はバタバタしていたら、なんだか夜はドッと疲れが出て毎日本当に眠かった、というか寝てばかりいた。（笑）
その間もちろん余韻にも浸ってはいたのだけど、どちらかというと自分でも可笑しいくらいにいろんな感情やテンションに翻弄されていました。

実は国立ファイナルの30日、あの雨の中、頼まれたグッズを買うためと、今回残念ながら参戦できなかった友人Ｊちゃんと一緒に音漏れを聴くためにまた国立競技場に出向いたのだけど、その時にそれまで（前日のグッズ並び・初日＆２日目の参戦）の高揚感とはまた違う強烈な感情の揺さぶりがあって、それがなんというか切なかったり苦しかったりホロリと温かくなったりで、何か書こうとするとものすごくセンチメンタルな気分になって、文章のテンションが定まらないの。
たぶん、体験したことがあまりに素晴らしかったということなのだろうけど、この４日間の想い出をなんとか言葉に残しておこうと思いつつ、途中まで書いては止めの繰り返し。（苦）



・・・ということでようやく少し落ち着いてきたので、まぁ詳しいレポはいろんなところで上げていただいているので割愛するとして、自分の備忘録的にまただらだら書いておこうと思います。（相変わらず無駄に長いので興味のない方スルーよろしくです・苦笑）


初日、驚きの中で始まったオープニングシーン。
メインステージのヴィジョンのはるか上空から登場し、反対のバックスタンド側の聖火台の上まで張られたワイヤーをつたってフライングして、暮れる直前の最後の日の光を浴びながら（もちろんライトも当たっていたのだろうけど）、衣装がキラキラと光っていた別世界の画を観ているようなあの瞬間。

実はあのオープニングシーンには３日間ともにいろんな感慨があって、例えば初日はアリーナ席から見上げてただただ驚き歓喜していた。
２日目はバックスタンドの少し斜めに下がったところの最上段から２段目のまさしく天井席だったから、このとき想像したことを追体験しているような、なんだか上空から俯瞰で観ているような気分で、会場全体が夕日に染まって薄いオレンジ色をしている中で、本当に宝石みたいにキラキラと一際輝く５人の姿がなんだかすごく眩しくてじんわりした。

そしてファイナルの日。
Ｊちゃんとは、開演時間頃に競技場近辺でね、というざっくりとした約束をしただけで、しかもわたしは少し遅れそうだったので、オープニングシーンは絵画館前が一番５人の姿が観れるという噂を聞きつけた彼女に、ならばそのあたりで観ていてねとメールで伝える。
そろそろ開演の頃だなーと思いながらちょうど新宿で電車を乗り換えるときに、「見えたー！」と嬉しそうに興奮した声でＪちゃんから電話がかかってきて、ただそれだけで「嗚呼、よかった、見せてあげられて本当によかった・・・」となんだか胸がいっぱいになって電車の中で泣きそうになってしまった・・・


とにかくこの３日間は、このオープニングシーンが象徴的なように、１日目は興奮と歓喜と感動の涙とともに終わり、２日目は背景に見える都心の夜景と、その中に浮かぶ競技場の光るような景色を上空からしみじみと眺めながらなんだか魂が浄化されるような気分になり、３日目はあの雨の中、Ｊちゃん他外周で中の様子を祈るように見守るたくさんの人たちの姿を見ながら、かえって実際に参戦して目の当たりにしたとき以上にドキドキと胸が締め付けられるような思いで終わったのでした。（ついでに翔くんが外の人に声をかけたと訊いて泣けた）


このファイナルの日の、「雨の中で」音漏れを聴くという初めての体験が、意外にも相当自分の中に残っているみたいで。

もちろん前日・前々日と参戦しているからこそ余計感じたことなのだろうし、あの２日間の感激は何物にも代えがたいものなのだけど、だいたいの流れがわかっているからこそ、ものすごい歓声が上がるたびに、ひゃーこの雨の中でこれもやってるんだ、などといろいろ想像できて感激も増すわけです。
スタジアムから湧き上がる歓声や、外から見えるスタンドの最後列の人たちの動向が中の様子を知るバロメーターだったわけだけど、とにかくすごく楽しそうで、お隣の神宮球場では途中で試合がノーゲームになったくらいのあんな土砂降りの中なのに、かえってそれを楽しむかのように元気な彼らの声も聴こえてきたりして、どんな過酷な条件のもとでも諦めずにベストを尽くしお客さんを楽しませようと全力でやっている彼らに、尊敬すら感じてしまった。

たぶん、この日の映像はDVDに少しでも入っていればいい方で、実際どんな風だったのか観れる機会はそうそうないかもしれない。
でも、想像できる。
土砂降りの雨の中だったからこそ余計に強くなった、彼らとファンの絆、エネルギー或いは魂の交換・・・
できれば同じ空間で想い出を共有したかったけれど、外で聴いていただけでも充分一体感は感じられたあの日の夜だったのでした。

これまで嵐ファンのお友達などと逢って昔の話を訊いたりする度に、なんでその頃からファンじゃなかったんだろうと、自分の目の節穴ぶりを呪っていたけれど、でも今は昨年の国立からでも間に合ってよかったなと、そしてとにかく今年の国立に行くことができて、雨の中音漏れを聴きに行くなんて乙女のような体験ができて、本当によかったと心の底から思います。



・・・って、なんだか実際のコンサートシーンでの想い出をほとんど書いてない事実。（爆）
ということで以下ざっくりと。

とにかく強烈だったのは・・・

２日目のオープニングで映し出された、１日目よりもさらに日焼けしたばかりのように赤黒くなっていた大野くんに驚愕！（爆）

２曲目の「Step and Go」の前に５人で円陣を組んで手を合わせたところから、すでにうるうるしていて、この曲のダンスのコンセプト？がいつも好きで好きでたまらないと改めて感じたこと

相葉くんのソロでクール相葉を見せつけられてかなりヤバかったこと
ソロはすべてよかったです。とにかくああいう趣向でソロをやろうとした心意気に感動。でも中でも一番最初だったからか、はたまたいつものソロのイメージと真逆で新鮮だったからか、あまりにカッコイ相葉くんに度肝抜かれたわたし

スクリーンいっぱいに映し出される都会の夕暮れや街並みの映像が、実際の空模様や背景に浮かぶ新宿の街の明かりと融合しながら、しっとりと歌いあげられた「Everything」の演出がメチャクチャ好きだったこと

この曲以外にもバラードが多く、今回は特に「じっくりと歌を聴く」ことが多かったこと。歌い終わった後の、黄色い歓声とかじゃない拍手の回数が多かったのも印象的

初日あまりに興奮していてなんの歌の時か忘れていたけど、「Oh Yeah!」から「ハダシの未来」への流れで、間近にトロッコで通りものすごいキラキラオーラを振りまいていた相葉くんに、３人して瞬殺されたこと
もちろんその前に通った翔くんと、その後間近で見た大野くんにもめまいがするも、わたし的には相葉くんの強烈具合が半端なかった

ＭＣで必ず相葉くんのドラマの話をして、いじっているようで実は他のメンバー（特にニノ）が楽しみでしかたなくて全力でバックアップしようとしている様子が微笑ましかったこと

hidden track、本当のタイトルは「Attack it!」というらしいんですが、まぁこの曲のイントロが流れただけで「キタキタキターーーー！」と興奮度Maxになるという事実

「明日の記憶」での、写真コラージュが最後“嵐”の文字になったところに、とにかくうるうる

「A・RA・SHI」の伝説のビニール衣装を生で観れたこと

最後の挨拶での、初日の大野くんのあまりにピュアな涙・・・
思いがけないあの涙を観た時に、嗚呼、人はこういう場面に遭遇した時信仰心が湧くものなのかも？と思ったと、翌日一緒に参戦した２人と大袈裟だよと笑いながら冗談を言っていたものの、30日の土砂降りの雨の中、外周組を含めた一体感を身をもって感じてやっぱりアリかもと。

「できるだけ」が聴けたこと。大野くんのフェイクはやっぱりスゴかった
そして、国立はどの景色も最高だった



「できるだけ」にはかなり驚きましたね。
実は密かに、メンバーの誰か（松潤の可能性が高いわけだけど）が、この記事を読んでくれたんじゃないかと思ったくらい（そんなわけはないだろうけど・苦）感激してしまった。

あと、初日は間近に来るメンバーたちに３人して興奮していたので（^^;）そんな余裕は全然なかったけれど、２日目に少しメモを取ったんですね。
その走り書きには、後から読んでも特に気のきいたフレーズなんて書いてないし断片的過ぎてうまく繋がらなかったりするのだけど、そのくしゃくしゃになった小さなメモ帳を見るだけで、たしかにあの時のあの場所のわたしと繋がっていると感じられて、この先何か残念なことが起きても、きっとわたしに勇気を与えてくれるような気がする。


そして今回全てが終わって、彼らが投げてきた直球を受けて感じたこと。
「嵐ファンて幸せだ」
やっぱり、これはどうあがいてもそうそう止められないな。

そんなわけで、まだまだ夢の途中。