またもやイチローくんネタ(笑)
昨夜も深夜に各TV局でWBCに関する様々な角度からの特集を組んでいて、あっちこっち見ながら録画しまくりましたよ。(笑)
世界一になってからというもの、いろんな番組に取り上げられた数々の名場面、インタビューを可能な限りチョコチョコ録画していて、いまだにそれを見てはウルウル胸を熱くしているのです。(^^;;;
そんな中、ネットで「ほぼ日刊イトイ新聞」に以前掲載されていたイチローくんのインタビュー記事を発見♪
「ほぼ日刊イトイ新聞 - ヒット一本が、どれだけうれしいか。」
この企画は、2004年の春、BSデジタル放送5局の共同特別番組「キャッチボール ICHIRO meets you」で、イチロー選手が2003年に打った安打数と同じ数である212人のファンの前で、直接対話をするという主旨の番組で、コピーライターの糸井重里氏がインタビュアーを務めたものだそうです。
ほぼ日では、その一部が紹介されているのですが、本が出ているということで、ここのところ少し(だけか?^^;)イチローフリークになっているわたしはすぐさま注目したところ、なんとすでにこの本我が家にありました。(^^;;;
ということで、今日はこの本のご紹介。
まぁすでに知っている方も多いとは思いますが。
2004年春ですから、今から2年前です。
今回のWBCで「新たなイチローの姿」を見たファンも多いと思いますが、この頃はまだあまりマスコミには積極的には登場してないというか自分をさらけ出してはいない頃ですね。
ところが糸井さんが本当にインタビュアーとして優れているのだと思うのですが、とても雄弁に野球について人生について語っています。
特別言葉にセンスがあるとかではないのだけど、すごく力があります。
野球をやる上でためになるというだけでなく、イチローくんの言葉には人生そのものに役立つヒントがたくさん詰まっている感じがします。
読んでいて、たくさん心の中に「太字」ができました。
実際、本には太字で強調されている言葉がよく出てくるのですが、それは注釈を促すものなんですが、この注釈がまたすごいんですよ。
よく取材されていて、文中の言葉を非常に適切に補っています。
わたし的にとても気になった&気に入った点はいくつかあるのですが、そのうちのいくつか紹介すると、ひとつは「自分のナナメ上にはもうひとり自分がいる」というくだりです。
つまり自分を客観視できる能力が大切だということですが、特にアメリカで野球をやる上で大切なのは、「自分で自分を教育できる、コーチできる能力」だというのです。
客観視できるようになったことで、自分の行動の意味を必ず説明できる自信もあるのだとか。
これは野球に限らず、仕事をする上でも非常に大切なことではないかと。
能力を伸ばすという意味でも、責任を取るという意味でも、なんか大切なんじゃないかなーと思うわけです。
そしてそのためには、「自分のカタチ」を作ることも大事だとも。
あとは、野球の話だと、「ヒット1本が、どれだけうれしいか。」という部分。
1本のヒットを打つために費やしている時間、いろいろな投資、準備。。
これは今回、王監督に聞いたという「打撃が簡単になったことはありますか?」という質問に繋がるテーマだと思うのですが、本当にとてつもなく大変な日々の「準備」がヒット1本に繋がっているのだな~と実感します。
それから「以前は何かを達成した時に自分の可能性を感じていたが、今は知らないことに出合った時に『お、自分はまだまだいける』と思う」というところ。
この境地はなかなか辿りつけないものですが、一流の人ですら、何かを達成したその先にもまだ可能性はたくさんあって、野球でもなんでももっと面白いことができると考えることこそ、新しいことができるんじゃないかなと、思ったわけなのでした。
というわけで、2時間もかからずに読めちゃうような薄い本ですが、他にもいろいろ、なかなかに中身の濃い本だと思います。
巻末に背番号51にちなんで「五十一のイチロー哲学」として言葉が紹介されているので、ときどき思い出したい時に、けっこう便利かも。
あとわたしが野球を好きになったきっかけであるカル・リプケンjr.が言った言葉…
「野球が全てを教えてくれた」
これをひさしぶりに思い出した本でもありました。
ところで文中に、「畑違いのことは、やるべきではない」という段落があるのですが、この中で会場のお客さんからの質問に関連して「『古畑任三郎』の犯人役が依頼されたらどうするか?」というのがあって、「後ろ姿など、遊び心で出ることはあっても、それ以外の出演はしたくはないですね」と答えているんです。
この2年間でのイチローくんの心境の変化を想像するのも楽しそうです。(笑)
たぶん、「ゆとりを持つ」ということができるようになったのではないかと思うのですが…どうでしょう?(^^;;;
ルールーのお気に入り度
★★★☆(※5段階評価3.5)
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昨夜も深夜に各TV局でWBCに関する様々な角度からの特集を組んでいて、あっちこっち見ながら録画しまくりましたよ。(笑)
世界一になってからというもの、いろんな番組に取り上げられた数々の名場面、インタビューを可能な限りチョコチョコ録画していて、いまだにそれを見てはウルウル胸を熱くしているのです。(^^;;;
そんな中、ネットで「ほぼ日刊イトイ新聞」に以前掲載されていたイチローくんのインタビュー記事を発見♪
「ほぼ日刊イトイ新聞 - ヒット一本が、どれだけうれしいか。」
この企画は、2004年の春、BSデジタル放送5局の共同特別番組「キャッチボール ICHIRO meets you」で、イチロー選手が2003年に打った安打数と同じ数である212人のファンの前で、直接対話をするという主旨の番組で、コピーライターの糸井重里氏がインタビュアーを務めたものだそうです。
ほぼ日では、その一部が紹介されているのですが、本が出ているということで、ここのところ少し(だけか?^^;)イチローフリークになっているわたしはすぐさま注目したところ、なんとすでにこの本我が家にありました。(^^;;;
ということで、今日はこの本のご紹介。
まぁすでに知っている方も多いとは思いますが。
2004年春ですから、今から2年前です。
今回のWBCで「新たなイチローの姿」を見たファンも多いと思いますが、この頃はまだあまりマスコミには積極的には登場してないというか自分をさらけ出してはいない頃ですね。
ところが糸井さんが本当にインタビュアーとして優れているのだと思うのですが、とても雄弁に野球について人生について語っています。
特別言葉にセンスがあるとかではないのだけど、すごく力があります。
野球をやる上でためになるというだけでなく、イチローくんの言葉には人生そのものに役立つヒントがたくさん詰まっている感じがします。
読んでいて、たくさん心の中に「太字」ができました。
実際、本には太字で強調されている言葉がよく出てくるのですが、それは注釈を促すものなんですが、この注釈がまたすごいんですよ。
よく取材されていて、文中の言葉を非常に適切に補っています。
わたし的にとても気になった&気に入った点はいくつかあるのですが、そのうちのいくつか紹介すると、ひとつは「自分のナナメ上にはもうひとり自分がいる」というくだりです。
つまり自分を客観視できる能力が大切だということですが、特にアメリカで野球をやる上で大切なのは、「自分で自分を教育できる、コーチできる能力」だというのです。
客観視できるようになったことで、自分の行動の意味を必ず説明できる自信もあるのだとか。
これは野球に限らず、仕事をする上でも非常に大切なことではないかと。
能力を伸ばすという意味でも、責任を取るという意味でも、なんか大切なんじゃないかなーと思うわけです。
そしてそのためには、「自分のカタチ」を作ることも大事だとも。
あとは、野球の話だと、「ヒット1本が、どれだけうれしいか。」という部分。
1本のヒットを打つために費やしている時間、いろいろな投資、準備。。
これは今回、王監督に聞いたという「打撃が簡単になったことはありますか?」という質問に繋がるテーマだと思うのですが、本当にとてつもなく大変な日々の「準備」がヒット1本に繋がっているのだな~と実感します。
それから「以前は何かを達成した時に自分の可能性を感じていたが、今は知らないことに出合った時に『お、自分はまだまだいける』と思う」というところ。
この境地はなかなか辿りつけないものですが、一流の人ですら、何かを達成したその先にもまだ可能性はたくさんあって、野球でもなんでももっと面白いことができると考えることこそ、新しいことができるんじゃないかなと、思ったわけなのでした。
というわけで、2時間もかからずに読めちゃうような薄い本ですが、他にもいろいろ、なかなかに中身の濃い本だと思います。
巻末に背番号51にちなんで「五十一のイチロー哲学」として言葉が紹介されているので、ときどき思い出したい時に、けっこう便利かも。
あとわたしが野球を好きになったきっかけであるカル・リプケンjr.が言った言葉…
「野球が全てを教えてくれた」
これをひさしぶりに思い出した本でもありました。
ところで文中に、「畑違いのことは、やるべきではない」という段落があるのですが、この中で会場のお客さんからの質問に関連して「『古畑任三郎』の犯人役が依頼されたらどうするか?」というのがあって、「後ろ姿など、遊び心で出ることはあっても、それ以外の出演はしたくはないですね」と答えているんです。
この2年間でのイチローくんの心境の変化を想像するのも楽しそうです。(笑)
たぶん、「ゆとりを持つ」ということができるようになったのではないかと思うのですが…どうでしょう?(^^;;;
ルールーのお気に入り度
★★★☆(※5段階評価3.5)
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