最近とても気になるうた…「クロ」

２週間ほど前になにげなくＴＶをつけた時にＮＨＫ「みんなのうた」で流れていて、ずっとずっと気になっていたのにその後全然見れなかったうた…（今日ようやく見れました^^;）
シンガーソングライターの遊佐未森（ゆさみもり）さんの「クロ」という曲です。。


いつの間にか住みついた半ノラ猫の黒猫“クロ”との出逢いから別れまでを、思わず口ずさんでしまう軽やかなメロディと、よく通る透明感のある歌声に乗せて歌われています。

最初は猫のイラストがあんまり可愛くて思わず見入っていたのですが、歌詞がまた切ないんですよね～
猫を飼ったことのある人なら、きっと誰でも胸がキュンとなってしまうフレーズがいっぱいです。。
そしてまた、うたに合わせたアニメーションがいいんですー


歌詞を紹介します

♪大きな木の下ではじめてクロに会った
　少し近づいたらしゃべるように鳴いた
　つぶらな瞳に
　小さな陽だまり見えた
　クロネコだからクロ
　いつのまにかわたしの家で暮らしだした
　半ノラだけどね
　言葉がなくても伝わる気持ち
　気の向くまま進む足どりで
　青い風を連れてくる
　君に会えたことが宝物
　同じ季節のなかで
　今も
　
　くもの巣を頭にからませて出てきたり
　歌を作ってると遠い目できいた
　笑いあえた日々
　数えた季節
　暗い夜に待っていてくれた塀の上は誰もいない
　ある日クロはふらりと出たまま
　そっとこの夜空になった
　気の向くまま進む足どりで
　青い風を連れてくる
　君に会えたことが宝物
　同じ季節のなかで今も
　ずっとずっと


ＴＶ画面を映した写真（写真ボケボケ^^;;;）

大きな木の下ではじめてクロに会った


少し近づいたらしゃべるように鳴いた


つぶらな瞳に


言葉がなくても


伝わる気持ち


歌を作っていると


笑いあえた日々


かぞえた季節


青い風を連れてくる



実家で昔猫を飼っていたんですけどね、黒とこげ茶のキジトラで“モンタン（＝通称ニャンブー）”という名前で、本当に性格がユニークで愛嬌のある可愛らしい猫でした。

見かけも家族はみんな可愛いと思っていたのですが、でも我が家を訪れる人が皆、
「まぁ、大きな（顔の）猫ちゃんねー」
と言っていたので、世間的には美しい猫ではなかったようでした。（^^;;;;;

でもわたしは彼が本当に大好きだった。
このうたの“クロ”みたいに黙ってそっと傍にいてくれたり、膝の上で寝ていたと思ったら、ＴＶに夢中になっているわたしに手をヒョイヒョイと振って自分の方を向かせたり…
毎日がとっても楽しくて…
１０年目に病気で死んでしまったときは、会社に行けなくて休んでしまったほどです。

なのでどうしても思い出してしまって、最初の出逢いの場面は「そうそう、猫ってこうだよねー」なんて聴いていたのですが、最後の別れのシーンになったらもうダメ、号泣してしまいました。
今もし、芸能人「誰が最初に涙が出るか」コンテストに出たら、わたし間違いなく１分以内で泣けます！（いや、芸能人じゃありませんが^^;;;）


別に猫だけじゃなくても、人は大切なものを失ったときに、その事実をどう自分の内に受け入れられるか、想い出とどう向き合うか…切なくなるような瞬間だしとても切実な問題ですね。
だけど少なくとも、彼らと逢えたことは本当に宝物だったはず！

君に会えたことが宝物



猫を亡くしてしまった人はたぶん涙なくしては聴けないと思います。
でも宝物だった日々を思い出しながら、そして今飼っている幸せな人は今の宝物のような時間を大切に思いながら、もちろんオレは犬の方が好きだっていう人も(^^;)、ぜひぜひ聴いてみてくださいな。
まぁどっちにしても、涙腺が緩むこと必至だと思いますが。


ＮＨＫ「みんなのうた」公式ＨＰ→コチラ
※放送スケジュールが出ているので、見逃しませんように～


それにしても、「みんなのうた」って本当に良質の絵本のようですね。
この１２～１月に「クロ」と同様新曲で流れている「グラスホッパー物語」も、なかなか見応えのある曲ですよ。


←ひっそりと参加中♪（笑）応援よろしくです～



さしずめ今のわたしの宝物はファイティーくん♪（^^;;;;;