![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/28/fa4e0bbdc269b9ec1480c43d32873de3.jpg)
今春はファッション界もアントワネット気分?なのだとか。
現代のセレブリティ、ソフィア・コッポラが描く、歴史上最もセレブな王妃マリー・アントワネットの物語・・・
公式サイト→コチラ
カンヌ映画祭では大喝采の前にブーイングも起ったという今作品。
それは、たとえマリー・アントワネットがルイ王朝を破滅に追いやった中傷とスキャンダルにまみれた王妃であったとしても、もう少し重厚なドラマにするべきだ、とでもいう意味なのでしょうか?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
かくしてソフィア・コッポラが描いたマリー・アントワネットの物語は、ポップでパンキッシュでイノセンス♪
決して普通の伝記物語ではなくて、ソフィアによる「少女の自分探しの旅3部作」の最終章と言われているだけあって、天下の王妃マリー・アントワネットを1人のガーリッシュな女の子に仕立て上げ、あくまでアントワネットの視点による革命前までの物語をソフィアのフィルターを通した世界観で描いた、ということのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b9/1e8075cb97a2fd96afd401170ce26364.jpg)
ソフィアの作品は『ロスト・イン・トランスレーション』のDVDを先日横目でチラッと見た限り。
感性とセンスだけで撮ったような印象を受けたけれど、たしかアカデミー賞では脚本賞を取ったんでしたよね?
もっともキチンと見たわけではないので深くは語れないのですけども。
この『マリー・アントワネット』は、そういう意味ではこれまでの感性+映像や音楽の美的センスが非常に前面に出ていた感じがします。
10数年前にファッション・フォトグラファーとして活躍していた頃からの(なんと!ダーリンはその頃仕事を一緒にしたことがあるらしい
)、そしてその後の女優やデザイナー、もちろん映画監督&脚本家など様々な経験が結実したような作品。
それはまぎれもなくソフィアにしか表現できない種類のモノで、そのあまりに自由なスタイルに、生まれながらにアーティスト一家の溢れるような才能を受け継いだ彼女が、羨ましくてしかたがない。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/55/376b25d8cd8eecccab2fc463ea7860b9.jpg)
とにかくドレスと靴が可愛いのなんのって。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
ドレスも今までのコスチューム劇映画と似て異なるもので、現代的なファッションセンスに満ち溢れている。
なんといってもお菓子のマカロンにインスパイアされたという甘いパステル調の色合いと、レースやリボンといったロマンティックなディテールには、映画を観ながら思わず「カワイイ~
」と声をあげてしまいそうなほど。
今春夏のファッション界でも注目されているそうで、アレキサンダー・マックィーンなどはアントワネットをテーマに掲げているそうだし、ルイ・ヴィトンやアルビーノでも花柄などフェミニンなスタイルが提案されていて、一気にロマンティックムード全開になりそうです。
わたしは特にマロノ・ブラニクの靴に溜息が漏れてしまった。。(ウットリ
)
外で履くのがもったいないほど、宝石のように存在感のある靴たち。。。
それからポーカーのチップまで貝調のピンク色をしていたり、パリの老舗「ラデュレ」の創ったお菓子の数々など、なにもかもがポップでキュート♪
とにかく美術は凝っていて予算が惜しみなく使われている感じで、これらを観るだけでも楽しくなることうけあいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/01/67c02daf83a0f5246a5721d98f1e8b8b.jpg)
・・・ところで肝心のストーリーですが、誰もが知っている歴史上の人物としてのマリー・アントワネットの足跡ではなく、というよりむしろスキャンダルな史実などを中心に描くことなく、マリーの心の内にスポットを当てています。
どんなに贅沢をしても、どんなに着飾っても満たされない孤独な心・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_alone.gif)
それでも若さゆえの無邪気で天真爛漫な表情に、切ない感じでキュンとなって自然と感情移入してしまうのです。
そしてそのイノセンスな感じをキルスティン・ダンストがとても自然に魅力的に演じています。
それは他の女優ではなかなか出せない雰囲気があって、決して美人じゃないし今まで思っていたアントワネット像とは違う感じなのに、彼女はいつもその役にピッタリで驚かされます。
映像もとにかくキレイで、特に仮面舞踏会で夜通し遊んだ明け方に見る朝日の光景や、最後にベルサイユを去る時の庭園の風景など息を呑む美しさ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
屋内の創り込まれた映像も素敵だけど、外の風景は開放感があって風まで感じられそうでした。。
音楽もとても楽しかったし。。
・・・そんなわけでとっても見応えがあったし、ソフィアのセンスを堪能できて目と耳の保養にもなったのですが、ただ一方でわたし的には、言葉(セリフ)による感動は少なかったかなと。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
というわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★☆(65点/100点満点)
※評価はかなり二分されそうな気が…。でも観ておいて損はないかも![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
←ひっそりと参加中♪_(-_-)_ペコリ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
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当ブログの【映画レビューINDEX】
現代のセレブリティ、ソフィア・コッポラが描く、歴史上最もセレブな王妃マリー・アントワネットの物語・・・
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カンヌ映画祭では大喝采の前にブーイングも起ったという今作品。
それは、たとえマリー・アントワネットがルイ王朝を破滅に追いやった中傷とスキャンダルにまみれた王妃であったとしても、もう少し重厚なドラマにするべきだ、とでもいう意味なのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
かくしてソフィア・コッポラが描いたマリー・アントワネットの物語は、ポップでパンキッシュでイノセンス♪
決して普通の伝記物語ではなくて、ソフィアによる「少女の自分探しの旅3部作」の最終章と言われているだけあって、天下の王妃マリー・アントワネットを1人のガーリッシュな女の子に仕立て上げ、あくまでアントワネットの視点による革命前までの物語をソフィアのフィルターを通した世界観で描いた、ということのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b9/1e8075cb97a2fd96afd401170ce26364.jpg)
ソフィアの作品は『ロスト・イン・トランスレーション』のDVDを先日横目でチラッと見た限り。
感性とセンスだけで撮ったような印象を受けたけれど、たしかアカデミー賞では脚本賞を取ったんでしたよね?
もっともキチンと見たわけではないので深くは語れないのですけども。
この『マリー・アントワネット』は、そういう意味ではこれまでの感性+映像や音楽の美的センスが非常に前面に出ていた感じがします。
10数年前にファッション・フォトグラファーとして活躍していた頃からの(なんと!ダーリンはその頃仕事を一緒にしたことがあるらしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
それはまぎれもなくソフィアにしか表現できない種類のモノで、そのあまりに自由なスタイルに、生まれながらにアーティスト一家の溢れるような才能を受け継いだ彼女が、羨ましくてしかたがない。。
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とにかくドレスと靴が可愛いのなんのって。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
ドレスも今までのコスチューム劇映画と似て異なるもので、現代的なファッションセンスに満ち溢れている。
なんといってもお菓子のマカロンにインスパイアされたという甘いパステル調の色合いと、レースやリボンといったロマンティックなディテールには、映画を観ながら思わず「カワイイ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
今春夏のファッション界でも注目されているそうで、アレキサンダー・マックィーンなどはアントワネットをテーマに掲げているそうだし、ルイ・ヴィトンやアルビーノでも花柄などフェミニンなスタイルが提案されていて、一気にロマンティックムード全開になりそうです。
わたしは特にマロノ・ブラニクの靴に溜息が漏れてしまった。。(ウットリ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/nezumi.gif)
外で履くのがもったいないほど、宝石のように存在感のある靴たち。。。
それからポーカーのチップまで貝調のピンク色をしていたり、パリの老舗「ラデュレ」の創ったお菓子の数々など、なにもかもがポップでキュート♪
とにかく美術は凝っていて予算が惜しみなく使われている感じで、これらを観るだけでも楽しくなることうけあいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/01/67c02daf83a0f5246a5721d98f1e8b8b.jpg)
・・・ところで肝心のストーリーですが、誰もが知っている歴史上の人物としてのマリー・アントワネットの足跡ではなく、というよりむしろスキャンダルな史実などを中心に描くことなく、マリーの心の内にスポットを当てています。
どんなに贅沢をしても、どんなに着飾っても満たされない孤独な心・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_alone.gif)
それでも若さゆえの無邪気で天真爛漫な表情に、切ない感じでキュンとなって自然と感情移入してしまうのです。
そしてそのイノセンスな感じをキルスティン・ダンストがとても自然に魅力的に演じています。
それは他の女優ではなかなか出せない雰囲気があって、決して美人じゃないし今まで思っていたアントワネット像とは違う感じなのに、彼女はいつもその役にピッタリで驚かされます。
映像もとにかくキレイで、特に仮面舞踏会で夜通し遊んだ明け方に見る朝日の光景や、最後にベルサイユを去る時の庭園の風景など息を呑む美しさ。
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屋内の創り込まれた映像も素敵だけど、外の風景は開放感があって風まで感じられそうでした。。
音楽もとても楽しかったし。。
・・・そんなわけでとっても見応えがあったし、ソフィアのセンスを堪能できて目と耳の保養にもなったのですが、ただ一方でわたし的には、言葉(セリフ)による感動は少なかったかなと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
というわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★☆(65点/100点満点)
※評価はかなり二分されそうな気が…。でも観ておいて損はないかも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
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当ブログの【映画レビューINDEX】
まぁ、ルールーさんのダーリンは一緒に仕事をしたことがあるんですの?
あら、ステキ♪
ブランド名をきっちりおさえていて素晴らしいです。
扇子はどこのものでしょ??
そうそう、靴はめちゃめちゃかわいかったですよね。
私には履けないが、各種取り揃えて飾りたーい。
マカロンも全色揃えたーい。
キルスティンの着たドレスの数を数えようとしたんですけど、30あたりでわからなくなりましたわ・・・。
とにかくゴージャスでしたっ。
靴はマロノ・ブラニクってとこのものなんですか~。
素晴らしく可愛いものばっかりでしたね。
ミュールが多いのかな。
何気にスニーカーもあった気がしますがそういう
遊び心が良かったです。
マカロン人気も爆発しそうですが。
女性は甘いものは胃袋が別ですものね。笑
ところでそーなんですよ、映画観終わった後にダーリンから聞いてわたしもびっくり!
といっても、当時はまだ下っ端だったはずなので(^^;)彼がメインで彼女と仕事したわけではないと思います。
担当していたクライアントのファッションスチールを撮ってもらったとかなんとか。
でもって扇子はねー、知りません!(笑)
靴は本当に可愛かったですよね。
靴好きなのでウットリでしたわ。
ラデュレのマカロンは、どうも日本では買えないみたいですね。
以前、伊勢丹でフェアをやったみたいけれど。
なんでも直径7cm(だったかな?)くらいある、けっこう大きなマカロンらしいですよん。
ドレスの数は・・・最初から考えてませんでしたわ。
とにかくわたし的には目と耳の保養になったので、それだけでよしとした映画でした。(^^;;;
映画で出てきたのは特注だろうからかなりお高いと思いますが、普通に買ってもかな~り高いのでわたしはもちろん持ってないんですけどね。
それでそうそう、スニーカーとかありましたよねー
時代考証とかにとらわれない、今回の様々なファッションは本当に見応えありましたね。
で、マカロンですが、映画に出てきたのは今のところ日本では買えないらしく。。
でもいろんなお店で造っているから、今後ますます人気スイーツになるかもですね♪
映画、、、の感想より、ダーリンさんすごーい
そしてなんだかかっこよさそうなお仕事している感じですね♪ステキ
映画の世界観はやっぱり見とれちゃいました~
マロノ・ブラニク、、、一度は履いてみたいあこがれ~。
そしてあんなにもカラフルなドレスやシューズ、スイーツたちに囲まれたい
キルスティンは思っていたより良かったな☆
あの靴は今でも絶対履けるって言うくらいに
可愛いものばかりでしたね。
あの毛皮っぽいのがくっついてたの欲しかったぁ。
キルスティンが自然な感じで嫌味がなく
本当にいい味出てましたね。
目も耳も楽しませてくれる映画でした。
内容はともかく・・・
むしろなかなか新しい趣向でマリー・アントワネットを描き出した興味深い作品だったとさえ思うんですが・・・・。
私ね、あの超ガーリーテイストが全く合わない(苦)。
あんなケーキなぞ全然食べたいとも思わん・・
というわけで、多くの女子が喜び、真っ先に反応しそうなものに、私がハマることが出来なかったという理由で、高評価は付けれませんでした(苦)。
すみません。
決して悪い作品ではないです。
とあるファッションブランドのカタログのモデル撮影をお願いしたみたいです。
えー、そんなわけで広告関係の仕事をしているんざんすよ。
映画が公開されてからファッション業界の人と逢うと、しばらく「映画観た?」が挨拶代わりだったようで、まぁわたしたち的にはファッションチェックみたいな意味合いも兼ねた観賞だったのでした。
ソフィアのインタビュー記事も事前に読んでいて、これはマリー・アントワネットの史実に基づいた人間ドラマとは違うというのも知っていたから、なんつーか内容的には「感動」とか無縁のモノだと覚悟していたので、ファッションや小物達にウットリ
ミュール・・・どうなんでしょうね?ちょっと調べた限りだと近年登場したみたいな?
たぶん、そういう時代考証とは無縁の中で創作された小物だったんじゃないですかねー(って、間違っていたらすみません^^;)
キルスティンはソフィアが最初から彼女と決めていたみたいなので、ビミョ~でしたが役柄にはピッタリだったと思いました。
>内容はともかく・・・
ムフフ、本当に。
たしかに1人の女の子としての心情には触れることはできたけど、もっといろんな事件やドラマがあったはずなのに、と思うと心にガツンと来るものはなかったですねー
上のきららさんへのコメントに書いた通り、なんかね、わたしはファッションとして観賞したって感じですわ。
なので映画としての出来という意味では、65点というのは可もなく不可もなくって感じでしょうか。
けっこういつも点が甘いので、そういう意味では決して点数は高いわけじゃないんだけど、でもあの感性はやっぱりソフィアしか表現できないかなーとは思います。
昔の彼女が撮ったファッション写真、なかなかカッコイイのよ、これが。
やっぱりセンスはすごくあると思いますわ。