昔々あるところに、金貨や宝石を生むロバのおかげで大変裕福な“青の国”がありました。美しいお妃は病の床で「自分より美しい女性と再婚して」と王に言い残して他界。世継ぎがいないことから家臣達は王の再婚を願うが、お妃より美しい女性などいるはずもなく。。唯一お妃より美しいのは一人娘の王女ただ1人…なんと!王は彼女に求婚するのでした…
公式HP→コチラ
公開最終日にギリギリセ-フで観てきました。
前売り買っておきながら今さら行くのが億劫なんて言いましたが、いや~寒空の中、観に行ってよかったです。
クリスマス時期に観るに相応しい映画でした
この映画は『シェルブールの雨傘』等で知られる名匠ジャック・ドゥミ監督と、作曲家ミッシェル・ルグランのコンビによる作品です。
1970年に製作して、公開以来ビデオやDVD化されずに伝説となっていた“幻”の映画らしいです。
30年以上経って、ドゥミ監督夫人にして名監督でもあるアニエス・ヴェルダの監修の元、デジタル技術を駆使して美しい映像で現代に蘇ったわけですが、最近こうして昔の映画が当時の美しさのまま再現されるようになって本当に嬉しいですね。
原作は「シンデレラ」「眠れる森の美女」などで知られるシャルル・ペローの『ペロー童話集』の中の、もうひとつのプリンセスストーリー「ロバの皮」
このお話、ストーリー的には変形「シンデレラ」という趣きなんですが、他の話に比べてかなりハチャメチャな設定なんですよねー
まず呆気にとられるのが、王が実の娘に求婚するというのもそうなんですが、求婚されたことをリラの妖精に相談した王女が、妖精のアイデアで王に次々に無理難題をふっかけるもことごとく願いを叶えてくれる父親の愛情を見て、
「結婚してもいいかしら?」
「なぜ父上の愛に応えてはいけないの?」
なんて言い出すところ(オイオイ^^;)…
なんか日本の皇室だったら…なんて想像していまいました。(悲鳴)
前半はこのとんでもない父親の手からいかに逃げるかがメインなのですが、この父親にふっかける難題がけっこう見応えがあるのです。
空の色のドレス、月の色のドレス、太陽の色のドレスと望むのですが、これが本当にきらびやかでゴージャス♪
特に上の空色のドレスは、全身の写真じゃないのでわかりづらいんですけど、本当に空に雲が流れる映像が生地の上で表現されていて、映像的にもかなり楽しめるんですよねー
そして最後の手段として宮殿で飼われている金を生む不思議なロバの皮を欲しいというのですが、それさえも叶えてしまった王から逃げるために、そのたった今剥いできたばかりのロバの皮を被って変装して王女は宮殿を後にするわけです。
でも剥いだばかりのロバの皮…
当然なめす時間もなかったわけで、匂いはいかばかりかと思うと想像したくないっていうか…
ロバの皮を被って“赤の国”に逃げ込み、下女に身を落として森の小屋に住む王女は、当然町の皆からは嫌われ者。
でも妖精のはからいで魔法の杖をもらっているのでいつでも王女に変身できるわけ。
なので赤の国の王子が町を訪れるとき、森の小屋で王女に変身して王子が来るのを待ったりと、本当はけっこうしたたかさん。(^^;;;;;
手鏡で王子がひと目惚れした様子を盗み見てニヤリ?とするシーンなんて、かなりかけひき上手です。
シンデレラの靴の役割は、“ロバの皮(=王女)”が王子のために作ったケーキの中にしのばせた指環になるんですが、これがすごく小さなサイズで、国中の女性達が指を細くするために四苦八苦する様がけっこう笑えます。
最後、王女だけが指環が入るわけなんですが、そのときあの「金を生むロバの皮」から、「黄金に輝く太陽の色のドレス」に変身した王女が現れるシーンが、なんとも言えずロマンチックなんですよね。
そういえば王子役の人、どこかで見た顔だなーと思っていたら、『ニューシネマパラダイス』のあの男の子が大人になったときのジャック・ペランでした。
ドヌーブに比べると年下チックというか、ミョーにちょうちんブルマがお似合いでした♪
あと最後の呆気に取られるシーンは、あんなに王様との結婚を反対したリラの妖精が、王様のお妃になって空から現れたときのシーン。。
いくらなんでもそんなバナナ…というシーンです。(^^;;;;;
そういえば、森の中の妖精の住処にも大昔の話のはずなのにベージュの電話が置いてあったしなぁ。。
まぁ結局はみんなメデタシメデタシなんですが、とにかく不思議ワールド満載な映画でした。
でもドヌーヴの美しさはこの世のものとも思えないほどだったし、ドレスや王様のマントも鳥みたいで面白いし、お妃を入れる透明のドーム型カプセルなど、とにかく絵的に魅せてくれますよ。
といっても、もう東京での上映は終わっちゃったんですけどね。(いひ)
・・・そんなわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★(70点/100点満点)
※ストーリーはハチャメチャだったりしますが、とにかくゴージャスで夢のような映画です♪
←ひっそりと参加中♪(笑)応援よろしくです~
当ブログの【映画レビューINDEX】
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公開最終日にギリギリセ-フで観てきました。
前売り買っておきながら今さら行くのが億劫なんて言いましたが、いや~寒空の中、観に行ってよかったです。
クリスマス時期に観るに相応しい映画でした
この映画は『シェルブールの雨傘』等で知られる名匠ジャック・ドゥミ監督と、作曲家ミッシェル・ルグランのコンビによる作品です。
1970年に製作して、公開以来ビデオやDVD化されずに伝説となっていた“幻”の映画らしいです。
30年以上経って、ドゥミ監督夫人にして名監督でもあるアニエス・ヴェルダの監修の元、デジタル技術を駆使して美しい映像で現代に蘇ったわけですが、最近こうして昔の映画が当時の美しさのまま再現されるようになって本当に嬉しいですね。
原作は「シンデレラ」「眠れる森の美女」などで知られるシャルル・ペローの『ペロー童話集』の中の、もうひとつのプリンセスストーリー「ロバの皮」
このお話、ストーリー的には変形「シンデレラ」という趣きなんですが、他の話に比べてかなりハチャメチャな設定なんですよねー
まず呆気にとられるのが、王が実の娘に求婚するというのもそうなんですが、求婚されたことをリラの妖精に相談した王女が、妖精のアイデアで王に次々に無理難題をふっかけるもことごとく願いを叶えてくれる父親の愛情を見て、
「結婚してもいいかしら?」
「なぜ父上の愛に応えてはいけないの?」
なんて言い出すところ(オイオイ^^;)…
なんか日本の皇室だったら…なんて想像していまいました。(悲鳴)
前半はこのとんでもない父親の手からいかに逃げるかがメインなのですが、この父親にふっかける難題がけっこう見応えがあるのです。
空の色のドレス、月の色のドレス、太陽の色のドレスと望むのですが、これが本当にきらびやかでゴージャス♪
特に上の空色のドレスは、全身の写真じゃないのでわかりづらいんですけど、本当に空に雲が流れる映像が生地の上で表現されていて、映像的にもかなり楽しめるんですよねー
そして最後の手段として宮殿で飼われている金を生む不思議なロバの皮を欲しいというのですが、それさえも叶えてしまった王から逃げるために、そのたった今剥いできたばかりのロバの皮を被って変装して王女は宮殿を後にするわけです。
でも剥いだばかりのロバの皮…
当然なめす時間もなかったわけで、匂いはいかばかりかと思うと想像したくないっていうか…
ロバの皮を被って“赤の国”に逃げ込み、下女に身を落として森の小屋に住む王女は、当然町の皆からは嫌われ者。
でも妖精のはからいで魔法の杖をもらっているのでいつでも王女に変身できるわけ。
なので赤の国の王子が町を訪れるとき、森の小屋で王女に変身して王子が来るのを待ったりと、本当はけっこうしたたかさん。(^^;;;;;
手鏡で王子がひと目惚れした様子を盗み見てニヤリ?とするシーンなんて、かなりかけひき上手です。
シンデレラの靴の役割は、“ロバの皮(=王女)”が王子のために作ったケーキの中にしのばせた指環になるんですが、これがすごく小さなサイズで、国中の女性達が指を細くするために四苦八苦する様がけっこう笑えます。
最後、王女だけが指環が入るわけなんですが、そのときあの「金を生むロバの皮」から、「黄金に輝く太陽の色のドレス」に変身した王女が現れるシーンが、なんとも言えずロマンチックなんですよね。
そういえば王子役の人、どこかで見た顔だなーと思っていたら、『ニューシネマパラダイス』のあの男の子が大人になったときのジャック・ペランでした。
ドヌーブに比べると年下チックというか、ミョーにちょうちんブルマがお似合いでした♪
あと最後の呆気に取られるシーンは、あんなに王様との結婚を反対したリラの妖精が、王様のお妃になって空から現れたときのシーン。。
いくらなんでもそんなバナナ…というシーンです。(^^;;;;;
そういえば、森の中の妖精の住処にも大昔の話のはずなのにベージュの電話が置いてあったしなぁ。。
まぁ結局はみんなメデタシメデタシなんですが、とにかく不思議ワールド満載な映画でした。
でもドヌーヴの美しさはこの世のものとも思えないほどだったし、ドレスや王様のマントも鳥みたいで面白いし、お妃を入れる透明のドーム型カプセルなど、とにかく絵的に魅せてくれますよ。
といっても、もう東京での上映は終わっちゃったんですけどね。(いひ)
・・・そんなわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★(70点/100点満点)
※ストーリーはハチャメチャだったりしますが、とにかくゴージャスで夢のような映画です♪
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こちらからもトラックバックさせていただきましたね。
私も最終の週に行ったのですが、昔よりも美しくなった映像で楽しんで帰ってまいりました。
黒いバックに写真が映えて素敵なブログですね。
これをご縁にまた覗かせていただきます。
もし見たい方は「シネカノン神戸」のモーニングショーへ!!
コメントどうもありがとうございます♪
本当に原色がキレイでしたね。
それに当時若くて美しかった豪華俳優陣が、キラキラ輝いて楽しそうに演じていたのは、本当に見応えがありました。
お話はかなりぶっ飛んでましたけどね…
>黒いバックに写真が映えて素敵なブログですね。
ありがとうございます。
でもこれクリスマスバージョンなので、もうすぐ変える予定なんですよー(^^;;;;;
シロのママさんのところのシロちゃんは、本当にキレイな猫ちゃんですね。(羨)
また寄らせていただきます。
今後ともよろしくです~
機会がありましたら是非観てみてくださいね。
まぁ、話はかなり「あれ?」な感じなんですけども(^^;;;;;
とにかくドヌーヴが美しくて、衣装が豪華絢爛でとてもロマンチックです。
映像を観るだけでも価値はありますよ~ん
感想待ってますねー
ホントですねー