追悼試合。

もはや我らがファイターズに関しては、その昔東京時代の恒例だった毎日の「小さな幸せ」を探すことくらいしか、楽しみを見出せない今日この頃・・・

もう、勝つ気がしなーい！（苦涙）


ほんと、どうしたんだろう・・・（涙）

たった１週間前、ようやく「春の兆し」を感じたばかりというのに。。。

「弱い」わけじゃないし（いや、もはやコレを弱いチームと言うのか？苦笑）、「選手全員のバイオリズムが揃って下降線を辿っている」わけでもないと思う。
昔はよく誰かが調子を落とすと、周りも引きずられるようにチーム全体で調子を落として、なかなか浮上できなかったものだけど、少なくともメンタルの部分では最近の選手たちにそんなそぶりは感じられない。

昨年あれだけ充実していた投手陣の不調と、やっぱりスレッジ選手の移籍で大きいのを打てる選手がいなくなったってことなんですかね？

故障者がなにげに多いのも痛いなー
そのため最近、あ、こんな選手もいたんだという見慣れない選手や珍しい選手のスタメン起用が多いのも、打線が繋がらなかったり、鉄壁だったはずの守備にエラーが重なることに繋がっているのかも。
必死さが空回りしている的な？

とにもかくにも、今のファイターズに常勝軍団的なエネルギーやうねりのようなものが感じられないのは確か。。
でも、なんだか昔のファイターズを思い出すようで、懐かしさすら感じています。（自虐）




・・・そんな中、昨日は東京ドームへ、巨人－広島戦を観戦しに行きました。

もともと観戦を予定していた試合が、故・木村拓也コーチの追悼試合となり、出がけにお花屋さんに立ち寄ってユリの花を購入。
試合前に献花台に献花して、ご冥福をお祈りしてきました。。
（↓なんとなく最前列で写真を撮るのも憚られ、半端な写真しか撮れず…）




もちろん、小ぶりの白い菊の花も用意されていて、祭壇の前にはものすごい花の数々。。


↓試合前のセレモニーで掲げられたメッセージカード？
場内が背番号『０』で埋まります。


　　　　　　　　　　　　　　　



黙とうを捧げ、巨人ファンも、広島ファンも、キムタク応援歌で、木村コーチへ哀悼の意を捧げました。

↓始球式はご子息の恒希くん
見事なストライクで拍手喝采、フォームもなかなかでした。
アップになったお父さん似のしっかりした顔立ち。
この日のことは、今後の彼の人生の指標となるかもしれませんね。




わたしが故・木村コーチの存在を知ったのは、やはりその名前から。
カープの頃から、そのユーティリティプレーヤーぶりに好感を持って観ていて、もともとはファイターズの選手だったと知って、何故出しちゃったんだろう？と残念に思ったのが始まり。


試合前には都内ホテルで「お別れの会」が開催されるなど、これほどのセレモニーをしてもらえる選手もそうそうないと思うし、昨年まで現役の選手で、若くして亡くなられたというのもあるでしょうが、本当に人柄が偲ばれます。。合掌。。。



この日、東京ドームのカープ戦で追悼試合をすることになったのは、ファイターズの元本拠地であり、相手がカープということで、３チームに縁があった木村コーチだったので非常に感慨深い。

試合前は、一番長く現役を過ごしたカープにも「今日は勝たなくちゃ！」という意気込みが感じられたし、実際野手をほとんどつぎ込んだくらいで、途中までは拮抗した試合展開でドキドキしたものだったけど・・・


最近あまりお酒を飲んでいなかったからか、試合中東京ドームの中で一番好きなブラッドオレンジサワーを飲んだら試合終盤あたりからやけに眠いやら身体がダルイやらになって、もしこれで負けたら相当なダメージで疲れ切りそうだなー、なんて話していた矢先に、谷選手の逆転満塁弾を浴びました・・・


あの場面に谷を送り出した原監督の采配に神が降りたのか、谷選手の運命なのか。。
あまりに劇的で、しかも谷選手のヒ－ローインタビューが感動的で、うるうるしながらちょっとぼんやりしてしまった。。。

たぶん「天国のキムタクが、谷をヒーローに選んだのでは？」と友人に言われ納得したものの、こういう星の下にカープも我らがファイターズも、今はいないんだろうなーと、つくづく感じた昨夜の試合だったのでした・・・



応援するチームは、こんな風に勝ちきれないチームばかり・・・（苦笑）

結局、強いから好きってわけじゃないんだよね。（言い訳）


マイナー志向にもほどがある感じだけど、だから愛おしいのかもしれない。。



いろんな意味で泣けた昨夜の試合でした・・・