ルールーのお気に入り

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『5愛のルール』の真実

2005-11-27 22:50:25 | 相好の一冊
『デザイナー』購入のついでに(というより実はこっちの方がずっと気になっていたのだ!^^;)一緒に購入した、やはり一条ゆかりさんの漫画『5愛のルール』

当時「第一部終わり」ということで一時終了したままいっこうに第二部が始まらず、そのままいつしか『りぼん』を買うような年頃じゃなくなってしまって、以来ずっと気になっていた漫画です。

大人になって誰に聞いても「そんなマンガあったっけ?」と忘れ去られていて、なんだかわたしも自信がなくなっていたというか。(笑)
なので昨日Amazonで見つけたときは、まずはこのタイトルを即買いしました。(^^;;;
だって完結してないからずっと単行本にならないと言われていたので。

あらすじはだいたいこんな感じ。

小さな広告代理店に勤める生真面目でダサイ?妹・麻保と、歌手を夢見る華やかな姉・理恵。
ある日鷹見という男と知り合って、2人の運命は大きく変わって行く。
コピーライターの才能を見い出された麻保と、広告モデルに抜てきされた理恵。
でもそこには鷹見のある思惑が絡んでいて、理恵は利用され犯罪まで犯して自殺にまで追いこまれることに…
…当時はまだメジャーではなかった最先端の仕事?広告業界を舞台に繰り広げられる5人の男女の愛の物語…


てな話だったのですが、最後姉の理恵が自殺して、妹の麻保が「わたし、あの人にふさわしい女になってみせるわ」とつぶやいて、新たな展開を予感させて第一部は終了したのです…


この本のあとがきに一条ゆかりさんのこの物語に対する思いが、思いっきり書かれてました。(^^;;;

それによりますと、やっぱりコアなファンはずっと覚えていて、「どうして再開しないのか?」と(うんざりするほど^^;)何度も何度も聞かれたのだとか。
そのたびにしどろもどろその場をごまかしてきたけれど、本当は心の中で
「じゃかぁしぃわい!わたしだって描きたかったんだよ!ストーリーだって最後まで考えていたのに、文句があるなら『りぼん』に言ってくれ!」
と思っていたそうです。(^^;;;;;

そうです、作家が描きたいのに漫画が途中で終わるのは、身体を壊した時か、描いても編集部が載せてくれない時…
で、この時は後者だったそうです。
なぜなら『りぼん』は小学生からいいとこ中学生までがターゲットのマンガ雑誌で、当時あまりに“大人っぽすぎた”このお話は、それを理由に打ち切られたそうです。
作家も描く気満々、読者にも大人気だったのに…

そういえば、一条ゆかりさんの漫画以外は、もっとずっと乙女チックなお話ばかりだった気がする。(^^;;;
でもわたしは一条ゆかりの漫画があったから買っていたのになぁ。

でも、今回こうして読み返すことができて、わたしにとってもずっとつかえていたものが取れた感じでスッキリ気分爽快♪
(便秘みたい・爆。いや実際このあとがきは「長い間の便秘がやっと治って下痢になった気分」というタイトルなんです

いや~、それにしても続きが読みたい!
でももう描く気はないみたい。。
一応とっても悲惨なストーリーは用意されていたようですが…





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