そんなわけで?予告編CMを観ただけでご多分に漏れずウルッときて、また母と妹と3人で観に行こうと約束していたこの映画。。
予告編はもうそれだけで十分ないくらい感動部分が凝縮されていたけれど、本編はさらにジ~ンときたり驚かされたりあまりに可愛かったりショックだったりホッとしたりで、素直に感動できました。
・・・いまだ記憶に新しい2004年10月23日の新潟県中越地震で被災した旧山古志村で、倒壊した家屋の下敷きになった飼い主を励まし続け命を救い、彼らが救助された後、全村避難で人々が誰もいなくなった村で、16日間生まれたばかりの子犬たちを守り生き抜いた母犬・マリと、その子犬たちの実話を基にした作品。。。
とにかく犬たちがあまりに可愛いのと演技が達者なのと、そして子役の2人の上手すぎる演技にやられてしまいました。
正直予告編で十分お腹いっぱいなほど泣かされたので、案外本編はそれが薄まってしまうのかと思っていたのに、本編ではさらにいろんな強い絆、大切なモノを守りたいと思う切実な気持ちを感じて、素直に涙がこぼれてしまった。。
実話を基にしているとはいえ、物語の多くはフィクションなので、脚色的には「どうなんだろう??」とちょっぴり疑問に思うところもなきにしもあらずでしたが、これはそういうところにツッコミを入れるような映画じゃないんじゃないかと思います。
まずオープニングから目を見張ったのは、旧山古志村の風景ののどかで美しいこと。
空を映す棚田の蒼色や、四季の移ろい、実際のニュースでも被害が大きかったとあった「錦鯉」や、国の重要無形民俗文化財である「牛の角突き」など、村の人々が故郷を愛する気持ちがうなずける。
そして最初にガツンとやられてしまったのが、マリがまだ子犬の頃のシーン。
捨て犬を見つけるも、お父さんが犬嫌いだからと諦めてその場に置いていくのですが、幼い兄妹がズンズン歩くそのあとをチョコチョコとついていく子犬のマリの、あまりの可愛さにキュ~ンとなってしまった。(^^;;;
兄妹が振り返るとピタッと子犬も立ち止まるというのを何度か繰り返すんですが、これが長回しの映像なんですよね。
それを見ていて、これはたぶんこのシーンの前にいっぱい子犬と触れ合って、本当に幼い彼ら、2人と1匹の間に“絆”が生まれていたから撮れた映像なんじゃないかなーと。
このことは映画全編に言えるようで、番宣でお父さん役の船越英一郎が言っていたのが、とにかく本当の家族のように普段から接していたと、だからこそ元より演技の達者な子役たちだけど、さらに自然に親であり子である気持ちの入った演技ができたんじゃないかと思うのです。
とにかく2人の子役、お兄ちゃんの亮太役の石川亮平くんと、妹の彩役の佐々木麻緒ちゃんの信じられないほど高レベルの演技には皆さん同様圧倒されました。
亮平くんは、お母さんの手紙を妹に読み聞かせるシーンで、淡々としながらも、きっと何度も繰り返し手紙を読んでいるであろう亮太がお母さんの気持ちに同化してしまっているかのように、抑揚のある朗読にジ~ン。
麻緒ちゃんは、マリを置き去りにしなければならない別れのシーンはもちろん、「彩にはお母さんがいないから子犬を飼っちゃいけないの?」というシーンからすでにうるうるさせられてしまった。
子役2人に比べて、かえって大人の演技は過剰なほど気持ち込め過ぎていた感じもなきにしもあらず…との声もチラホラあるようだけど、船越英一郎は子どもたちを捜しに山に登るシーンの撮影のまさにその日未明に父親である船越英二氏を亡くしたそうで、余計に感情が高ぶったそうだし、松本明子もこの映画の撮影中に父親を亡くされたそうで、そういう「思い」を知ってしまうと、災害で多くの人が亡くなったという映画の現場で、彼らの感情が大きく震えたのもうなずけるのでした。
そしてなんといってももう1人?1匹の主役の犬のマリですよっ!
マリ役の柴犬“いち”ちゃんの健気な演技には、ただただ脱帽&号泣・・・
自分は食べなくても子犬たちに食べさせ、命を張って守り、だんだんと痩せてボロボロになっていく様子がとてもリアルで、彩がくれたボールをお守りのようにくわえていつか必ず助けに来てくれると信じているような様子には、演技とは思えない、というか犬とは思えない演技で、犬なのにメチャクチャ感情移入してしまった・・・
モデルとなった実際のマリちゃんの写真もエンドロールに流れて、映画と違って実際には地震当日の朝に子犬を出産したそうで、きっともっと大変だったんじゃないかと思うと、あんなにあどけない顔をしていながら犬の母性本能、生き抜く力にあらためて驚愕してしまいました。。
そしてこの映画でもっと衝撃的だったのが、地震の恐ろしさ。
あんな風に余震が次々襲ってくる様は本当に怖くて、リアルな描写には思わず頭をすくめてしまいそうだった。。
実際に山古志村で被災された方が、決してオーバーではなく本当のことなのだと、自然の脅威の前であまりに無力な人間であり動物であるけど、皆懸命に生きたのだと語っていたのを見て、ちょうど本日、いまだ避難所で避難されていた旧山古志村の方々の帰村式を行ったというニュースを見ながら感慨深いものを感じました。
これから本格的に寒くなりますが、どうか皆様にこれからはこんな苦難が待っていませんように・・・
蛭子さんもかわいそうだったなー
・・・そんなわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★☆(75点/100点満点)
※なんのかんのと言わずにとにかく観て、泣いて、そして覚えておきまひょ~!
←ひっそりと参加中♪_(-_-)_ペコリ
当ブログの【映画レビューINDEX】
予告編はもうそれだけで十分ないくらい感動部分が凝縮されていたけれど、本編はさらにジ~ンときたり驚かされたりあまりに可愛かったりショックだったりホッとしたりで、素直に感動できました。
・・・いまだ記憶に新しい2004年10月23日の新潟県中越地震で被災した旧山古志村で、倒壊した家屋の下敷きになった飼い主を励まし続け命を救い、彼らが救助された後、全村避難で人々が誰もいなくなった村で、16日間生まれたばかりの子犬たちを守り生き抜いた母犬・マリと、その子犬たちの実話を基にした作品。。。
とにかく犬たちがあまりに可愛いのと演技が達者なのと、そして子役の2人の上手すぎる演技にやられてしまいました。
正直予告編で十分お腹いっぱいなほど泣かされたので、案外本編はそれが薄まってしまうのかと思っていたのに、本編ではさらにいろんな強い絆、大切なモノを守りたいと思う切実な気持ちを感じて、素直に涙がこぼれてしまった。。
実話を基にしているとはいえ、物語の多くはフィクションなので、脚色的には「どうなんだろう??」とちょっぴり疑問に思うところもなきにしもあらずでしたが、これはそういうところにツッコミを入れるような映画じゃないんじゃないかと思います。
まずオープニングから目を見張ったのは、旧山古志村の風景ののどかで美しいこと。
空を映す棚田の蒼色や、四季の移ろい、実際のニュースでも被害が大きかったとあった「錦鯉」や、国の重要無形民俗文化財である「牛の角突き」など、村の人々が故郷を愛する気持ちがうなずける。
そして最初にガツンとやられてしまったのが、マリがまだ子犬の頃のシーン。
捨て犬を見つけるも、お父さんが犬嫌いだからと諦めてその場に置いていくのですが、幼い兄妹がズンズン歩くそのあとをチョコチョコとついていく子犬のマリの、あまりの可愛さにキュ~ンとなってしまった。(^^;;;
兄妹が振り返るとピタッと子犬も立ち止まるというのを何度か繰り返すんですが、これが長回しの映像なんですよね。
それを見ていて、これはたぶんこのシーンの前にいっぱい子犬と触れ合って、本当に幼い彼ら、2人と1匹の間に“絆”が生まれていたから撮れた映像なんじゃないかなーと。
このことは映画全編に言えるようで、番宣でお父さん役の船越英一郎が言っていたのが、とにかく本当の家族のように普段から接していたと、だからこそ元より演技の達者な子役たちだけど、さらに自然に親であり子である気持ちの入った演技ができたんじゃないかと思うのです。
とにかく2人の子役、お兄ちゃんの亮太役の石川亮平くんと、妹の彩役の佐々木麻緒ちゃんの信じられないほど高レベルの演技には皆さん同様圧倒されました。
亮平くんは、お母さんの手紙を妹に読み聞かせるシーンで、淡々としながらも、きっと何度も繰り返し手紙を読んでいるであろう亮太がお母さんの気持ちに同化してしまっているかのように、抑揚のある朗読にジ~ン。
麻緒ちゃんは、マリを置き去りにしなければならない別れのシーンはもちろん、「彩にはお母さんがいないから子犬を飼っちゃいけないの?」というシーンからすでにうるうるさせられてしまった。
子役2人に比べて、かえって大人の演技は過剰なほど気持ち込め過ぎていた感じもなきにしもあらず…との声もチラホラあるようだけど、船越英一郎は子どもたちを捜しに山に登るシーンの撮影のまさにその日未明に父親である船越英二氏を亡くしたそうで、余計に感情が高ぶったそうだし、松本明子もこの映画の撮影中に父親を亡くされたそうで、そういう「思い」を知ってしまうと、災害で多くの人が亡くなったという映画の現場で、彼らの感情が大きく震えたのもうなずけるのでした。
そしてなんといってももう1人?1匹の主役の犬のマリですよっ!
マリ役の柴犬“いち”ちゃんの健気な演技には、ただただ脱帽&号泣・・・
自分は食べなくても子犬たちに食べさせ、命を張って守り、だんだんと痩せてボロボロになっていく様子がとてもリアルで、彩がくれたボールをお守りのようにくわえていつか必ず助けに来てくれると信じているような様子には、演技とは思えない、というか犬とは思えない演技で、犬なのにメチャクチャ感情移入してしまった・・・
モデルとなった実際のマリちゃんの写真もエンドロールに流れて、映画と違って実際には地震当日の朝に子犬を出産したそうで、きっともっと大変だったんじゃないかと思うと、あんなにあどけない顔をしていながら犬の母性本能、生き抜く力にあらためて驚愕してしまいました。。
そしてこの映画でもっと衝撃的だったのが、地震の恐ろしさ。
あんな風に余震が次々襲ってくる様は本当に怖くて、リアルな描写には思わず頭をすくめてしまいそうだった。。
実際に山古志村で被災された方が、決してオーバーではなく本当のことなのだと、自然の脅威の前であまりに無力な人間であり動物であるけど、皆懸命に生きたのだと語っていたのを見て、ちょうど本日、いまだ避難所で避難されていた旧山古志村の方々の帰村式を行ったというニュースを見ながら感慨深いものを感じました。
これから本格的に寒くなりますが、どうか皆様にこれからはこんな苦難が待っていませんように・・・
蛭子さんもかわいそうだったなー
・・・そんなわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★☆(75点/100点満点)
※なんのかんのと言わずにとにかく観て、泣いて、そして覚えておきまひょ~!
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犬を飼われているんですね?
動物のいる環境、羨ましいです。
ペットを飼っている人たちがみんな愛さんみたいに大事にしてくれる人達だと、捨て犬などがいなくなっていいのにね。
これからも大事にしてあげてください。
卒業式はどうもおめでとーございます。
とても感動!! 涙ポロポロ
応援してるよ~~!!
3月23日日曜日は私たちの卒業式です。
映画を見に行ったときたくさん泣けました
お父さんたちは山古志村を引っ越すことになって
マリと子犬たちはつれていけれなくてショックだったと思います.
でもマリは母として子犬たちを一生懸命守っていました!! 食べ物もなくてかわいそうでした。。
私の家にも犬が2匹います 私は広島に住んでいます。 もしも広島に大地震がきて引っ越さないといけなくなったら犬たちもつれていきたいです・・。 でもマリたちみたいにつれていけないとおもう。だって動物より自分や人間が大切だからね!! 私はとうぜん犬たちも家族です。にどとこんな大地震が起こってほしくないので心からおいのりしています さぁ新しい春がやってきました^^ これから楽しい人を迎えて生きたいと思います。 ~マリたちにメーッセージ~ あなたたちはすばらしい犬です!! マリはこれからも自分の家族や地域の方を見守ってあげてください。
私はいつでも応援しています ガンバ^^
またお返事遅くなりまして申し訳ありませんでした。
shigeruさんのところにはヨークシャテリアがいるんですかー
我が家は動物が飼えない住宅事情なので羨ましいです。
今は何も飼ってませんが、昔実家では犬も猫も飼っていて、もう死んじゃったけど今でも彼らのことは思い出します。
動物愛護は・・・虐待とかはとんでもないですよね。
とはいえファーのマフラーとか持ってるし・・・
わたしの中の観念はけっこういい加減なのかもです。(汗)
ところで相互リンクの件ですが、ご覧の通り今のところ他のサイトさまと相互リンクとかやっておらず・・・しかしながら検討材料とは思っていたところなので今後検討させていただきますー。
ということで、今後ともよろしくです。
貴社のサイトを拝見して感動を覚えます。
自分も動物が好きで今はヨークシャテリアの雄
が家族の一員として過ごしています。
名前はポン太と言います。今年で6歳になり,可愛い
盛りですよ。自分のサイトでも動物愛護の観点から
いろいろな動画サイトを公開しています。
ぜひ相互リンクをしていただければ,幸いです。
よろしくお願いします。
いや~、正直予告編だけで十分かと思ってましたがやっぱり泣きましたー(^^;;;
特に犬のマリは、本編観た方がもっと健気で演技も達者で見ごたえありましたわ。
わたしは動物ものだからといって普段はただ可愛いだけでは点数辛めなんですけど、ここまで健気な演技を見せされるとノックアウトです。
>動物の母親は身を呈して子供たちを危険から守りますよね? 最近の人間の母親は何故できないのでしょうかねぇ・・・。
ひや~ごもっともです。
動物たちは本能でもそうしているんでしょうけど、ちゃんと感情の部分でも子供たちに愛情持っているんでしょうね。
人間は両方もっと強く持っているはずだったんですけどねぇ。。
現代人の食べモノとか、習慣的に採っている栄養素でも変わってきているからなんでしょうか??
TB&コメントありがとうございましたm(__)m
予告どおり泣き崩れたみたいですね(笑)
ここのところ動物ものが多いですが、動物の母親は身を呈して子供たちを危険から守りますよね? 最近の人間の母親は何故できないのでしょうかねぇ・・・。