神戸の夏 その４

ミヤモトがバイクで走った道路の話をするつもりだったのに、きのうは休憩中の金城さんばかり追いかけてしまいました。やっと、本題です。


ポートターミナル駅から地上に降りて北を向くと、２本の高架の間から貿易センタービルと六甲山が見えます。


ミヤモトたちはこの道路を北から南に向けて走り抜けていきました。南に向くとこんな感じ↓。


左側にある倉庫の壁にご注目。神戸の市章（「かうべ」から、ひらがなの「か」をとってデザインしたもの）がバッチリ映っています。映画の設定は横浜なんですが、監督もこのマークで場所がわかるとは思わなかったのかな。それとも、わざわざヒントとして残してくださったんでしょうか。
こうやって写真を並べるとよくわかるのですが、南から北に走り抜けたといっても、これだけの距離しかないのです。というわけで、本編をよく見ると、一直線に進んでいるはずが、繰り返し同じ場所を走ってました。（カメラの角度は変えてありますね）


全部で３回（市章入りの倉庫が３回映ることがその証拠）。行っては戻り行っては戻りたいへんでしたね。まぁ、実際はこんな感じで、牽引されていたわけですが・・・


３回リピート疾走したあと、バイクはいきなりワープして、４つ先の駅付近の風景の中に登場します。


というわけで、私たちも、もう一度、ポートライナーに乗り、今度は先端医療センター駅で下車。神戸空港のために延伸した新しい部分ですから、私はもちろん初めて。このあたりには、ポートピアランドがあって、ぐるりと円を描くジェットコースターが評判だったんですが、今は、跡形もなく・・・寂しいですね。
ここは、謝がミヤモトたちのために車を爆破した場所です。メイキングを見ると、バイクに乗ってスタンバイするミヤモトとミリの向こうに、スタスタと歩き去る誰かさんの姿（１）が。この爆破シーンはスタントさんのお仕事だったようですね。で、当の金城さんが目指していたのはこの建物（２）の玄関先（４）。ここでもまた、例の自転車を乗り回してなんだか楽しげです（３）。


あっ、もちろん、遊んでばかりではありません。お仕事もちゃんと。

「しっかりつかまってろよ！」とバイクを急旋回させるシーンですね。後ろに見える建物。神戸っ子なら、これは見間違いません。ポートピアホテル↓です。このあたりで、車の爆破炎上シーンが撮影されました。


銃を構えたミヤモトの背景にはポートライナーの高架と、今もそのままの空地が見えています。


「神戸っ子なら」なんて偉そうに書きましたが、建物がわかっても撮影ポイントがどこで、どうやったら行けるのかまではわかりません。最初にロケ地を特定してくださった武迷さんには、ほんとうに感謝しています。
足元のアスファルトが溶けそうな暑さの中、お忙しい時間を割いて案内してくださったレインボーママさんにもう一度、ありがとうございました。行き方もよくわかりましたから、今度は私もどなたかをご案内できそうです。