探し物は・・・

何かを探して見つからない時、悲しくなるけれど
探すものがあるって、それだけで、すてきなこと 

寄木細工の箱

2009年02月12日 | 日々のことなど

『K-20』で使われている小道具の中でも、いいな~、ほしいな~、さわってみたいな~と、見るたびにつぶやいてしまうのが、寄木細工の箱。葉子さんがおじい様から譲られたあの箱です。

平吉さんが「ちょっと貸して」と手に取り、器用にあちこち動かしていくうちに、立方体からとんでもなく複雑な多面体へと変わります。すべてのピースがきちんとはまっていくところが、見ていてなんとも気持ちがいいし、カシャッとおさまる時の音も好きです。

ある日、仕事の休憩中、同僚が箱根旅行の計画を話し始めました。温泉に入って、寄木細工の工房に行くのだとか。実は、私自身はまだ一度も箱根に行ったことがありません。だから、寄木細工が箱根の名産品だということも知らずにいたんです。そうか~、箱根に行けば、同じような細工の箱が見つかるかもしれないな~と、ぼんやり考えていました(お土産よろしく!とはとても言えないし)。
その数日後、ポストにかわいらしい小さな包みを発見。何だろうと開けてみると、まさに箱根の寄木細工の箱だったんです。しかも、心優しい送り主は、箱根旅行の話をした同僚とはまったく関係のない方。もう、びっくりです。まるで、平吉さんの手品を見ているみたいな気分でした。だって、映画を見て、ほしいな~と思っていたら、箱根にあるよという話が偶然飛び出し、その数日後には、別のところから実物が届いたんですから。
ほんとうに感謝、感謝です

ちょうど掌にすっぽりおさまるかわいいサイズ。触れてみると、どこにも引っ掛かりなどなく、一体どこがどう動くのか見当もつきません。葉子さんじゃないけど、解説書がなければ、手も足も出ませんね。って、図解を見ても、しばらくわからなかったんですが・・・
最初のピースを動かせた時は、思わず拍手してしまいました。ほんの数ミリずつ順番通りに動かさないと、ダメなんです。こんなにかわいいサイズなのに、その精巧なこと。4段階動かすと、最後に上のふたがずれて、中に物が入れられるようになります。さて、何を入れようかなと思案中。開け方を忘れたら大変ですけど。

こんなホルダーもいただきました。羽柴ビルのホールの床と似ている模様をと探してくださった、そのお気持ちがうれしくて。


スクリーンで、あの床が突然動き出すところは、どう見ても本物の床が動いているとしか思えません。

あれが、CGだなんて。あの質感が実体のないものだとは、何度見ても信じられません。何もないところで演技をしなければならなかった金城さんたちも、完成したものを見た時、びっくりしたことでしょうね。


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5 コメント

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閉館ですか・・・ (ゆきんこ)
2009-02-17 07:49:58
kunikuniさん

箱根の情報いろいろありがとうございます。
久しぶりに「真心遊紀」を開いてみました。
浴衣にちゃんと旅館の名前が入っていたんですね。
閉館してしまったとは残念ですが

「K-20」の葉子さんのは、「この中には幸せが入っている」といっておじい様から譲られたものですが、"箱"ではありませんでしたね。
どちらかというと、組木のパズルに近いものがあるかも。
でも、箱根のひみつ箱は、寄木細工+からくりという雰囲気が味わえるので、うれしいです。
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お久しぶりですm(__)m (kunikuni)
2009-02-16 14:10:17
こんにちは~。

本当に久しぶりにネットをお散歩をさせて頂いております<本日

故に今更ながらのコメントでお許しください。

なんせいいタイミングで寄木細工の話題が・・・つい反応してしまいました。
実は私、昔箱根のお土産屋さんでアルバイトをしていたことがあったのです。
「K-20」の葉子さんの宝物を見て=箱根細工とは全然繋がらなかった私。鈍感です。
確かにからくりものもありますが、あんなに複雑で綺麗なものはないものですから、全然別物に思っていました(恥)

寄木細工は本当にいろいろなものがあります。
こちらで今回このようなお話が聞けて、もう一回ちゃんと寄木細工をいろいろ見てみようかな?と思いました。
(さんざん販売していたのに:笑)

余談ですが、金城さんが恐らく写真集撮影「真心遊記」(後半は箱根ですね)のために日本にいらしていた18歳頃?中には芦ノ湖や彫刻の森等に訪れていますが、その頃ニアミスだったかも~です。
彫刻の森の近くのお店で働いていましたからw

あの写真集の中で金城さんが宿泊していた「芦の湖園」
箱根へ行ったときは是非同じ浴衣を着て~なんて思っていましたら、昨年8月末を以って閉館してしまっていたのですね。残念です。

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Unknown (ゆきんこ)
2009-02-14 11:04:12
naoさん

>開かずの箱になっちゃってます
説明書無しで開けられたらすごいですよね。
平吉さんならできるかも
私も実際手にするまで、こんなに精巧なものだとは思っていませんでした。
どこかに取っ掛かりぐらいはあるだろうと考えていたんですが、どこを触っても滑らかで。

いただいたものは、キーホルダーよりさらに小さいファスナーホルダーなんです。
バッグのファスナーにつけるとかわいいですよ。

次郎藍天さん

仕掛けや、からくりって、ワクワクしますね。
箱根の寄木細工の箱は「ひみつ箱」と呼ばれるそうで、そのサイズと、開けるまでに動かす回数で「2寸5回」というふうに表示されています。
次郎さんも、次回の箱根旅行ではぜひ
私も開け方忘れたりしたら、箱根に行かなくちゃ。


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驚きです!! (次郎藍天)
2009-02-13 07:35:29
箱根には時々行きますが、寄木細工にそんな仕掛けがあったとは!!

ゆきんこさん、よかったですね~開け方、忘れないようになさってください。

naoさん、平吉さんに開けてもらいたいですね(笑)
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寄せ木 (nao)
2009-02-13 06:34:35
家にもあります。
お写真の箱より、もう一回り大きい目の物が、
柄はそのまま同じような気がします。
いつ買ったのか、たぶん結婚したばかりの頃だと思いますが、今ではどうやって開けるのか忘れてしまって、開かずの箱になっちゃってます。
開け方の説明書がどこかにあると思うんだけど・・・・

キーホルダーかわいいですね。
グッズで磁石はありますが、キーホルダーだったら買っていたかもしれません。
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