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台北旅行で買った「幾米故事的開始」。ジミーさんの創作10周年を記念して2008年に出版されたものです。子供のころから絵本を書き始めるまでのことや、作品ごとの思い出など、全部読めたらな~と。
『向左走向右走』のページも、なんとなくわかるような気がして、漢字の列を眺めてるんですが・・・この作品の登場人物のモデルについて
バイオリニストのジョン君は、ジミーさんの身近な友人をモデルにしたそうです。彼は、4歳にしてステージで演奏した天才児だったのだとか。
そして、小説の翻訳をしているイブは、ジミーさんの奥様がモデル。絵本にも映画にも、イブが誕生日のケーキを一人で食べるシーンが出てきますが、この11月8日というのは、奥様のお誕生日なんですって。
映画では、噴水のシーンにジミーさん一家が登場していますね。二人の住む街について
どこか特定の場所ではなく、世界中のどこにでもあるような街をイメージしたそうです。映画では、台北をその街として設定してありますが。この作品のきっかけは
ジミーさん自身の毎日の生活の中で、ふと感じたことがきっかけだそうです。
同じマンションには、たくさんの人が住んでいる。毎日、壁の向こうに人がいる気配を感じる。けれど、それがどんな人なのか、全く知らない。壁1枚を隔てただけのほんの数十センチ向こうにいる人なのに、出会わない。
考えれば、不思議な感覚ですね。ここから、この作品が生まれたのだそうです。二人が交換した電話番号のメモが雨ににじんでしまい・・・
これは、あくまで物語の中の出来事として描いたのだそうですが、後に読者から、「私も、同じようなことがありました」というメッセージがたくさん届いたとのこと。
私も、メモを洗濯しちゃって、ただの真っ白な紙になったという経験が。おまけ
映画のDVDにはメイキングも少し入っています。ここでも、真剣な表情でカメラを除く金城さんが。