台北之家

成田を午前中にたったので、台北市内には午後２時ごろ到着。
この日は夕食までフリーです。
ガイドさんが、「行きたいところは？案内するよ」と言ってくれたので、
同行者と一つずつ選びました。

どちらもホテルから歩けると言うので、３人でてくてく。
建物の壁に通り名と番地が表示してあるので、迷うことはないけれど、距離の予想は大幅に外れ、かなりのお散歩となりました。

私が行きたかったのは「台北之家」という映画関係の施設です。
ガイドブックに、候孝賢監督が理事を務めるとあったこと、
映画関係の書籍やDVDがそろっていると書いてあったことにひかれました。

建物は元アメリカ大使館邸で、庭はオープンカフェになっています。１階は右手に書店、まっすぐ奥へ進むとミニシアターがあります。
階段を上ると、吹き抜けになった２階にはワイングラスを持った人たちが静かに佇んでいて、場違いな闖入者の気分でそそくさと退散しました^_^;

１階の書店は落ち着いた雰囲気です。
棚を眺めると、DVDはハリウッドの大作だけでなく、
ヨーロッパやアジアの小品もかなりそろっていました。
日本のものも、古いものから新作まで一つのコーナーになっています。

一通り眺めたあと、店員さんに「金城武」と書いた紙をそっと見せました。
"OK"と、彼女はDVDのコーナーへ行き、「十面埋伏」と「天使の涙」「TLTR」の３本を持ってきてくれました。
別の紙に「如果・愛」？と書くと"Not yet."
上映中の映画のものがあるはずないですよね^_^;

二人でレジに行くと、別の店員さんが、彼女の持ってきたDVDと私の顔を見比べて、デスクに貼った紙を調べ始めました。
"Sorry,only in Taiwan"　やはり、リージョンコードがひっかかりました。残念というより、一生懸命捜してくれた店員さんに申し訳なくて・・・つたない発音ですが、心をこめて「謝々」と。