Sweet Rain 雨女と傘

うれしいお知らせは、広まるのも早いもの。もう、みなさんご存知ですね。『死神の精度』の公開が来年3月に決定したそうです。来夏公開から来春公開に変わり、ゴールデンウィークごろ？と思っていたら、さらに早まって3月。公開日がどんどん後ろにずれるというのは経験してきましたが、こんなふうに早まるなんて、うれしいびっくりです。
ワーナーのサイトではタイトルが『Sweet Rain　死神の精度』になっています。"Sweet　Rain"・・・いいですね（カタカナじゃないところも）。 Rain、雨・・・他人事じゃありません。自慢じゃないけど、雨にはご縁があります。
雨女の必須アイテムは、傘。バッグを選ぶ時も「折り畳み傘が入るかな」というのが第一条件です。当然、傘にもそれなりのこだわりがあります。折り畳みなら、小さくて軽いもの。色はどんな服装にも合うように（何しろ折りたたみは緊急用ですものね）、などなど。これは、それほどむずかしい条件ではありません。
問題なのは、朝からかなり降っているときにさして出る長傘です。最近見かけるのは、どれもやたらと長くないですか？せまい道ですれ違う時など、傘が大きすぎて困ってしまいます。折りたたんで持つとき、腕にかけても地面をこすったりして邪魔。実はビニール傘の長さがちょうどいいんです。でも、この長さのものはほとんどありません。近所の商店街で見つけたシンプルな水色の傘をもう8年も使っているのですが、布地がかなりいたんで薄汚れてきました。せっかくおしゃれして出かけるときに、この傘しか、さすものがないというのは、ちょっと悲しい・・・玄関で思わずため息です。というわけで、外出先で時間のあるときには、傘のコーナーを眺めるのが癖になりました。でも、デパートだと、どこに行っても同じようなものばかりですね。なかなかこれというものに出会えません。
先日、神戸の商店街を西元町から三宮までぶらぶらと歩いた時も、小さな傘屋さんを見つけて、のぞいてみました。店内は所狭しと傘が並んでいます。でも、やっぱり長いのばかりだなと、店を出ようとした時、入り口のところに数本かけてあるのに気がつきました。理想的なビニール傘サイズのものが。
全体は無地で縁にだけ和風の柄の布がぐるりとついています。ちょっと珍しい柄だし、止め具はくるみボタンと手が込んでいます。それに、この長さでジャンプ傘です。
あ～、これこれ、こんなのを探していたんです。お値段も3800円なら大満足。
（←室内で傘をさすのは縁起が悪いとアメリカの友人は言いますが、ここは日本なのでいいですよね）

雨男の死神さんのご縁でしょうか。神戸でお気に入りの傘を見つけることができました。雨の気配などまるでない日に、東京まで持って帰るのはちょっと厄介でしたが・・・。
雨に降られるのが雨女のはずですが、私の場合は、降ってほしくない時にだけ、あるいは降るはずもない天気の日に限って、頭上に雨雲がやってくるタイプのようで、新しい傘を買い、「雨、雨、降れ、降れ」と思うときには、かんかん照りの毎日が続きます。この傘のデビューはいつになることやら。
ところで死神さんは、どんな傘をさしているんでしょうね。とても興味があります。