375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

【大会レポート】第7回NYCハーフマラソン(NYC Half 2012)

2012年03月24日 | 大会レポート 2012



3月18日(日曜日)、ハーフマラソン3戦連続100分切りを目指し、3年ぶりにNYCハーフに出場する。

2006年にNIKEのスポンサーで始まったNYCハーフマラソンは、当初は7~8月の夏期開催だったので暑さがネックだったが、ここ3年間は3月中旬開催で定着し、ちょうどいい気候の中で走れるようになった。今回もスタート時の気温は8℃前後で絶好のコンディション。ただし前半がセントラルパークの起伏あるコースなので、坂が連続する区間(特に4~5マイルにかけて)をいかに乗り越えるかがポイントとなる。

スタートコラルは3番目。ロンドン五輪のマラソン代表選手を含むエリートランナーから数分遅れでレースは始まった。

Mile 01: 7分46秒
Mile 02: 分46秒(15分32秒)
Mile 03: 分31秒(23分03秒)
Mile 04: 分43秒(30分46秒)
Mile 05: 分48秒(38分34秒)

まずは序盤戦。セントラルパークのウエストドライヴ63丁目付近をスタートし、反時計回りに1周していく。起伏の多い5マイルまでは、できれば7分40秒台を維持したいという思惑通り、最初の1マイル目と猫坂の2マイル目は7分46秒のラップで通過。比較的平坦な3マイル目で少しタイムを稼いだあと、いよいよ4マイル目の難所ノースヒルを上っていく。

いつもの短距離レースなら8分かかっても仕方がないと思うところだが、もしもハーフで100分切りを目指すならば、8分以上のマイル区間を作ってしまったら苦しくなるので、できるだけペースを落とさないように集中して走る。そしてどうにか7分40秒台を維持。続く5マイル目も上り下りが続く難所なので、引き続きなるべくペースダウンしないように頑張る。かなり無理をしながら、ここも7分40秒台で通過。

いやぁ、これは疲れる。ロックンロール・フィリーとか先日走ったSt.Peteのような平坦コースならこのような闘いはないので、やはりNYCハーフは難易度が高い。

それでも難所らしい難所はこれでおしまい。あとは徐々に疲れを抜きながら、後半への爆発を目論んでいくレース展開となる。

Mile 06: 7分26秒(46分00秒)
Mile 07: 分21秒(53分21秒)
Mile 08: 分31秒(1時間00分52秒)
Mile 09: 分36秒(1時間08分23秒)
Mile 10: 分33秒(1時間15分59秒)

6マイル目は上り坂から解放された勢いで7分26秒にペースアップ。途中10Kのラップを今年1月の10Kレースと大差ない47分36秒で通過しているので、ほとんど全力疾走で飛ばしているということになる。実際このくらいの勢いで走らないと、ハーフの100分切りはできないのだ。

7マイル目。いよいよセントラルパークを出て、摩天楼が建ち並ぶ7番街をまっしぐらに南下。ここだけは何度走っても気分が舞い上がるハイライトだ。そしてタイムズスクエア42丁目で西に折れてハドソン川沿いを南に下るハイウェイへ。平坦ではあるが路面が硬いので意外に疲れてくる正念場でもある。それに加えて、前半のセントラルパークでの坂との闘いのためにすでに疲れが溜まっており、なかなか思うようにペースアップできなくなっていた。7マイル目こそ最速ラップの7分21秒をマークしたが、それ以降は必死に7分30秒台を維持するという闘い。どこかで爆発したいところだが、余力がないのでそれ以上どうにもならないうちに10マイル地点を越えて終盤戦に突入した。

Mile 11: 分33秒(1時間23分32秒)
Mile 12: 分42秒(1時間31分14秒)
Mile 13: 分24秒(1時間38分38秒)

最後の追い込みをかけたい気持ちがやまやまの終盤戦。11マイルまではどうにか7分30秒台を維持していたが、12マイル目はいっぱいいっぱいになり7分40秒台に落ちる。しかし落ちたままでゴールはしたくないという意地もあり、最終マイルだけは必死で踏ん張る。バッテリーパークのトンネルに突入したタイミングでスピードを上げ、起死回生の反撃へ!

大爆発とまではいかなかったが、再び7分20秒台まで盛り返し、沿道の大歓声に後押しされながら、サウスストリート・シーポートのゴールゲイトに到達した。

Finish Time 1時間39分20秒(7:35/mile)。 

自己歴代2位。

さすがに完全フラットのSt.Peteには及ばなかったが、昨年9月のロックンロール・フィリーと同タイムのセカンドベストでフィニッシュ。コースの難易度を考えたら大健闘と思えるようなタイムで、ハーフマラソン3戦連続100分切りを達成した。

ちなみにAG Grade(年齢ごとの偏差値)は69.8%に達し、ローカルエリートの目安ともいえる70%の大台にあと一歩と迫った。

これで通算30回目のハーフマラソンを完走。1時間50分台から1時間40分台を経て、ようやく1時間30分台がスタンダードになってきた。次に自己ベストを狙うとすれば、やはり平坦コースのロックンロール・フィリーだろうか。少なくともこのくらいのタイムを維持していけば、来年はエイジグループも55-59に上がるので、小規模から中規模の大会であれば、年代別上位入賞を狙えるようになるはずだ。


★スタート前のコラルにて(写真左)とゴール直後(写真右)。


★2マイルの猫坂付近を走る(Photo by 飛脚さん)。


★10マイル地点手前、ハドソン川沿いのハイウェイを走る(Photo by 飛脚さん)。


★おびただしいランナーが集まったサウスストリート・シーポートのゴール会場。
今回の完走人数は、なんと史上空前の15336名(男子7456名、女子7880名)。


★一緒に参加したNJ州在住ランナー、ヒロヤスさん、Yuさんと記念撮影。


★「375・・・」には少し足りなかったゼッケン番号と完走メダル。


★今回のEXPO会場は18丁目のMetropolitan Pavillion。


★女性向けランニング専門ブランド「runningskirt.com」の出店。
セント・パトリックの時期ということで、グリーンのランスカが鮮やかに目立っていた。

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