東日本大震災の後、東部道路には仙台市若林区と名取市の計5カ所に緊急時避難用の階段が設置されました。
東武道路は仙台市宮城野区の仙台港北インターチェンジから亘理町の亘理ICまで24.8Km、周辺より6mほど高い盛土構造になっていて、3.11の大津波の際には若林区六郷地区の約230人がここに駆け上がり難を逃れています。
地域の住民の方々は東部道路が津波避難場所になると指摘していて、2010年6月には1万5000人の署名を集めて道路に上れる階段を設置するよう東日本高速道路に求めていたそうです。
津波は見えた時にはあっという間にすぐそばまで来てしまう。
逃れるためには、いかに遠くに逃れるかではなく、いかに高い所に逃れるかが命運を分けるのです。
この動画は、当時停電していた宮城県内ではワンセグでしか見られず、私も19時過ぎに初めて見て愕然としたものです。
YouTube JAPAN Earthquake TSUNAMI NOT WATER ! 仙台市 名取川 河口での津波遡上
動画の12:34あたりから画面左側に映し出されるのが東部道路で、車を棄てて駆け上がる人達も見えます。
辛い画像ですが、観ておいていただきたいです。 ちなみにこの地点から海までの距離は約4kmです。
大津波に襲われる宮城県名取市 巨大地震
階段の画像は名取市高柳辻