JINくん~うつ病、自律神経失調症、パニック障害克服お勉強会~ チャレンジその6

2014-10-17 17:12:32 | 自律神経
秋が深まってきましたね。
今回もゆっくりお勉強していきましょう

自律神経失調症の時は主に体に症状がでます。
不眠症、めまい、耳鳴り、頭痛、食欲不振、動悸、息苦しさ、胃腸障害、疲れが取れない、体が硬くなる、などがこれに当たります。
一方、うつ病になるとこの体の症状に加えて心に症状が現れます。
やる気が起こらない、喜べない、笑えない、不安になる、集中力や思考力や記憶力がなくなる、死にたくなる、大事なことでもどうでもよくなる、といった症状がこれに当たります。


人間の体はエネルギーがなければ働けません。自律神経失調症の時には交感神経が過剰に働くためにエネルギーを非常に使います。そしてエネルギーを使い切ってしまいうつになります。すると、エネルギーがないので交感神経も副交感神経も働けなくなります。つまり、うつ病になると交感神経が働けないので働くことも遊ぶこともできなくなり、副交感神経も働けないので眠ることも満足にできないのです。


うつを克服するには、まずエネルギーを溜めることから始めなければなりません。また、うつが治ってからもエネルギーがなくなるまで使わないことが重要です。エネルギーを使い切ってしまう原因は先ほどの4つのストレスにあります。ストレスを受けると、我々の意図とは別に自律神経が「ストレス=生命の危機」と判断します。するとストレスに抵抗するために交感神経を過剰に働かせます。そのため、エネルギーをたくさん使ってしまうのです。これは自律神経の乱れなので、不眠症・めまい・頭痛・食欲不振・動悸・息苦しさ・胃腸障害など、自律神経失調症の症状が出ます。これが目安です。


前回お伝えした通り、自律神経の乱れはうつの入口ですから、自律神経失調症の症状を認識したら、がんばらずに意識的に休養をとったりして、副交感神経が働ける環境を作ることが必要です。これがうつにならない一番の対策になります。


また、現在うつで困っている方は、まずエネルギーの補充という意味で、無理に働いたり動いたりしないことが重要になります。しかし、体の中の動きはうつを回復させるためにとても重要です。そのため、後ほどお伝えいたしますが、整体やマッサージなど自分以外の力で体の中(血流・リンパ液・脳脊髄液など)を動かしてもらうこともお勧めいたします。ロハスにも是非ご来店下さいませ。