TBA

(仮)

岡目八目?

2019-09-16 | 本と雑誌

 

涼しいけど、ちょっと暑い?

 

なんか体調悪くて、一日ムダにした。

わりと早起きして本読んだりしてたんだけど、

昼からしんどくなってだいぶ寝た。

まあ、そういう日もあるか。

 

 

『「吉田調書」を読み解く―朝日誤報事件と現場の真実』を読み終わる。

「新聞という病」を読んで、その勢いで。

図書館行ったりすると、なるべく4紙読みくらべしてみようと思うくらいに新聞好きなので、

とても興味深かった本。

 

家で取ってるもの以外は、ふだんはネットの記事くらいしか見ないのだけど、

事実よりも、自分たちの主張にあわせて都合のよい部分だけをつまんで、

記事にするやり方というのはよく見るように思う。

都合の悪い事実は記事にしなかったり扱いが小さかったり。

 

編集方針によって、ある程度の裁量はあっていいかとは思うけれど、

自分たちの主張のために、声なき人たちの名誉をおとしめるようなことは、

絶対にやってはいけないことだと思う。

著者の怒りはものすごく共感できる。

 

ただ、この本に書かれているのは、現場でなにが起きていたか、で、

官邸や東電本店でどういう動きがあったのかはわからない。

まあ、言いたいことがあるなら、

それはその人たちが手記なりなんなりで明らかにすればいいこと。

だれもなにも発表しないけれど。

 

だから、あの大惨事の最中、状況がわからない中で、

それらの人々がどういうことを感じ、どう行動したのかは闇の中。

でも、官邸と現場をつなぐパイプ役になるべきだった人たちが、

適切な行動をとれていたのかというと…

 

たぶん、これから起きるだろう災害のときに考えないといけないのはそこだろう。

おそらく、現場のプロフェッショナルの人たちは自分のできるかぎりのことをする。

命令違反や現場放棄をして逃げだしたりはしないだろう。

問題は、その現場をまず制服組がバックアップできるか。

そして、政治家が節度を保ってよけいな指示を出さずにいられるか。

 

いま千葉で起きてる台風の復旧でこの経験は生かされているのか。

 

現場も知らないままに勝手に指示を出す。

頼まれてもいないのに勝手に現場に乗りこむ。

 

ツイッターで愚かな姿をあらわにして恥じない人を見てると、

そんな人たちが政権をとったら、

また同じことをしてしまうんだろうなあと思ったり。

 

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秋よ来い

2019-09-09 | 本と雑誌

 

きょうもまだ暑い。

早くなんとかならんもんかな。

 

月曜はいろいろあって休めない人が多いだろうし、

責任感のある人はもっとそうだろう。

取引先の都合もあるだろうし、

勝手に自分の都合で出ないわけにはいかないってことも多いはず。

 

評論家やコメンテーターがいなくても、誰も困らないけれど、

そうやって、どうにかしてでも出社しようとする人たちがいるからこそ、

この国は回っているのだろうし、世界的に信頼の高い国でもあるのでは。

 

うちのあたりは暑いだけで、なにもなし。

関東に台風が来るとたいへんなのもわかるけど、

ニュースの大騒ぎっぷりを見てると、去年のことを思い出す。

地方で災害が起きてももうちょっと騒いでよ。

 

 

最近、法務局に行く用事があった。

途中で「司馬遼太郎記念館」の看板。

そのあたりにあるらしいってことは知ってたけれど、

はっきりとした場所は知らなかった。

いつか行ってみたいけれど、そんなに便利なところでもないかな。

どっちの駅からも距離ありそうな。

 

「明治国家のこと」を読む。

明治までの日本は生き残るためにはどうしようもなかったのだとわかる。

帝国主義や植民地主義から逃れるために涙ぐましい努力を続ける。

それに成功した国が日本以外にないと言って等しいのは誇れることかも。

 

問題はそこから先。

事実を知ろうとしない国民と、隠す政府、それに加担したマスコミ。

三位一体となって、滅びへと突き進んだのだろう。

 

おとなりの国がまったく同じように、

滅びに向かっているように見えるのだけど、

たぶんそれを止めるのは無理なんだろうな。

なるべく距離を置いて関わらないようにするしかないのかも。

 

関川夏央さんの明治もの『「坊っちゃん」の時代』とかぶるのだけど、

やっぱりちょっとスタンスはかわってきてるんだろうか。

 

あと、司馬さんには昭和も書いていただけるとよかった。

たぶん、いちばんネックになってたのは、

ご存命の方への配慮だったような気がするから、

相当長生きしていただかないといけなかったかもしれないけれど。

 

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両方大事

2019-08-29 | 本と雑誌

 

きょうはきのうにもまして空気が重い。

しんどい。

雨も降らないのに湿気が多い。

からっと暑いほうがまだよかった。

 

関係あるのか知らないけど野菜が高い。

キャベツ300円以上もしてたからスーパーはしごしたら、もっとしんどいし。

なすもきゅうりも高いような。

なんとか安いところを探すけれど、その労力もむだなような気がする。

 

「おじゃる丸」前回録画するの忘れた回。

高校野球があったりして、

長いあいだ待ってきょうやっと再放送だったのに、

予約するの忘れたみたい。

なんかすごくがっかり。

だから高校野球なんて嫌いだ。高校野球のせいではないけれど。

 

高校野球といえば「忖度」をあれだけ批判しておいて忖度。

国旗を掲げると危険な目に遭いかねないような国、というのは、

そもそも、もう平和的な交流ができない国、ということではないのかな。

 

 

「見果てぬ日本 司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦」を読む。

たまーに名前を見かけるので、ちょっと読んでみようかと。

 

電車から降りたら風景が変わってた、とかいう、

よくわからないこどもの頃のエピソードで出鼻をくじかれる。

降りる駅まちがえたんちゃうのかなあと思ってたら、そのとおり。

 

こんな感じで本筋と関係あるのかどうかわからない、

もっとややこしい引用なんかもあって読みづらかったけど、

そういうのの対処に慣れればさくさく。

 

ほとんど読んだことがないので、最先端の科学との付き合いかたなど、

小松左京さんのところがいちばんおもしろく読めた。

科学は進歩していく。多少の危険があったとしてもそれは止めようがない。

ならばうまく利用していくしかない。

「先送り」はまちがっていないのだから。

 

司馬さんの小説はほとんど読んでるので、

ちょっとむりやり自説をねじ込んでるような気もしないでもないけれど、

騎馬民族や海洋民族の自由さにあこがれてたっていうのはなるほどという感じ。

「土地と日本人」で唐突に感じた土地公有化論の意味が、

ちょっとわかったような気がした。

 

自分の才覚で世の中を渡り歩く。

それは簡単なことではないからあこがれの対象でもある。

寅さん映画が人気があったのもたぶんそう。

でも、そういう人たちが自由に生きられるのは、

一方で地道に大地に根を張って暮らしている人たちがいるおかげ。

キャベツ300円が高いって言ってる場合ではない。

だからといって、土地に執着しすぎるのもよくない。

 

地方で土地に根付いてくらしている人たちが保守的で、

都市を渡り歩いて暮らしている人たちがリベラル的なのもなんとなくつながるような。

どっちがいいというわけではなくて、バランスが大事なんだろう。

 

いっときNHKがたくさん放送してくれてたときに、

黒澤映画はほぼ見られたけれど、

小津さんのはタイミングが合わなくてまだ1本も見たことがない。

ので、小津さんのパートはよくわからなかった。

 

 

「彼方のアストラ」

胸クソ会議からまさかの展開。

『自分じゃどうにもできない問題は悩んでる時間がもったいない

 どうやったら楽しくできるかを考えたほうがいい』

いい言葉。

 

でも、キトリーとフニシアまではわかるけど、

全員が…ってことになると、

世界的な賞を獲った方のものと似たような感じになりそうなので、

なんかもうひと山あるんだろうかな。

 

前半の胸クソにくらべたら、ラストはそんなに…

「シックスセンス」見てないし。

 

 

「かりそめ天国」のゴールデン進出。

まあ、がっかりではあるんだけど、久保田アナがあんだけ喜んでるんだったら、

これからもがんばって見ようかな、と。

打ち切りかもとかアシスタント交替かもとか、いろいろ考えたんだろうな。

 

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あちらをたてれば

2019-08-27 | 本と雑誌

 

お昼過ぎに大雨。

雨が上がると湿気が出てきたけど、そこまで暑くはない。

夏ももう終わりに近い。

 

 

「脳はなにげに不公平」を読み終わる。

小ネタ集みたいなもので、忘れてしまったのも多いんだけど、

自然とは何ぞやとか、どこからどこまでがドーピングになるのかとか、

そのあたりがおもしろかった。

 

脳のことについてのエッセイなようで、

実はもっと深いことについて考えたくなるような本。

 

あと、いちばん印象に残ってるのは、

脳のある機能をブーストするとほかの機能がストップしてしまう、みたいな話。

それを科学的にか化学的にかでできるようになったりすると、

けっこう大変なことになりそう。

それもまた一種のドーピングなわけなんだろうし。

 

共感、とかもね。

大切なのは、ひとの痛みを感じるかどうか、

ではなくて、そのあとどうするか。

 

 

「勇者ああああ」

ハリウッド軍団VS二郎会の対決おもしろかった。

フジモンさんのてきとうパクリしか知らなかったので、

「あーい、とぅいまてぇん」の人初めて見た。

 

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しのびよる

2019-08-16 | 本と雑誌

 

台風はいつのまにか通り過ぎて、

そのあともだらだら雨が降って目がさめたら、

ふつうに暑かった。

なんだったんだろう、この何日かのあいだ。

まあ、なにもないのがしあわせなんだろう。

 

 

「移行化石の発見」を読む。

また凝りもしないで文春文庫のワイン色のシリーズ。

読むのがたいへんなのわかってるのにまた借りてしまった。

まあ、お盆休みだったし。

 

でもまあ、ほんとに入り込めなくてたいへんでなんども中断した。

おもしろくなってきたのは、ウマがなぜウマ面なのかというくだり。

ほぼほぼ終わりの方になってから。

 

そんなに目新しいことが書かれているというわけでもなく、

どうして、なんの目的で書かれた本なのかずっとわからなくて、

あとがきとか訳者の方とかの解説を読んでやっと腑に落ちる始末。

 

この分量と熱量では進化論に疑いを持っていると、

最後まで読み通せる人は少なそうに思うのだけれど、

事実を積み上げることで進化論を補強しようという本なのならわかる。

 

こないだの「ダーウィンが来た!」の南硫黄島の回を見てても思うけど、

たぶん、日本人で進化論に疑問を持つ人ってほとんどいないに等しいのでは。

 

進駐軍としてやってきたアメリカ兵がどや顔で日本人に進化論を教えようとしたら、

みんな知ってておどろいたって話があるみたいなのに、

これもひとつのアメリカの闇。

 

アメリカだけでなく、キリスト教原理主義だけでなく、

ヨーロッパでもイスラムの方向からこういう流れがまた押し寄せてきてるっていうのも、

もっともっと闇の深さを感じる。

もう一回、ルネッサンスの前の暗黒時代に戻るつもりなんだろうか。

 

『正直なところ創造論は科学ではなく、自然をありのままに正しく見ているわけでもない。

 頑迷な『若い地球説』の信奉者は、自分にとって不都合な事実が見つかると、

 それは嘘か誤解か間違いだから、無視してもかまわない、と決め込み、

 決して自分の間違いを認めようとはしないのだ』

 

たしか終章にあった文章だけど、モリカケにこだわる人のことを書いてるのかと。

イデオロギーに支配された人って同じ考えをするものらしい。

 

 

「テレビ千鳥」のスペシャルはおもしろかった。

こういう服はどんな人が着るんだろうっていう服がいっぱい。

まあ、誰か着る人がいるんだろうけど。

全部が全部ボケてるわけではないはずなのに、

いちいちツッコむノブさんの言葉のチョイスがおもしろい。

それに引きずられてキングダムに流れたり。

 

後半は、逆に大悟さんがツッコミに。

lemon って、いっとき古本屋さんに入るとかかってて、

いやになるくらい聞いたような気がするけど、歌詞は初めて知った。

なんでlemon?と思ったら、歌詞にあるのか。

 

「せやねん」でえんえんと千鳥弁当のロケをやらされたことで、

鍛えられてものすごく引き出しが多くなったんだろうかな。

その引き出しの多さがいまにつながっててなんの企画でもおもしろくできるのかも。

二人ともその場にあった的確な言葉を選びだせるのがすごい。

で、追い込まれてエスカレートしすぎて、

オチが見えなくなるくらいまでやりすぎるところもけっこう好き。

 

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