めそのたわごと

夢の場所へ 揺られながら 汽車に乗って

クリムト

2007-03-01 21:48:21 | cinema
クリムト
1918年、第一次世界大戦のさなかに、病院で死を迎えようとしている男がいた。彼の名はクリムト。ウィーンを代表する天才画家だ。見舞いに来た弟子エゴン・シーレの存在にも気づかず、彼の頭に人生が走馬灯のように去来する。19世紀末、保守的なウィーンでの酷評をよそに、彼の描く絵画はパリでは絶賛される。パリ万博のサロンで美しい女性と出会ったクリムトは、彼女から肖像画の依頼を受けた。ウィーンに帰ったクリムトは大臣から助成金の打ち切りを聞くが、作品制作を続けることは止めない。しかし、やがて現実と虚構が混じり始める。
 冒頭からカメラがぐるぐる回るので軽く酔ってしまい、頑張ってストーリーを追おうとするも???更に、船酔い気分に追い討ちをかけるような、あの水音と呼吸音途中でようやく、これは伝記ではなくファンタジーだということに気付きました。いろんな出来事、人々、そして画面がぐるぐる・・・・・・あらすじも見ず、クリムトの人生も全く知らずに観に行ったので、正直わけ分かんなかったです。その時代の美術史について調べてから観に行けばよかったとちょっと後悔でも雪が降るシーンや、金箔が舞い散るシーンはとてもきれいでした。