母との日々

パーキンソン病、レビー小体型認知症の母を12年間在宅介護した記録です。今は時々思い出しながらつぶやいています。

今年もあと1日

2005年12月31日 | 日々のこと
今年もあと1日ですね。

忙しくなった10月くらいから早かったなあ。
気がつくと12月になってたものなあ。

これから3月まで通常通りのお仕事なので、時間はある。

自分の時間を取り戻し、母とももっと穏やかに過ごせればいいなあ。

年末年始の休みになって、家のこととか、お正月の準備とかしている。
母も朝は少し動けるので、掃除をしたりしている。

朝ご飯を食べた後はお昼くらいまでと、お昼を食べた後3時くらいから夕方までベッドで横になるというのはもう日課になった。

今までは、こたつで横になったり、無理に動いて機嫌悪かったりしたが、あきらめたようだ。

それはそれでいいことなんだ。

「寝たり起きたり」ってこと。

それから「ほとんど寝てる」そして「寝たきり」になるのかなあ。



今日は、母はがんばってお煮しめを作り、黒豆を煮た。
すごくがんばった。えらい。

夕べまた母と言い合いをした。母も体がきかなくてつらい。どこにそのいらだちをぶつけたらいいかわからない。私も、そんな母のいらだちを聞くのがつらい。私にはなにもできない。めいってくる。お互いつらい。

母は私がつらいのはわかる。わかるけど、足が痛いんだという。

私は、こんな介護生活が続いたら、母との思い出がいやなものだけになってしまうという。
自分がいやな人間になってしまって、親に文句ばっかりいう自分がいやだという。

暗い気分。何もやる気しない。

でも今朝、母は早く起きてお煮しめと黒豆をがんばって作った。

母はほんとにえらいな。

私は今日、ふてくされていただけだ。

素直になれないのは、母も私も。


来年は、すこしでも思いやりをもって生活できますように。

創作活動も続けられますように。




メリークリスマス・イブ

2005年12月24日 | 日々のこと
メリークリスマス・イブですね

母の調子は相変わらずあまりよくありません。

でも今日は、母が前から欲しがっていた手袋を一緒に買いに行こうと言っていたので、午後行けそうか聞いたら、母も外には出たいのでがんばって行けそうだと。

で、ちゃっちゃと用意して車で5分のお店へ。
でも、手袋はほしいものがなく、デイケアに着ていく長袖Tシャツを買う。

ほかのお店に行こかというと、もう母は動けなくなって具合悪いというので帰ることにした。

ほんの30分もかからないくらいなのに、もう具合悪くなってしまう。

お店ではカートを押して歩くわけだけど、道路で雪がちょっとあって押しづらいともう力がないので押せない。

弱ってしまったなあ・・・。

今年の春は、家の前の公園まで桜を見にいったのになあ。

パーキンソン病は、がくっと症状が悪くなると聞いていたがほんとだなあ。

もちなおすことはないのかなあ・・・。





母を家に送ってから、車で20分くらいのショッピングセンターに母の手袋を買いに行った。
やはり、今日買ってあげたかったから。

ちょうど母の欲しかったえんじの手袋があったので買って帰ったきたら。

母は、こたつで仰向けに寝ていて、私の顔を見ると「起きれない」。
「あたった・・あたった・・・。」(「あたった」とは、脳梗塞とか脳溢血のこと)

「頭がへんだ。ぼーっとしている」と言って、全然動けないのだ。

帰ってきたのが5時すぎていたので、薬が切れたのだろうなと思った。
でも、様子が違っているような気がした。

ちょっと焦った。げっ、救急車か?動かさない方がいいのか?脳梗塞とかもちょっとなら動けるのか?やはりあたったのか?頭がぐるぐるした。

手はどうにか動くが、足は?腰は?

腰が動かないというのだから・・・。えっ下半身不随?

でも、話はできるし、とにかく起こしても後ろに倒れるが薬を飲ませてベッドで寝るように抱きかかえて行った。

寝る前に、おしっこだって。
パットをしてるが、寝ているうちに2回おしっこがでて漏れてしまったというので、脱がしてトイレまで連れて行っておしっこさせて、おむつパンツをはかせる。

おしっこのあと拭けないみたいだったけど、しかし、これはまだできなかったな。自分でやらせた。デイケアのスタッフはおしりも拭いてくれると言っていたけど、すごいよね。仕事とはいえ。

で、パジャマも着せてベッドに寝かせる。この時点で、まずあたりではないんだよな・・。大丈夫だよね・・・。

寝ている母と話をしているうちに、動いている・・・。また、パーキンソン病特有のやつ。薬が効いている証拠。

元気も出てきたので、買ってきた手袋を見せるととても気に入ったようで、元気になった。
手袋をはめちゃって手をひらひらさせて喜んでいる。
現金なやつ・・・。

なんだよ。ほんとにあたったのかと思ったじゃん。




母が寝ている間に、ご飯の用意をして。

準備ができると、母がのそりとやってきて、クリスマスのとんがり帽子を被って手袋を持っている写真を撮りました。

デジカメのバッテリーがなくて携帯の写真になってしまった・・・。


そんな、メリークリスマス・イブでした。




お久しぶりです

2005年12月18日 | 日々のこと
やっと忙しい日々が終わりました。

風邪が長引いたり、50歳の引きこもりのいとこが突然やってきたりして、ただでさえ忙しい日々に精神的にいっぱいいっぱいなことが倍増していましたが確実に時間は過ぎていくんだな。

ここ1ヶ月の間、母は少しづつだけど目に見えて弱っているなあと感じる。
まず、薬の聞いている時間が短くなり、朝昼夕に3回飲んでいるネオドパストンという動きを良くする薬が3時間くらいしか効かない。
でも限界の個数飲んでいるから、増やせない。

ご飯を食べてちょっと部屋を片付けたりしているうちに、もう「動かない」「歩けない」の連発だ。顔も紅潮してきて固まっている。もうだめだ。
ベッドで寝かせる。

30分くらいで、起きてまたこまごまと何かしているときもあるし。
また、こたつで寝ているときもある。

歩くことも、まえよりしんどくなり、杖を使っても思うように歩けないので、手を引いてあげたりする。
外に出かけることはほとんどなく、病院に行くときには車に乗るまで調子がいいとカートを押す。病院に着いたら車いす。

トイレは紙おむつをしている。
以前からはいていたが、やはりおむつにすることに抵抗があり、なかなかできなかった。
だが、とうとう歩けなくて我慢できなくて、「えーーーーい、してしまえ」と覚悟してしたら漏ないし快適だったらしい。それからは、トイレに間に合わないときは無理せずおむつにしている。

デイケアは、行くだけは行っている。
でも、ちょうど10時ころには動けなくなり横になって休んでいるんだって。
リハビリをお願いしていたんだけど、通うようになって一度もちゃんとやったことがない。
いつも、車いすだし。

お昼を食べた後も調子が悪いことが多いので入浴さえもあまりしたがらない。
でもスタッフの人がいつも入れ入れというので、入ることもある。

このまま、寝たきりになっていくのか?
今の現状を少しでも長く保つにはどうしたらいいのか?

わからないんだ。

医者は薬の調整だけ。わからないって、今どうしたらいいか。。
じゃあ、誰を頼りにすればいいんだろう。

家族は何をしていけばいいのか?
パーキンソン病の家族の人たちは、どうしているんだろう?


やること、考えることがいっぱいで疲れちゃった。

今日は、おわり。