母との日々

パーキンソン病、レビー小体型認知症の母を12年間在宅介護した記録です。今は時々思い出しながらつぶやいています。

電動ベッド導入!

2005年09月30日 | 日々のこと
今日、電動ベッドがやってきた!

おととい、ケアマネージャーさんに来てもらって、デイケアのこととか話を聞いた。
母も、行き詰まってどうしていいかわからないのを感じたのか、デイケアを見学することは承諾し日にちも決まった。見学してみてから、本人がどう思うかがわからないが、少し違う空気が流れてくれるといいと思う。

ケアマネージャーさんは、私からいろいろ母のことを聞いていたので、不安がないように母に一生懸命話してくれる。母は、普段私以外の人と話さないし、1時間近くもイスに座って同じ姿勢で人の話を聞いていたので、電動ベッドを入れる話が終わる頃には、すっかり疲れてしまっていた。でも、母もがんばっているんだろうと思うと、少しでも楽しく過ごせる時間を作ってあげたいとは思う。

夜お風呂から上がると、母は電動ベッドの上で「リハビリもできる!」と、仰向けになり手すりにつかまって足をあげたり下げたりしていた。顔もいきいきして相当うれしいようだ。

まっ、よかったかな



普通の顔

2005年09月28日 | 日々のこと
今日は(といっても日付がかわったので26日のこと)、久しぶりに母は体調が良かったみたい。

顔つきが全然違う。フツーーの顔。
調子が悪いと、体全体からなにやらもう、具合悪いのよーと言う気がでていて周りの空気は重くどんよりさせる。顔も目つきも違う。

今日は、顔つきも目もすっきりさわやか 
本人も、気持ちよさそう。気分ももちろんいいから、話も暗い方向ではなく、世間話というものが成り立つ。もちろん私もいつもより気持ちが軽い。
せめて、こんな日が毎日続くといいのになあ・・・。








針の穴のような世界

2005年09月26日 | 日々のこと
母の毎日は、朝起きて調子が良ければみそ汁くらいを作る。

私が仕事に行った後は、調子が良ければ掃除したり、庭の草取りをする。
あとは洗濯してみたり、とにかく家にいる。

外にでることは1カ月に1回車で40分の病院に行くくらい。
話をする相手は私だけ。
訪ねてくる人は、お金を貸しているおばあさんだけ。

調子の悪いときや、夜は、どうしてこんな病気になったんだろう、なんで自分ばっかり・・・とずっと考えている。
病気になって17年もたつのに、受け入れられない。
辛いだろうな、そりゃあ。

パーキンソン病になる人は神経質な人が多いと言うが、典型的だ。後ろ向きだし。
悪いことしか考えないし。

滅入る・・・一緒にいる方も。


人と話さないから、どんどん自分のことしか考えられなくなり人の話を聞くことができない。
会話をしても、キャッチボールができない。、
自分のことしか話さない。
のれんに腕押し。。っていうの?




滅入る・・・こっちも神経症になりそうだ。


デイサービスとか利用したいけど、嫌だって。
一回様子を見に行こうと言っても、全然。

母も八方ふさがりだ。あまりよくまわらない頭で考えても何も進展はないのに、変な意地だけはあって素直じゃあない。ほんっとイライラする。

娘の私が言うよりケアマネージャーの人から話をしてもらうことに、どうにか納得した。


両手は思うように動かないから、好きな針仕事もできない。
頭はぼけ気味だから、人が何を言っているのかよく理解できない。
愚痴を言う友達もいない。


母はこれから先、もっと不自由になり、寝たきりになるだろう。

母はどうやって生きていこうとおもっているんだろう?

不自由になるのがわかっている未来を悲しんでばかりで、未来よりまだ動けて自由がきく今を生きてない。

それほど、じわじわと真綿で首を絞められるような病気。

考え方、受け入れ方を変えない限り辛い日々を生きていかなくちゃならないのか?



娘の私は、それを少しもわかってあげられない。イライラしてばっかりだ。


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*まだ、デイに行くのを嫌がっていた頃だ。今は行くようになったが・・母の世界は針の穴から広がったのだろうか・・・(9/2)



母とわたし

2005年09月25日 | 日々のこと
母とわたし。

性格はまったく正反対。母は後ろ向き、私は前向きで明るい・・方である。
体質も母は暑がり、私は冷え性の寒がり。

嫌なんだあ、母といると。

病気のせいで、できないことも多くなってきている母に、小言を言うんだあ、私。
これでもかって。

いってる自分が嫌になる。

こんな自分じゃあなかったよなあ・・母の子どもだからもともとあったのか・・と落ちこむ。

優しくしたいと思うけど、できない。
感情が先に来る。

夜、寝るときに冷静になると、母も私と一緒で、嫌だろうなあと思う。

あと何年一緒にいられるかわからないのに、こんな毎日ばかりで悲しくなる。

でも、母の顔を見るとイラッとくるのだ。


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*うんうん、そうだったそうだった・・・基本はこの感情なのだ。(9/2)



パーキンソン病の母とともに

2005年09月25日 | 日々のこと
ブログ開設しました

パーキンソン病の母との喜怒哀楽の日々を書いていこうと思っています。

母は、パーキンソンになって17年になります。年令77才。喜寿だけど、喜ばしいことはあまりないなあ、きっと。

要介護2。家の中で、ごはんを食べるのも、トイレもまだどうにかひとりで出来るから。

家族は、母と娘のわたしと猫の親子3匹(母猫、子♂、子♀)

父は、4年前に他界。

以来、東京から帰省した私と母と猫との生活が始まりました。




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*そうここから始まったのでした・・・(9/2)