今頃の季節になると、庭にある小屋の近くまで行くと、独特の匂いがしてくる。もう一年立つのかと、月日の流れを感じる。イソシバの花の匂いである。ほとんどの人が、悪臭(?)を放つこの匂いに、眉をひそめる。プロパンガスに付けられた匂いに似ているので、騒ぎになることがあるらしい。春の栗の花と同様すごいインパクトのあるかおりだ。私は、脳が悪いのか、鼻が悪いのか、特別不快感はない((+_+))むしろ・・・?
常緑小高木で、海岸近くに多く、葉は分厚く光沢があり、白いすずらん型の花は葉の裏側の根本にびっしりと寄り添う。宗教的な利用は、なされてないので知名度は、シバ(ヒサカキ)より低い。2m位になった、我が家のイソシバを、時々墓へ活けている。
樒(しきみ)は仏事。シバは仏事・神事。サカキは神事。に用いられるらしい。どのような物を、あげても気持ちがこもってあれば、いいと思うが、世間一般の常識(?)なのか、難しいものである。
シバの花言葉<神を尊ぶ・治癒) 撮影地:我が家の庭