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lightwoブログ

競馬のスポーツとしての魅力や、感動的な人と馬とのドラマを熱く語ります。

春の天皇賞

2005-04-27 00:02:00 | 競馬全般
今週末は春の天皇賞。
古馬G1の中でも格が高く、昔で言う八大競争の一つ。
なのに、今年はメンバーが寂しい。

現役古馬のナンバー1とナンバー2が怪我でもないのに出走しないからであろう。
一昨年も後に2年連続で年度代表馬となる現役最強馬が出走しなかった。

競馬の基本というのは、どっちの馬が強いのか?
ということだと思う。
もともと、競馬の起源もそれだったはず。
なのに、強い馬が出てこない。

G1レースというのは最強馬決定戦であるべきだし、そうあってほしい。
そこで、数々のドラマが生まれ、心に残るレースとなる。
格式だけのレースなんて意味が無いし、見てても面白くない。

こういう状況だと、春の天皇賞はいつも距離短縮論が出てくる。
と、同時に昔からのファンからは、長距離戦の面白さを説く意見が出てくる。
私も長距離戦は見所があると思うし、春の天皇賞で数々のドラマを見てきたので現状の距離には思い入れがある。
だが、私は結局のところ、長距離戦よりも最強馬決定戦が観たいのだ。

現状では昨年の有馬記念1着2着の馬は、宝塚記念には出走を予定している。
宝塚記念は2200m。

春の天皇賞は色々なことを見直す時期に来たのかもしれない。


しかし、現役最強馬クラスは、もうファンの馬だと思う。
距離がどうこう言う前に、そういう馬はそれなりの使い方をしてほしいものだ。

強い馬が勝つ

2005-04-21 00:05:00 | 競馬全般
勝った馬が強いのではなく、強い馬が勝つレースが好きだ。
そして、そういう馬には正攻法で勝ってほしい。

デュランダルやスイープトウショウのような直線一気の追い込みは観ていて気持ちが良い。
ダートでのメイショウボーラーのように影をも踏ませぬスピードで一気に押し切るのも凄みを感じる。
だが、やはり強い馬というのは自分で競馬を作り、何度やってもこの馬が勝つというレースを見せてほしい。

好スタートを切り早くも主導権を握り、行きたい馬には先に行かせて、誰も行かないなら自分で行ってしまうような積極的な序盤。
道中は好位につけてキッチリ折り合い、勝負どころの3~4コーナーではいつでも逃げ馬を捕らえられるポジションへ馬なりで上がって行く。
逃げ馬が楽をしているようなら直線入り口で並びかけ、ハイペースで後ろからの追い込みがききそうなときは追い出しを遅らせる。
最終的には楽に抜け出し、ゴール前では抑える余裕。
どんなメンバーでもどんな展開でも勝てるような、そんな正攻法。

最近では、去年の宝塚記念のタップダンスシチー、一昨年の有馬記念のシンボリクリスエスの勝ち方がこれに近いかな。
古くは、やはりシンボリルドルフがまさにそういう競馬の見本で、それ以降もメジロマックイーンやトウカイテイオー、ビワハヤヒデなどのその時代の最強馬がそいういう走りで力を見せつけてきた。
だが、サンデーサイレンス産駒が台頭してくると、圧倒的な瞬発力で正攻法をする馬を格好の目標とし、それを差しきる競馬で全盛を極めてきた。
すると、その瞬発力を恐れるあまりにスローペースの競馬が増え展開が紛れるようになる。
ノーマークの逃げ、先行馬の前残り。有力馬が末脚を温存するあまり脚を余しゴール前とどかず。
そんな競馬は面白くないし、観たくない。
時代が変わったのかも知れないけれど、やはり強い馬には正攻法で強い勝ち方をしてほしい。

正論だけでは渡ってゆけない世の中だが、やはり自分が正しいと思えることを貫いて行きたい。

馬名

2005-04-20 00:02:00 | 競馬全般
今週末はオークストライアル。
昔は4歳牝馬特別なんていう名前だったのに、いつの間にかフローラSに変わった。
同じく、4歳牝馬特別だった桜花賞トライアルはフィリーズレビュー。
どちらも、3歳牝馬のレースらしい良い名前になったと思う。

良い名前というと、今週走る馬ではディアデラノビアかな。
最初聞いたときは、読みにくい変な名前だと思ったけど、由来を聞いて考えが変わった。
男性がにガールフレンドに花を贈る、アルゼンチンの特別な日。恋人の日。
フローラSの出走馬としてはぴったりの名前だ。

今年の3歳牝馬ではシーザリオという馬がいる。
黒光りする逞しい馬体でとても牝馬に見えないような馬である。
馬名の由来を調べてみるとシェークスピアの喜劇「十二夜」の登場人物名らしい。
兄と離れ離れになったヴァイオラという女性が、公爵に仕えるときに男装して名乗った男の名。
名は体を表すということかな。

名は体を表すというと、思い浮かぶのはかつてのオークストライアル勝ち馬スティンガー。
同名のカクテルは、ブランデーのコクとペパーミントの爽快感があいまって、味わいに鋭さがある。
アルコール度数は高めで「針」から名前を取っている。
勝つときは鋭い末脚でまさに名前どおりの走りをみせていたものだ。
だが、負けるときは人気でも不可解な惨敗をしていた。
なんとなく、イメージどおりな感じがする。

馬名というのは、その馬を好きになる大きなポイントだと思う。

JRAのCM

2005-04-19 00:03:00 | 競馬全般
今年のJRAのCMはすごく良くて、心に染みる。

雰囲気のある一青窈の曲。
情緒のあるモノクロ写真。
そして、なにより素晴らしいフレーズ。

「ハナミズキ」に乗せた誕生編では、牧場にとって仔馬は夢であることや、成長を見守るやさしさが伝わってくる。
「影踏み」に乗せたデビュー編では競走馬のデビューにはいろんな人が関わり、いろんな想いが込められていることが感じられる。

そして最後にこのコピー。
人が馬を愛すように、馬も人を愛している。

自分が感じている競馬の魅力がこのCMにより多くの人に伝わってほしいと思う。