【甘利辞任】懸念される「増税勢力」の復活
辞任で失われた“重し”
【日本の解き方】甘利氏辞任で失われた“重し” 懸念される「増税勢力」の復活
甘利明氏が経済再生相を辞任した。急転直下の辞任表明で、記者会見で一瞬どよめきがあったのが印象深かった。
第2次安倍晋三政権発足以降、任期途中での閣僚辞任は、小渕優子経済産業相、松島みどり法相、西川公也農林水産相に次いで4人目となる。
今回の事件は、週刊誌で告発した人にも不可解な点が多い。右翼団体と関係があるとされ、録音・写真準備などの意図も気になる。もちろん、このような人物を近づけた甘利氏の脇の甘さも指摘される。
安倍政権にとって、甘利氏は特別な存在だ。安倍政権の中枢は「3つのA(安倍、麻生太郎、甘利の各氏)」と「1つのS(菅義偉氏)」といわれる。安倍首相が第1次政権のときに不意に辞任した後も、彼らは安倍氏を支えてきた。
人間は地獄を見た時に、景色が一変するが、そのときに受けた恩義は決して忘れない。安倍首相も一度は首相辞任という地獄を見たので、落ち込んだときに去って行った人、とどまってくれた人をしっかり覚えているはずだ。
甘利氏は間違いなくとどまってくれた人だ。この意味で、単なる一閣僚の辞任ではすまない、大きな影響力がある。
まず、安倍政権が成長戦略としている環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の国会審議である。安倍首相から全権委任の形で甘利氏は交渉にあたっていた。そのおかげで、日本にとってかなり有利な交渉結果となった。これは、いまだに米国でTPPに反対している人が多いことからも分かる。
国会でも、実際の交渉当事者の答弁は、質問者を圧倒するような重みを持つ。残念ながら、甘利氏の後任である石原伸晃氏にはそれがない。閣僚経験者であるので、緊急リリーフもこなせるだろうが、過去に失言歴も多い。そのあたりは、今後の安倍政権にとって大きな不安材料だ。
次に、マクロ経済運営である。甘利氏は政権のマクロ経済運営の司令塔として、安倍首相の考え方を忠実に反映していた。しっかり勉強していて安定感もあった。
石原氏がどこまでマクロ経済運営ができるか、それがポイントである。石原氏は、安倍首相が選出された2012年9月の自民党総裁選に出馬した際、金融政策への無理解を露呈させてしまった。この3年間余りでどこまでキャッチアップできたか、甘利氏との差をどこまで埋められたかが問われるだろう。
最後に、甘利氏が閣僚を辞任したことで、安倍政権の官僚機構への重しが軽くなったことはは否めない。特に懸念されるのが財務省に対する牽制である。財務省は、内閣府を事実上支配して、経済財政諮問会議などをコントロールする。それに対して、甘利氏は有力な防波堤であった。
甘利氏は、まだ不十分とはいえ、政府の掲げる名目成長率の目標を2%から3%に引き上げてきた。財務省の相当な抵抗があったはずだが、甘利氏はそれをはねつけ、経済成長による財政再建の道を拓いてきた。甘利氏辞任後、財務省を中心とした増税勢力の復活が心配だ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160203/dms1602030830006-n1.htm
今回の辞任、まさに正義なきマスゴミの弊害だよなぁ。。。
財務官僚がのさばるとロクなことはない。
「財務省は、内閣府を事実上支配して、経済財政諮問会議などをコントロールする」
転載元:テレビじゃ流さないニュース
【元財務省出身】
「財務省が官邸に上げる情報が必ずしも的確ではない」
社会保障費、消費税の嘘
〇財務省の情報は的確ではない? 月刊正論で時評を書いている関係もあって、月刊誌などは一通り目を通すことにしている。 月刊『文藝春秋』2月号では、若手の学者が「参院選『改憲3分の2』はあるか」という鼎談をしていて、おもしろかったのだが…
Posted by 江崎 道朗 on 2016年1月19日
〇財務省の情報は的確ではない?
月刊正論で時評を書いている関係もあって、月刊誌などは一通り目を通すことにしている。
月刊『文藝春秋』2月号では、若手の学者が「参院選『改憲3分の2』はあるか」という鼎談をしていて、おもしろかったのだが、注目すべきは、財務省出身の竹中治堅・政策研究大学院大学教授の次の発言。
《最近は、財務省が官邸に上げる情報が必ずしも的確ではない面があるのは確かです。財務省は官邸に「消費税を8%にしても最初は多少経済が落ち込むかもしれませんが、すぐに回復します」と説明していたのに結局景気は想像されていた以上に後退した。
社会保障予算も放置すれば毎年一兆円増えます、と言っていたのに現実は半分の五千億円しか増えていない。
官邸が「財務省の言葉を全部信じるわけにはいかない」と考えても無理はありません。》
財務省出身であるだけあって、「財務省の見通しは基本的に正しいが、間違いもある」みたいな言い方だが、実際は、間違いだらけだというべきだろう。
この財務省の情報を信じて官邸は、消費税をあげ、社会保障費を削り、結果的に、貧困層と地方の中小企業をますます苦しめることをしているわけだ。
特に社会保障費毎年一兆円増えるという話は、それこそ耳にタコができるぐらい聞かされてきたお説教で、この呪文が、国会議員をして消費税増税に走らせてきたといっても過言ではない。
「財務省の情報は信用できない。消費税をあげたらますます国民経済は苦しくなるぞ」
是非とも地元の政治家の皆さんに、月刊「文藝春秋」を見せながら、話していきましょう。
そのためには、財務省を始めとする役人の意見を聞くことが勉強だと思い込んでいる状況を改革する必要があると思います。同時に、保守の論壇もこうした課題に取り組まむよう改革する必要があると思っています。
ああいうふうにやられると財務省【辻はああいうふうにやられると妙に説得されます。
いまの民主党など、政権下で財務省のいいなりになりましたから、江崎さんのお話は彼らに学んでもらうべきですね。
消費増税を完遂するためにはどんな手も使うんでしょうね。
しかしそれに対して真っ向から対立するよりも、のらりくらりとかわす術を身に付けた方が相手も戦いづらいかも知れません。
応援するためにも、的確な情報で判断できるようにしたいものです。財務省の間違った判断に乗って、景気を悪化させてしまえば、それは安倍総理退陣へと発展してしまいます。
江崎先生のエントリーはいつも参考になります。
これは必読!
財務省の情報は間違いだらけ。しかも、最近はかなりひどい。 fb.me/10Dysxf2I
— 上念 司(@smith796000)Tue Jan 19 13:37:26 +0000 2016
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転載元:テレビじゃ流さないニュース
◎これが事実だとしたら、甘利さんを失ったことは国民にとっても、大きな損害ですね。
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