みじんこのつの

雪の降る町に生まれ、
雷の多い町で育ち、
花の名前の町に住み、
山の上の小さな病院の、
小さな存在の日記です。

ラブレター

2006-07-05 13:55:38 | Weblog
脳梗塞後の片麻痺のおばあちゃんから、
ラブレター(?)をもらいました

いつも、「頑張って!」とか「毎日来てね」とか言ってくれる、
ドラえもんみたいで目が大きい愛らしいおばあちゃん。

最近、高熱を出したりして、具合が悪いです。
朝、ルートキープに行って、
「また来ますね。何かあったら呼んで下さい。」と言ったら、
「先生どうやったら来てくれるの?」と言われました。
そして、名前を書いて欲しいと言われたので、メモに自分の名前を書いて渡すと、
そのメモに自分で何やら付け加えてました。

それから一時間くらいして、
ユウちゃんが「○さんにこれ渡されたんだけど」とさっきのメモを持ってやってきました。
そこには、
「砂糖味様呼んで下さい」と書いてありました。

何かあったのかな?と思いすぐに行ってみると、
おばあちゃんは具合が悪いわけではなさそう。

大きな目をくりくりさせながら、
「先生さっきの読んだ?」と言いました。
「読みました。どうしましたか?」と私が言うと、
おばあちゃんは、
「さっきのラブレター。あっはっはと朗らかに笑っていました。

その後可笑しくて可笑しくて、
ナースステーションでにこにこお仕事してたら、
「砂糖、何笑ってるの?」とおちゃめで一番話しやすいシニアローテーターのセッキー先生に突っ込まれました。
「ラブレターもらっちゃいました♪」と自慢しました


救命は相変わらず大変です。
お仕事が終わらなくて進まなくて、あちこちから呼ばれて、
なんだかどんどん大変さが増していっている気がします。
今日それをオーベンのST先生に言ったら、
「だんだんやることがわかってきたからじゃないのかな?患者の数はそんなに変わらないよ」とおっしゃってました。

それは最近研修医3人で感じていたことです。
クレオちゃんもユウちゃんも私も、ぐんぐん成長してる。
素敵なオーベン達と、思いやりのある仲間のおかげです
まとまって勉強する暇はないけれど、合間を見つけては本で調べたりして、
ちょっとずつ伸びてます。

それにしても、ひきすぎの私達、
今日も夕方の時点で、私はカルテまで完全に終わっていたのはHCUを3人、クレオちゃんはICUを0.8人しか終わってなかった。
それから、クレオちゃんはドクターカーに乗って他の病院へ行く用事が出来て、
行ってきて戻ってきて、
それから「お帰りー」「ただいまー」「がんばろー」と、
抱き合うように支えあうようにお互いをねぎらって、
さっと役割分担に戻り、頑張りました。
クレオちゃんはそのまま当直。
私は23時ごろ病院を出ました。
23時を過ぎると電車があちこち危うくなる。
私の限られた時間はシンデレラよりも1時間早いです
クレオちゃんは当直&研修医一人の日、一番大変なパターンです。
大丈夫かな?大変だろうな。心配です

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