*、ζ,oりωσひ`⊂りT=〃ちをめ±〃す日記*

ぼくらは万有のうちへと旅する夢を見る。ところで万有とはぼくらのうちにあるのではないだろうか。

ロスト・チルドレン

2004-12-11 11:56:34 | 映画メモ
『ロスト・チルドレン』☆☆

公開:"LA CITE DES ENFANTS PERDUS"(1995/仏)
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ、ジル・アドリアン
撮影:ダリウス・コンジ
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
主演:ロン・パールマン、ジュディット・ヴィッテ、ドミニク・ピノン 
   ダニエル・エミルフォルク 他

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 近未来の半ば荒廃しかけた港町で、連続子ども誘拐事件が発生する。
 サーカスの怪力男ワン(R.パールマン)の幼い弟も、攫われてしまう。
 犯人は奇妙な一つ目男たちの教団。
 海に浮かぶ秘密基地に住むクローン人間のクランク(D.エミルフォルク)は
 その子どもたちを奇妙な機械につなぎ、夢を作り出すエネルギーにしていた。

 一方街中では、孤児たちの窃盗団が活躍。
 孤児たちは貪欲な双子女の支配下にあった。
 ワンは彼らのリーダー格である少女ミエット(J.ヴィッテ)と出会う。

 ミエットはワンに同情し、二人は、海の上の基地へ乗り込むが捕まってしまう。
 間一髪のところで双子が雇った蚤使いにより、救われる。
 そしてミエットは、海底ですべての鍵を握る博士に会うのだった。

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なんでしょうね、この作品は。
非常に評価が付けづらい。

映像はとてもきれいです。
わりとアナログなSFって雰囲気。時間帯は常に夕方~夜で暗め。
街は工業地帯なんだけどあまり機械っぽくなくて
海もきれいなんだか汚いんだかよくわからず、
近未来と過去が融合してるような、不思議な世界観です。
衣装デザインがゴルチエってことで、それは非常にわかりやすいんだけど。

反面、ストーリーにあらが目立つ。
外郭はちゃんと作られてるんだけど、逆に作りこまれすぎ?
本来ならば長時間かかってしまいそうな話を、
無理矢理短時間にまとめてしまっているような印象。
映像が良いだけに勿体無い。

要するに大男と可憐な少女のありがちな冒険活劇。
雰囲気を味わいたい人にはいいと思います。
ミエットが可愛かったので、甘め評価で。

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