『ボウリング・フォー・コロンバイン』★★★★★
公開:"BOWLING FOR COLUMBINE"(2002/米・加)
監督:マイケル・ムーア
主演:マイケル・ムーア、チャールトン・ヘストン、マリリン・マンソン 他
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
1999年4月20日、アメリカ・コロラド州のリトルトンという街で起こった
コロンバイン高校での銃乱射事件を中心にした、ドキュメンタリー映画。
犯人の少年二人は、事件の前にボウリングを楽しみ
その後いつものように高校へ登校する。
そして突然持っていた銃を乱射、12人の生徒と1人の教師を射殺。
23人を負傷させ、最後は自らへ銃口を向ける。
なぜ事件は起こったのか?
その謎を解決する糸口を探るべく、監督マイケル・ムーア自身が、自らカメラを手にし
関係者や地元の人々へのインタビューを試みる。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
今年のカンヌでパルム・ドールを受賞した
マイケル・ムーア監督の前作。
日本ではかなり話題になった『アホでマヌケなアメリカ白人』の
著者であることも有名です。
実はまだ読んでないし・・・
「なぜ?」という誰でも抱く単純な疑問。
それを探るうちに、背景にあるさまざまな問題が浮き彫りになってきます。
人種、宗教、貧困、殺戮の歴史、暴力的娯楽、青少年の非行etc.
こういった問題はアメリカに並ぶ先進国のどこにでも存在するはずなのに、
なぜ突出してアメリカだけ、銃で殺される人が多いのか。
なぜ、同じく一般家庭に拳銃が普及している隣国カナダでは
乱射事件がおこらないのか。
ムーア自身は決してカメラに向かって意見を述べることはありません。
面と向かって銃の規制を訴えることもないし
知った顔のジャーナリストを気取るわけでもない。
けれども、一見バラバラに見えるインタビューのひとつひとつが、
次第にその底に潜む「何か」を浮かび上がらせて来るように感じました。
私を含め、おそらくこの映画を見た人々の一番印象に残るインタビューは
俳優で全米ライフル協会(NRA)会長でもある、
チャールトン・ヘストン氏へのものでしょう。
ムーアの質問につまり、逃げ出すかのようにインタビューを切り上げる彼の姿は、
何の威厳もないただの老齢のアメリカ人にしか見えません。
そして統計と映像によるアメリカの暴力の歴史。
9.11事件が霞んでくるほどの、夥しい数の流血。
日本人の私でさえ、この作品にかなりの衝撃を受けたのだから
本国ではかなりの影響を及ぼしたであろうことは容易に想像がつきます。
とにかく一見の価値はある作品。
そしてちょっとアメリカが嫌いになっちゃうかも。
公開:"BOWLING FOR COLUMBINE"(2002/米・加)
監督:マイケル・ムーア
主演:マイケル・ムーア、チャールトン・ヘストン、マリリン・マンソン 他
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
1999年4月20日、アメリカ・コロラド州のリトルトンという街で起こった
コロンバイン高校での銃乱射事件を中心にした、ドキュメンタリー映画。
犯人の少年二人は、事件の前にボウリングを楽しみ
その後いつものように高校へ登校する。
そして突然持っていた銃を乱射、12人の生徒と1人の教師を射殺。
23人を負傷させ、最後は自らへ銃口を向ける。
なぜ事件は起こったのか?
その謎を解決する糸口を探るべく、監督マイケル・ムーア自身が、自らカメラを手にし
関係者や地元の人々へのインタビューを試みる。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
今年のカンヌでパルム・ドールを受賞した
マイケル・ムーア監督の前作。
日本ではかなり話題になった『アホでマヌケなアメリカ白人』の
著者であることも有名です。
実はまだ読んでないし・・・
「なぜ?」という誰でも抱く単純な疑問。
それを探るうちに、背景にあるさまざまな問題が浮き彫りになってきます。
人種、宗教、貧困、殺戮の歴史、暴力的娯楽、青少年の非行etc.
こういった問題はアメリカに並ぶ先進国のどこにでも存在するはずなのに、
なぜ突出してアメリカだけ、銃で殺される人が多いのか。
なぜ、同じく一般家庭に拳銃が普及している隣国カナダでは
乱射事件がおこらないのか。
ムーア自身は決してカメラに向かって意見を述べることはありません。
面と向かって銃の規制を訴えることもないし
知った顔のジャーナリストを気取るわけでもない。
けれども、一見バラバラに見えるインタビューのひとつひとつが、
次第にその底に潜む「何か」を浮かび上がらせて来るように感じました。
私を含め、おそらくこの映画を見た人々の一番印象に残るインタビューは
俳優で全米ライフル協会(NRA)会長でもある、
チャールトン・ヘストン氏へのものでしょう。
ムーアの質問につまり、逃げ出すかのようにインタビューを切り上げる彼の姿は、
何の威厳もないただの老齢のアメリカ人にしか見えません。
そして統計と映像によるアメリカの暴力の歴史。
9.11事件が霞んでくるほどの、夥しい数の流血。
日本人の私でさえ、この作品にかなりの衝撃を受けたのだから
本国ではかなりの影響を及ぼしたであろうことは容易に想像がつきます。
とにかく一見の価値はある作品。
そしてちょっとアメリカが嫌いになっちゃうかも。
人生対岸の火事の僕です
はじめまして
そんなオイラから見たボウリング・フォー・コロンバインは、外国の話って感じで特に入り込めませんでした
ホントはいい大人なんだから、色々考えなければいけない映画だったかもと、自責の念にもかられつつも
やはり興味はもてませんでした
ただ見ていてあまり飽きない映画でした
途中の白人を腐肉ったアニメも愉快だったし
おもしろい映画だったけど、特に心には残りませんでした
そんな自分が少々情けないです
受け止め方なんて人それぞれですよ。
「面白いと感じないなんておかしい!」
なんて傲慢なことは全く思ってません(笑)
つまらないと感じたとしても、そう感じるのには
理由があるわけですし。
何かしら、得るものはあると思いますよ