*、ζ,oりωσひ`⊂りT=〃ちをめ±〃す日記*

ぼくらは万有のうちへと旅する夢を見る。ところで万有とはぼくらのうちにあるのではないだろうか。

アメリカン・スプレンダー

2004-12-11 11:50:02 | 映画メモ
『アメリカン・スプレンダー』☆☆☆

製作:"AMERICAN SPLENDOR"(2003/米)
監督・脚本:シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
製作:テッド・ホープ
主演:ポール・ジアマッティ、ホープ・デイヴィス、ジェームズ・アーバニアク
ジュダ・フリードランダー、マディリン・スウィーテン 他
公式サイト:http://www.amesp.jp/


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 クリーブランドの退役軍人病院で、書類整理係として働く中年男、
 ハービー・ピーカー。
 真性オタクのトビー(J・フリードランダー)や少し変わった同僚に囲まれながら
 さえない毎日を送っていた。
 ある日、喉の調子が悪くなり声の出なくなった彼に
 ニ番目の妻は愛想を尽き、離婚を宣言して出て行ってしまうのだった。

 彼の唯一の趣味はジャズのレコード集め。
 いつものように近所のガレージセールで掘り出し物を探していたときに、
 イラストレーターのロバート・クラム(J・アーバニアク)と出会い意気投合。
 数年後、ロバートはサンフランシスコで、アンダーグラウンドコミックの
 旗手となっていた。

 一方ハービーは、自身のさえない毎日を稚拙な絵で書き留めることに熱中しだす。
 久しぶりに戻ってきたロバートに見せたところ、ハービーの絵を元にして
 ロバートが絵をつけることになった。
 そして、ついにコミック『アメリカン・スプレンダー』が完成。
 この本はたちまち人気を呼び、次々に発行されるものの
 ハービー自身は相変わらずの毎日を過ごしていた。
 
 その頃、デラウェア州のとある本屋で働く女性、ジョイス(H・デイヴィス)は
 『アメリカン・スプレンダー』の熱烈なファンであったが、
 楽しみにしていた最新号が手に入らず、ハービー本人に
 手紙を書くという大胆な行動に出た。
 ジョイスの手紙に刺激され、二人の文通が始まり、ついにハービーは
 電話で彼女を クリーブランドへ呼び寄せる。
 さらには初めて会ったその日、彼の自宅で具合を悪くしたジョイスを看病。
 彼女からプロポーズされてしまうのだった。
 
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さえないオヤジです。
最後まで本当にさえない。
美男・美女も出てこないし、見ててだるくなるんじゃないかと思いきや、
なぜか結構面白いのです。
演出が一風変わってるせいかも。

途中でハービーやジョイス本人、オタクのトビーが出演するんだけど
インタビュー形式になっていたり、ちょっと変わってます。
トビーは本人もほんとにオタクできもい!!
ハービー自身も毛むくじゃらできもいけど・・・

もちろんコミックが元になってる作品だけあって、
節々で原作の絵が挿入されてきます。
オープニングの演出が自分としてはかなり好きです。

ストーリーは正直大した話ではないけども、
なかなかよく出来た作品だと思います。
なので☆3つ。

惜しかったのは、似たような演出をする作品が既に何本かあるので
あまり映画自体に真新しさを感じなかったこと。
あと5・6年前に公開されてたら、もっと話題を呼んだと思うんだけど。
それと音楽がね。
主人公の趣味にあわせてジャズが多いんだけど、
印象的な曲がなかったです。
以上。

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