*、ζ,oりωσひ`⊂りT=〃ちをめ±〃す日記*

ぼくらは万有のうちへと旅する夢を見る。ところで万有とはぼくらのうちにあるのではないだろうか。

たとえば。

2005-10-19 14:48:10 | 日記とか
首相靖国参拝、賛否は二分 中韓との関係「心配」65%


これ、なんで賛成:反対が女性と男性で逆転するんでしょーね?
女性のほうが慰霊を重視する傾向にあるってこと???
理由知りたいよね。

そういえば昨日は憲法第一回の講義でした。
9条改憲論議も含め、かなりタイムリーな時期ですね。
あたしは憲法は嫌いじゃないですが、推論問題が苦手w

ちなみに講義中、靖国参拝問題に対して先生は
「まあ、私は個人的にはちょっとどうかな?って思うんですけどね・・・(すごい小声)」みたいに言ってました。
こういうデリケートな問題に対して講義するのは
非常に難しいんだと思います。後々怖いしね。

ちょっと憲法を引用してみまする。

第19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第20条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
  いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。



個人的思想により個人的行事として参拝。
大いに結構じゃないですか。


前文抜粋
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して
他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、
自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。


あれ、おかしいですね?w
周辺国怒ってますよ??


極端な例かもしれませんが、記憶に新しいオウム真理教による
一連の事件を思い出してください。

たとえば、仮に今でも信者がいて
たとえば、今どこかのサティアンで、麻原氏の写真に向かって祈祷をしているところを
テレビで放映されたとしましょう。
事件で亡くなった方々に対して慰霊の気持ちをこめて、と
その信者は言っています。

遺族の方はどう思いますかねえ・・・

もちろん時代背景も状況もまったく違います。
でも、この例も似たようなものだと思います。

ただ、問われるのは決して個人の思想・宗教の自由ではなくて
内政干渉云々ではなくて、
首相の言動自体の真価と、それが及ぼす影響だと思います。

そして"自由"の意味を誤解されている人が多いみたいなので、軌道修正。
憲法で保証されている思想や宗教の自由は
「自由=なんでもやっていいよ!」ってことではありません。
だってその解釈をしてしまうと、たとえば人を殺してしまっても
それがその人の信念に基づくものなら正当化されてしまうのです。
さすがにそれは、ね。

自由とは、他人の権利を侵害しない限りにおいて
許されるものです。
まずはそれを念頭において。

そんでもって質問。

周囲を不快にさせてまで信念を押し通して、得られるものはなんですか?
靖国に参拝することって、自宅の仏壇に毎日手を合わせてお祈りすることと
根本的にどう違うのですか?

以上、単なる私見です。
あたしも賛成・反対は大きな声で言えませんw
難しいことは何も分からないので、つっこまないでくださいな。

眠れる獅子たちを、起こされぬよう・・・