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伊勢写メアンソロジー

昭和30年から40年代に過ごした三重県伊勢とみそのの詳細な思い出。そこから見えてくる昭和時代に共感してもらえれば。

アオサのこと

2018-01-19 01:08:44 | 食べ物アンソロジー
あおさがどこのスーパーや寿司店で目にするようになったのは、ここ数年のことのように思う。だからこのブログで語るのはいささか適さない話ではある。子供のころにこのアオサを食べた記憶がない。
それなのに、なぜ取り上げるかというと日本中で採れるのに伊勢地方が全国の生産量の6〜7割を占めていて、調べると少し面白いことがわかったからだ。

みなアオサ、アオサと呼んで食しているそのほとんどはヒトエグサ属という種類の海藻で、本来のアオサはアオサ属でヒトエグサとは別物なのだ。
あなたが今日味噌汁に浮かべたおいしいアオサは厳密にいうとアオサではないかもしれない。

いつの時にか本来のアオサではないヒトエグサを好んで食されるようになったのだが、その理由はわからない。
想像だが、ヒトエグサよりアオサのほうが名前としておいしそうなことで、見た目似たヒトエグサが、無理やりアオサと呼ばれて広まっていったにちがいない。

まあこのへんは、根拠がないので、どなたか真相ご存知な方がいたら、教えていただきたい。

とにかく妹が鵜方でもらったこのアオサは、土産店やスーパーで売られているものに比べて、あきらかに緑が薄く明るい色をしている。
味噌汁に入れると少し透けているくらいに明るい。味もおいしい。

もしかするとこれは本当のアオサ目アオサ科アオサ属のアオサなのかもしれない。

こうなったらヒトエグサでないアオサを手に入れたくなった。


伊勢うどんの山口製麺

2014-12-31 02:37:47 | 食べ物アンソロジー
近所なのでいつも山口製麺でこの玉で買う。湯気がもうもうと湧き出ている排気口が茹で上がりを知らせてくれる。
ずっとずっと伊勢うどんはこの山口製麺しかないのだと思っていたくらい我が家には当たり前のものだった。

子供の頃、ラーメンばかり食べて実は伊勢うどんなんて食べてなかったのではと振り返ると実はそうでもなく、近所で出前をとるとけっこうな確率でこの伊勢うどんだった。

こういった混じりっけのない食品は、長期間冷凍しても変質しないので、なるべくたくさん買い込んで東京に戻るのであった(笑)
と、思ったら武蔵境に伊勢うどんのメニューを出している店があるらしい。今度探してみよう。



鳥羽で天理スタミナラーメン

2014-12-18 23:48:42 | 食べ物アンソロジー
天理スタミナラーメンて関東ではもちろん知られていないが、関西ではそこそこらしい。

伊勢近辺でも2件あった。

牡蠣食べ過ぎた後なのに、物足りなくてなんか食べようと妹に言ったらここがいいんとちがうかものたまう。

名前の通り、奈良のラーメン屋で、メインのスタミナはピリ辛でレバニラのレバーなしみたいなスープなのだった。
そう言えば和歌山ラーメンにも似ているかな。

もう看板も荒んでいて、少し引いたけど、味は良かったな。田舎はこんなもんだ。


2014年版の盆汁

2014-10-10 12:49:09 | 食べ物アンソロジー
今頃調べたんですが、盆汁というのは伊勢というか南勢地方のれっきとした郷土料理らしく、どこにでもあるものではなかった。

お供えはもちろん、それを生きている家族も同時にいただくシステムになっていて、具だくさんなのも特徴のひとつだった。

今夏も母にこしらえてもらったが、これだけの具を用意するのもなかなか大変だろうと思ったけすど、あっさりと夕飯に出てきた^_^

今年もいただけて良かったなあ。