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明治大学司書講習2024 試験対応(傾向と対策)テスト問題・講義概要

明治大学司書講習2024の記録です。ご関心おありの方の参考になれば。

[明治大学司書講習2024] 0912 (選択科目) 図書館 情報 資源 特論(書誌 学)

2024-09-14 00:00:00 | 日記

◽️選択科目:図書館 情報 資源 特論(書誌 学)(栗 原 智 久 講師) 2024/09/12-2024/09/13

 

[概要]

PPT資料を投影しながら解説が行われました。レジュメではなくテーマシートという白紙用紙が配布され、それに適時メモをとっていくスタイルで、テーマシートは提出が求められます。座学に加えて、和装本糸とじ実習(和紙、糸、針を使って)や図書館ツアー(江戸時代に明治大学駿河台キャンパスには誰が住んでいたのか)などありました。

 

[テスト]

講義で取り扱ったテーマ(洋装本、和装本、補修、等々)から一つ選び、図書館員としてその情報ノウハウを利活用する方法について自身の意見を述べよ。800字程度。

 

[備考]

持込可。


[明治大学司書講習2024] 0910 (選択科目) 図書館 文化 論

2024-09-12 00:00:00 | 日記

◽️選択科目:図書館 文化 論(今 野 創 祐 東京学芸大学特任講師) 2024/09/10-2024/09/11

 

[概要]

PPT資料を投影しながら解説していくスタイルで授業はすすみました。PPT資料に相当するWord版レジュメが事前に紙印刷して配布されます。

 

[テスト]

・短答式問題10問程度

[説明書きに相当する用語を回答]

◽️世界最古の図書館で紀元前300年頃・・・「アレクサンドリア図書館」

◽️日本最古の・・・「芸亭」

◽️徳川家康が江戸城に・・・「富士見亭文庫」

など

[提示された人物の図書館影響業績の説明]

◽️前田恒雄(日野図書館長、移動図書館、等々)

など

・論述2問

◽️紙メディアの特性意義などについて他のメディアと比較しながら自身の意見を述べよ

◽️中世ヨーロッパの教会における写本の目的効用を述べよ

 

[備考]

配布資料、手紙ノートの持込可。




[明治大学司書講習2024] 0905 情報 サービス 演習 B(情報検索)

2024-09-10 00:00:00 | 日記

◽️情報 サービス 演習 B(情報検索)(中 西 裕 元昭和女子大学人間社会学部教授) 2024/09/05-2024/09/09

 

[概要]

PPT資料を投影しながら解説していくスタイルで授業はすすみました。PPT資料に相当するWord版レジュメが事前に紙印刷して配布されます。1人に1台PCが貸与され、コンテンツ解説→練習問題→課題(Web検索)対応・提出(Wordに回答を記入しプリントアウトしたものを提出)→採点返却→解説、という流れを繰り返しました。なお、サポートの方が1名入ってくれますのでPC操作に不安のある場合はその方を頼れば良いと思います。

第15コマではパスファインダー作成の実習も行いました。

 

[テスト]

ある検索手掛かりに対して、実際にPCを使用してweb検索して回答する。大問3問、各問題に小問3問程度。

・論文検索問題。(NDLサーチ)から大学図書館のサイトを辿って論文そのものを確認する。

・農産物の収穫量調査。総務省の日本統計年鑑を利用。

・あるキーワードについて国会で最初に発言があった詳細の調査(発言者や日付)。

 

[備考]

配布資料、手紙ノートの持込可。

提出課題の成績影響有無については不明ですが、教授が仔細にメモ等取られている雰囲気はありませんでしたのであまり影響はないのかと思います。

なお、パスファインダーについてはコンテンツは自由であるものの90分で作り切るのも難しく、事前にいくらかの情報収集等の準備はしておいた方が良いかと思います。


[明治大学司書講習2024] 0902 情報 サービス 演習 A(レファレンス サービス 演習)

2024-09-05 00:00:00 | 日記

◽️情報 サービス 演習 A(レファレンス サービス 演習)(齋 藤 泰 則 教授)2024/09/02-2024/09/04

 

[概要]

明治大学図書館資料を利用してレファレンスサービスを想定した実演習を行いました。

課題1)グループワーク

3-4名のチームごとにレファレンス資料(読売年間、国史大辞典、理科年表、等)が指定されました。その資料を図書館内で探して内容を評価(どういった目的に使えるか、どういった目次索引があるか、など)、実際に当該資料を利用するレファレンス質問の例を検討、回答の作成。

課題2)グループワーク

3-4名のチーム2つを図書館利用者と図書館職員に見立ててレファレンス質問(抽象的な質問を具体的な内容に)を実演。

課題)3個人ワーク

レファレンス質問(全100問中で割り当てられた10問)調査。主題分析、資料選定→実際に図書資料を使って回答作成。

 

[テスト]

問題①記述式1問

開始質問「あるスポーツ選手について調べたい」というレファレンス質問に対してレファレンスインタビューを行う際のプロセスについて説明せよ。

 

問題②内容に適した図書・雑誌を選択肢より選択(10問)

・猫や犬の寿命を知りたい

・野球の大谷選手に関する雑誌記事を確認したい

・児童文学の文献リストを閲覧したい

・鎌倉時代の文献について活字本の有無を確認したい

・日露戦争に関する当時の新聞記事を確認したい

・西郷隆盛が掲載されている事典を知りたい

・オランダ商館の歴代館長を確認したい

・○○という雑誌を所蔵している大学図書館を知りたい

・経済産業省のある審議会のメンバーをしりたい

など

 

[備考]

配布資料、手紙ノートの持込可。

問題②については講義中の課題3解説がポイントになります。各資料の特徴(大漢字林は日本固有の漢字も掲載している、理科年表には動物寿命や各国気温なども掲載されている、等々)が解説されますので、自身が担当したレファレンス質問以外についても資料の特徴などの解説はメモ等しておくのが良いと思います。またWebツール (NDLサーチやCiNIiブックスなど)も問題②の選択肢になりますのでその点も気をつけておいた方が良いと思います。


[明治大学司書講習2024] 0829 情報 資源 組織 演習 B(分類・件名・主題分析)

2024-09-01 00:00:00 | 日記

情報 資源 組織 演習 B(分類・件名・主題分析)(小 黒 浩 司 講師)2024/08/26-2024/08/28

 

[概要]

PPT資料を投影しながら解説していくスタイルで授業はすすみました。PPT資料に相当するWord版レジュメが事前に紙印刷して配布されます。参考図書として日本十進分類法(NDCNippon Decimal Classification))改訂10版と基本件名標目表(BSHBasic Subject Headings))第4版を1人に1冊貸していただきました。

初めに概説などの講義はありましたが、5コマ目以降は基本的に演習問題答え合わせの繰り返しでした。

 

[テスト]

問題①

与えられた図書情報(書名、著者、要約)に対して、NDC分類とBSH主題を付与。6問。

 

問題②

用語説明。4問。

・要約表

・図書記号

・混合主題、など

 

[備考]

持込は以下のみ。

NDCNippon Decimal Classification)改訂10

BSHBasic Subject Headings)第4

NDCBSHの中に用語解説などを記載した箇所がありますので、問題②のために予めおさえておいてテストに臨むのが良いと思います。

なお、NDCは複雑になり過ぎていて(が、既に世の中にある数十万冊の図書を分類し直すわけにもいかず)、専門家である講師の方でさえ少し疑問のある分類をしていました(後になって他の受講生に聞いたのですが、国立国会図書館のサイトの分類とで講師の分類が異なっているケースがあったとのこと)。深く考え過ぎると迷い込んでしまうこともあるようで、あまり納得いかないと感じたときには「それはあなたの意見だよね」ぐらいに聞いた方が良いかもしれません。一方で、伝記に関する分類方法など、分類方法が特別に確立されているものはテストにも出しやすいと思われますのでおさえておくのがよいと思います。