S.

たいせつなことを忘れないために。

Sarufutsu

2010-08-18 22:04:52 | Weblog
今日は
うんと久しぶりに
腕に「日光疹」がでました

運転していて
陽射しが痛くて痛くて・・・
たぶん「もう限界・・・」って
お肌もギブアップしたんだと思います。

でも
そんな「陽射し」が
たとえ
日光疹を引き起こすとしても
いかに大切なものなのかを

夏休みの旅行で体感してるので
ぶつぶつ言ったりしないけど



日本最北端の道の駅は
「さるふつ」の道の駅

新しくて、宿泊施設も整っていたりして
それはそれはきれいなんだけど・・・
真夜中に到着すると
ものすっごく
コワいのです


オホーツク海の波の音
そして
「北」であることの果てしなさが


トイレに行けない~!

彼とわたしの足をすくませるのです


なんででしょうね。。。
「南」のゆるやかさが無い・・精神的に。。。
これが
旅のスリル編



それは
「さるふつ」に午前3時にたどり着くまで

真っ暗な道を
時速80キロで走っていても
対向車もなく
追い越す車もなく
一時間に一度くらい
車の明かりが見えても
あっというまに
離れていってしまう
一体何キロで走っているの???

っていう
完全な一人旅


側道の景色は何も見えず

ひたすら
「蛾」が音を立ててフロントガラスにぶち当たってくる
その感覚に耐えながら

JAFだって
呼んだって
4時間は到着してくれないんじゃないかっていう

孤独と戦う道程。


そんなとき
ふと
出現する

鹿


ときに
一匹で
すぐそばで道端にたたずみ・・・

ときに
群れで
楽しそうに側道を走る・・・

闇夜の鹿はこわいですっ


そんな
怯えまくりの3時間を走っているから
「さるふつ」に到着しても
トイレにいけないのです・・・。

宿泊施設もあるから
入り口は何となく明るい建物が
あちらにも
こちらにも・・・

「何だよ~
こういうの
ちっとも恐がらなかったじゃん。
先に行ってよ~by彼」

「いいっ
がまんできるっ

あっ!!!
誰か歩いてる?byわたし」


思ったのは
海風にはためく
何本もの
旗・・・

「おっかねぇーby彼」


そんなこんな
暗闇の中で
譲り合う愛ある会話を30分ほど繰り返していた頃

赤いひかりが
小さく動いたの


だれかが
たばこを吸いながら
遠く
車の前を横切りました


「おっ俺!
・・・いくっby彼」

というわけで


無事彼がトイレにたどり着き・・
わたしは
子ども達を全員起こして
集団でお手洗いに入りました

実際
中は煌々と明かりがついていて
清潔で
怖いことなんて何も無かったんだけど

足が
すくみますね~

姿が見えない
海の音を聞いていると・・・。



太陽が登ってからは

そんな「さるふつ」も
まったく表情が違って
すっかりおしゃれな道の駅

ここは
一度は訪ねてみても良いと思います


そんな
1日の始まりをして
800キロくらい走った一日のおわりに

私たちを待ち受けていたのは

予約したホテルがどこかわからない~っつ

という
恐怖


そう。
そのホテルは
電話で確認があったの。

インターネットの予約だと
確認メイルがきて
それをプリントアウトして持っていく・・・ていう
基本的な流れがあるけれど

そこだけ
紙を何も持っていなくて・・・。

同じような名前のホテルに車を寄せて
ポーターさんに
荷物を山積み預けて・・・
フロントで名前を書きながら


お客様のお名前が、本日のご予約にございませんが・・・

厳かに伝えられる
恐怖



それから
フロントと共に考えました

「お部屋に露天風呂があるホテルってどこでしょう?byわたし」

「っ??ご宿泊先の電話番号とか
何もお持ちじゃないんですか???byフロント」

「はい。電話番号をいくつか教えてくださいbyわたし」


それから
携帯電話で
電話した先のホテルのなかに
ビンゴ


「お世話になりました~」と
軽快に山のような荷物を車に積み込み


「お飲み物が転がりましたよbyポーター」
なんとも
笑っちゃう空気を残して

予約していたホテルに
40分後無事到着しました



その間

「さっきせっかく買ったビールが
キンキンじゃなくなっちゃうじゃんby彼」

「うんbyわたし」

「『ごめんね。』はっ?!」

「ごめんね。。。byわたし」


さんざん
ピントはずれな
お詫びをさせられていたのは
ご愛嬌
ということで・・・









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