茂木誠さんの本より抜粋
1853年ロシア帝国はクリミア戦争でイギリスに完敗します。
英軍の蒸気船にショックを受けます。日本の江戸幕府がペリーの黒船見てショックを受けたのと同じ年です。
以後ロシアも近代化を謀るが鉄道敷いて蒸気船所有したいけど技術も資金もない。ロシアはロスチャイルドから外資導入したのです。
ロシアの皇帝貴族はロスチャイルドの資本と結びつき私腹を肥やしたが独裁国家だったから民衆は貧困のままで貧富の格差が広がるばかりだった。
民衆の不満が爆発するのをおそれてロシア秘密警察がでっちあげたユダヤ陰謀本をばらまいた。ロシア全土でポグロムが起き、ロシアのユダヤ人はアメリカに逃げた。
ユダヤ人にとってロシア帝国はユダヤ人を迫害してきた憎い相手。
ロシア革命のボリシェビキに革命資金提供してきたのが国外のユダヤ資本だった。
こうしてロシア革命が成功するが共産党内部でユダヤ人がのさばりすぎてるという反発が起きる。スターリンは秘密警察に反対派を捕えさせて大粛清する。
多くのユダヤ人が殺された。
スターリンはユダヤ資本で開発した
鉄道や油田を次々に接収し国有化する。それを国外から見ていたユダヤ系資本は怒りに震えた。
スターリンめ!!恩を仇で返したな!!戦後東西冷戦に突入する対立の根っこにもユダヤ人のロシアに対する怒りがあった。
冷戦時、アメリカはソ連と軍事競争に突入した。軍事競争にはとかくお金がかかる。ユダヤ人の金融資本をバックに持つアメリカは豊富な資金源で金欠になったソ連をねじ伏せた。
オールドボリシェビキレフ・トロツキー、
バクー油田を開発したアルフレッド・ノーベル
バクー油田
ヨシフ・スターリン