名所江戸百景を訪ねて
名所江戸百景
第12景 「上野山した」

江戸時代、上野山の東側の麓一帯は「山下」と呼ばれていました。
料理屋伊勢屋の間の道が山下への入口で、五條天神の鳥居が見えます。
近景の左側に描かれた傘をさした一行は、御殿女中と思われます。
五條天神社

五條天神社(ごじょうてんじんじゃ)は、東京都台東区の上野公園にある神社です。
江戸初期、社地は神職の瀬川屋敷(上野公園下、旧五條町)にありました。
主祭神
大己貴命(おおなむじのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
相殿神
菅原道真公(すがわらみちざね)
描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。


かつ五條天神社あった場所のあたり、上野公園前で撮影してみました。
最後に
かつて五條天神社のあった場所を調べてみますと、現在はビルが建ち並んでいました。

時代の移り変わりとともに、昔の面影がなくなり、知らず知らずのうちに、神社のあった場所に住んでしまうとかあり得るのだと知りました。
歴史を調べることは大切だと実感しました。
参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅