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リートリンの覚書

エマニュエル・スウェーデンボルグ 霊界からの誘い

霊界からの誘い


スウェーデンボルグは、
異国のイギリスで
街に出て食事をとっていました。
その時、店には他の客はおらず、

彼一人。

食事をすませくつろいでいる彼は、
不思議な体験をします。

食事をとっていた部屋の床面に
蛇や蛙など気味の悪い生物が
突然湧いて出たのです。
 
しばらくすると、
それらの姿は消えてなくなり、

そこへ、
今まで一度もあった事のない
異様な雰囲気を漂わせる人物が現れました。

「食べ過ぎはよくない…」

その人物は言葉を発すると
彼の視界から消え、

その後、
雲や霞のようなものが部屋中に漂い始め、
彼もその中に包まれました。

霞が消えると彼は、
もとの部屋に一人佇んでいました。

翌日の夜の事です。

この不思議な人物は再び彼の前に現れ、
こうつぶやきました。

「われ汝を死後の世界、
霊の世界へといざなう。
汝、そこにて霊たちと交わり、
その世界にて見聞きしたるところを
ありのままに記し、世の人々に伝えよ」と…

それ以後、スウェーデンボルグは、
生きながらにして霊界に入り、
霊たちと交わり、
霊界で数々のことを見聞きしたのです。


スウェーデンボルグの逸話


・スウェーデンボルグは
他人の出入りを禁じ
自分の部屋にこもり
何日も食事をとらなかったという
逸話が残っています。

その時、彼が部屋にこもる期間は
2・3~10日間ぐらいだったといいます。

・スウェーデンの
湾岸都市・イエーテボリから
首都・ストックホルムで起こった
火災を透視したと言われています。

・マルテヴィレの領収書や
女王の秘密に関して
霊的能力を実証しています。

・イエーテボリで、
ボーランダーに彼の製粉所の火災を
告げています。


霊とは?


霊とは空気とか精気のようなもの。
あるいは空中を漂っている
エーテルのようなもの。

霊の存在を認める人々でも
霊に対する認識は
この程度の人がほとんどだろう。

しかし、
霊には肉体こそ持たないが
一種の人体を備えている。

そして、
知性、理性、感覚などの面では
人間の持っている全てを持っており、

人間と変わりない。


人が死ぬと…


死は霊界への旅立ちに過ぎない。
人が死ぬと、その肉体にいた霊は、
霊界へと旅立つのだ。

それまでには死後2・3日かかる。
肉体の死と同時に
その中にいた霊が目覚めると、

その霊のもとへ
「導きの霊」がやってくるのだ…


感想

以上のようにスウェーデンボルグは
語っています。

"肉体の死は旅立ちに過ぎない…"
彼の言葉が真実なら、

魂は、永遠に生きるという事に
なりますね。
実に興味深い。

昔から
何で怪談があるのか?
疑問でしたが、ちょっと納得です。

「霊界」とは?
「導きの霊」とは?

どのような存在なのでしょうか?
気になりますね。

信じるか、信じないかは、ご自分で判断を…

続く


挿絵に使おうと思い
不気味なカエルを描こうと思ったら
…キュートなカエルになってしまった。
勿体無いのでとりあえず載せてみました。


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