日本の神様
長道磐神
(ながちはのかみ)
脱ぎ捨てた伊弉諾尊の帯から生まれた神
神産みの段で、黄泉から帰還した伊弉諾尊が禊をする際、身につけていた物から化生した神のうちの一柱です。
別名
道長乳歯神
(みちのながちはのかみ)
道之長乳歯神
(みちのながちはのかみ)
「日本書紀」では
日本書紀 巻第一 神代上
第五段の第六の一書では、
このように登場しています。
「ここから越えてはいけないよ」といいながら、杖を投げました。これを岐神といいます。またその帯を投げました。これが長道磐神といいます。
長道磐神は禊をする際、脱ぎ捨てた伊弉諾尊の帯から生まれた神です。
「古事記」では
本文では、このように登場しています。
こういうわけで、伊邪那岐大神は、「私は、いやというほどの非常に醜悪な、汚い国に行ってしまった。であるから、私は身体の禊をしよう」と仰られ、筑紫の日向の橘小門の阿波岐原に行き、身体についた穢 (けがれ) を水で払い除くことにしました。…次に投げ棄てた帯から出現した神の名は、道之長乳歯神。
神産みの段で、黄泉から帰還した伊邪那岐命が禊をする際、投げすてた帯から生まれた神です。
祀る神社
石前神社
(三重県松坂市)
熊野大社 境内社殿 伊邪那美神社
(島根県松江市)
新しい知識を得た場合
随時更新予定です。