御璽・国璽・剣璽
御璽
詔書,法律・政令・条約の公布文,条約の批准書,大使・公使の信任状・同解任状,全権委任状,領事委任状,外国領事認可状,認証官の官記・同免官の辞令,四位以上の位記等に押印され,「天皇御璽」と刻されています。
国璽
勲記に押印され,「大日本国璽」と刻されています
引用・宮内庁ホームページ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a7/59f549812e9b248fcdd7eae2c3d1a088.png)
御璽
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/a3/f3a5234e69cfca4ca89ced51706b8869.jpg)
国璽・明治天皇の御名と国璽
出典:Wikipedia
剣璽
剣璽とは、三種の神器のうちの剣と玉、
すなわち、天叢雲剣と八尺瓊勾玉を
併せた呼称です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/bc/28413dbbafa85ca402634e61420aec24.png)
出典:Wikipedia・写真はイメージです。
威儀物とは
威儀物とは、即位の礼に当たって、
儀式の威厳を整えるために捧持する、
太刀・弓・胡籙・桙のことをいいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/a7/85c82066a464616b3bf6cc648be84e05.jpg)
これらの各威儀物は、
それぞれ8名の捧持者左右4名ずつ
2列に並んで捧持します。
太刀(たち)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f4/5c64a5061a9b579397959318ccff6edd.jpg)
長102.6cm 刀身75.0cm
太刀は直刀造(ちょくとうづくり)で、
紅地両面錦
(べにじりょうめんにしき)の袋に
入れられます。
弓(ゆみ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/8f/e5531a28807e5c5782f389f748a91212.jpg)
長166.7cm
弓は練絹(ねりぎぬ)の弦(つる)が張られ、
紅綾地(べにあやじ)の袋に入れられます。
胡籙(やなぐい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3b/9a340425be5347a27136200a69ffe518.jpg)
高48.5cm
胡籙には白鳥の羽を用いた矢をさし、
紫小葵紋綾地
(むらさきこあおいもんあやじ)の袋に
いれられます。
桙(ほこ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/91/31d7356a5bfcd9c98ea62b51a3c0b43f.jpg)
長218.7cm
桙は朱塗りの金飾りと
黒塗りに銀飾りとなります。
楯(たて)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d4/5d7e04e2136d24334024ef723e7bf2b5.jpg)
高各90.1cm
楯は朱塗りと黒塗り
中央には巴文様が表されています。
鉦(しょう)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/9f/7fe664b79c068b36f683f179041dbde7.jpg)
総高182.0cm(火焰台部)
鼓(こ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/0c/74ca9dc8b24b21de25076163205028ea.jpg)
総高182.0cm(火焰台部)
鼓と鉦は、朱塗りの
火焰台(かえんだい)に取り付けられます。
以上、威儀物についてでした。
威儀物、朱色と黒塗りが
武器とはいえ、美しい品々です。
個人的には、
ギラギラとした華美な装飾も無く、
日本らしい
無駄の無い研ぎ澄まされた美しさが
感じられるこれらの品々が、
好きですね。
…高御座は、
ちょっと唐風が強い。
即位礼正殿の義では、
伝統的な装束を着けた78名の
威儀の者や威儀物捧持者などが、
宮殿中庭の左右に並ぶ予定でしたが、
令和元年10月22日は雨儀となったため
宮殿の回廊等に人数を絞り
25名の方が並ばれました。
宮殿の回廊等に人数を絞り
25名の方が並ばれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/d8/e73f8aabd21d41c703b3c66e16ac208e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/57/867b43629ee482fd46cff15a7246304e.jpg)
晴れていたらこのような配席でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/e6/e9aa04dcc2e36b09b7c88ab12a65c772.jpg)
続く
・練絹
生糸のまま織りあげ、あとから精練した絹織物。また、 練り糸で織った絹織物。
・巴文様
巴は、コンマあるいは勾玉のような形をした日本の伝統的な文様の一つ。家紋や神紋・寺紋等の紋としても用いられ、太鼓、軒丸瓦などにも描かれている。
諸説
説1.弓を射る時に使う鞆(とも)を図案化し、もとは鞆絵であるという説
説2.勾玉を図案化したもの
説3.水が渦を巻くさま
水に関する模様であることから、平安末期の建物に葺かれた軒丸瓦などに火災除けとして、巴紋を施した。八幡神の神紋として巴紋が用いられるようになり、他の神社でも巴紋が神紋として用いられるようになった。