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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第106景 「御厩河岸」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景
第106景 「御厩河岸」


隅田川、御厩河原の渡しを描いています。

左端の舳先に立っているのは二人の夜鷹の女性です。
 

御厩河岸


現在の厩橋西詰周辺には、幕府の馬を飼っていた厩があり、「御厩河岸」と呼ばれていました。


御厩河岸の渡し


江戸時代、幕府の馬を飼っていた「御厩河岸」と対岸、本所石原町を結んでいた渡しです。



うまやの渡し跡
江戸時代は幕府の政策により橋の数が少なく、かわりに各所に「渡し船」がありました。
ここには「うまやの渡し」があり多くの人々を渡しました。
春のお花見の頃は「墨堤の桜」を見に行く多くの人々が利用しました。
看板より引用
 

夜鷹


江戸時代の街娼の一種で、夜になると現れ、野天、もしくは夜だけの仮小屋で売春をしていた女性たちのことです。



描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。




かつて、うまやの渡しがあった付近で撮影してみました。



最後に

物悲しい作品ですね。

生活のためとはいえ、辛かったのではないかと思います。

厩橋






参考
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅


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