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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第84景 「品川すさき」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景を訪ねて
第84景 「品川すさき」


目黒川河口にある品川洲崎に水の神・弁財天を祀る洲崎弁天社が建っていました。その弁天社を眼下に描いています。

対岸にある宿場からは右端に描かれている、鳥海橋を渡っていくことができました。

品川沖に見える土盛りは、御殿山を削った土で築かれた御台場です。
 

品川洲崎


南品川漁師町は、洲崎(すさき)と呼ばれ、現在の東品川一丁目の一部で、目黒川河口の砂洲にできた町です。

その昔は兜島(かぶとじま)と呼ばれていました。明暦の頃、漁師町が形成されました。
 

洲崎弁天


洲崎弁天は、現在の利田神社で、弁財天を祀っています。

1626年(寛永3年)に創建されました。沢庵宗彭が目黒川の砂州に弁財天を勧請したのが起源です。当時は「洲崎弁天」と呼ばれていました。

明治時代の神仏分離に伴い、弁財天に相当する「市杵島姫命」に祭神を変更し、「利田神社」と改称しました。
 


描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。




品川宿跡のある品川区立品海公園より東京湾のある方角を撮影してみました。



最後に

江戸時代、この場所は、すぐそばが海岸でした。

しかし、現在は埋め立てが進み海を望むことはできません。

ちょっと残念です。

そして今回も、うっかり利田神社を訪ねるのを忘れてしまいました。失敗。





参考
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅
品川区HP
Wikipedia

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