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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第66景 「糀町一丁目山王祭ねり込」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景を訪ねて
第66景 「糀町一丁目山王祭ねり込」


半蔵門の南側から、桜田掘越しに半蔵門を望んだ作品です。

山王祭の山車の行列を描いています。


糀町



東京都千代田区の地名です。

徳川家康の江戸城入城後に城の西側の半蔵門から西へ延びる甲州道中(甲州街道)沿いに町人地が形成されました。

麹町は、江戸の山の手を代表する人口密集地域であり、山王祭の時は、行列が四谷見附から半蔵門を通って将軍の上覧を経て竹橋に抜けるコースを取り、麹町からは唐人行列や、巨象の作り物が出されていました。


山王祭
(さんのうまつり)


東京都千代田区にある日枝神社の祭です。

正式名称は「日枝神社大祭」。江戸三代祭りの一つともされています。

元和元年(1615年)には、祭りの山車や神輿が江戸城内に入ることが許され、将軍の上覧を許されるようになりました。


半蔵門
(はんぞうもん)



江戸城にある門の一つです。

城の西端に位置し、甲州街道に通じています。



描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。




描かれた場所の風景が、ほぼ残っていました。



最後に


名所江戸百景の作品に描かれた場所を数多く訪れましたが、江戸時代の風景がそのまま残っている場所はなかなかありませんでした。

しかし、この場所は、風景がほぼ残っていて、感動したことを覚えています。

本来ならば、山王祭も見学したかったのですが、機会に恵まれず。

その前に関西に引っ越してしまい、見学が難しい状況になってしまいました。

引っ越してから思うことは、関東にいる間にもっと伝統行事の見学に行けばよかったと後悔したこと。

後悔しないように、近所で開催される祭りには極力参加して行こうと思いました。





参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅

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