Officer's '70s Theater

'70年代の恐竜的ハイパワー車ファンが昔を懐かしむブログ

For A Few Dollars More

2009-09-11 08:49:00 | 映画(銃)
エンニオ・モリコーネ 夕陽のガンマンOP

--------------------------------------------
邦題:夕陽のガンマン
原題:For A Few Dollars More
監督:セルジオ・レオーネ
主演:クリント・イーストウッド(モンコ)
   リー・ヴァン・クリーフ (モーティマー)
   ジャン・マリア・ボロンテ(エル・インデイオ)
--------------------------------------------
賞金稼ぎのモーティマーは、新しい土地に着くなり正確な狙撃で賞金首を倒した。
多数の手下を率いる大物エル・インデイオが刑務所を脱獄して高額の賞金がかかったと知った彼は、保安官事務所で「別の賞金稼ぎもインデイオを狙っている。モンコと呼ばれる奴だ。」と聞く。
よほど腕に自信が無ければ、インデイオに挑戦できる訳がない。どうやら獲物の奪い合いになりそうだ・・・
--------------------------------------------
モンコのすっとぼけたユーモアも良いし、モーティマーの馬に積んだ狙撃銃セットも格好良いです。
インデイオの狂気を演じる舞台役者ボロンテも見事だし、鉄壁の警備を誇る銀行に対する頭脳的な強盗計画は正に映画の王道です。

しかしこの映画はエンニオ・モリコーネの曲がすべてです。特に「いわくつきの」懐中時計型オルゴールの音楽が鳴る場面の印象が強烈です。
さまざまな伏線がラストの銃撃戦へと収束してゆきます。

従軍で留守中に家族をインデイオに殺されたモーティマーの悲しみと怒りが満ち溢れるラストの決闘場面(曲:Sixty Seconds to What)が圧巻。
For a few dollars more, Final duel

続・夕陽のガンマンのラストの三つ巴決闘場面(曲:The Trio)も良いけれど、オルゴールのほうが私は好きです。

セルジオ・レオーネの第一作「荒野の用心棒」(原題:一握りのドルのために)はパクリの低予算映画でしたが、それがヒットしたお陰で第二作「夕陽のガンマン」(原題:もう少しのドルのために)は予算が増えました。正に原題の通りです。
監督はモーティマー役をヘンリー・フォンダに頼みたかったけれど、ギャラが捻出できなくて無名の役者リー・バン・クリーフに決まったのは有名な話です。
そして第三作「続・夕陽のガンマン」に至ってやっと、南北戦争の大掛かりなセットを組み大量の兵士役エキストラを動員するなど、本家アメリカ西部劇と肩を並べる堂々たる作品になり、原題からDollars表記が消えた訳です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。