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芸能リポーターが消える日は近い?!

2010-10-06 | 気になったへんてこりん


芸能リポーターが
消える日は近い?!


テレビから芸能リポーターの出番が減って久しい。有名人への「突撃リポート」は過去の
もの。ワイドショーや情報番組の短い芸能コーナーでは、囲み取材や記者会見を舞台にした
当たり障りのない芸能ニュースが、朝も昼も夕方も繰り返し流される。

 かつて芸能ニュースはワイドショーの主役だった。

 1970年代後半。歌手が愛人を殺害するというショッキングな事件により、
芸能スキャンダルが視聴率獲得に有効だと各局が気づいた。
 時を同じくして画面に登場したのが、8月に65歳で死去した梨元勝さんだった。
 「恐縮です」と言いながら、当事者に直接カメラとマイクを突きつける。嫌がる表情も
そのまま放送する手法が人気を博し、芸能リポーターという仕事を確立した。

 「芸能人は、今を生きる人間の鏡。芸能人を通すことで人間が見えてくる」

 長く芸能ニュースに携わったテレビ朝日の小林雄高ワイド!スクランブル・チーフ
プロデューサーは、梨元さんがそう言って取材に精力を傾けた姿をよく覚えている。
 だが90年代以降、ワイドショーは、国内の政治問題や国際情勢から、グルメや
ファッションまで芸能以外の情報に時間を割くようになった。
 芸能リポーターの福岡翼さんは「石原裕次郎や美空ひばりのような国民的スターが
いなくなったことが大きい」と話す。
 並行して、「芸能ニュースの発表報道化が進んだ」と話すのは放送批評誌の元編集長、
坂本衛さんだ。
 「行き過ぎた取材」によるプライバシー侵害が問題視されるようになった一方、芸能
事務所は所属する芸能人のイメージ管理を強化した。本人への取材は、映画や商品の宣伝の
ために設定される記者会見などに限定されがちに。結婚など私的なことについては取材に
応じず、事務所発表のコメントやブログへの記載だけで済ませる例が増えた。

 「芸能リポーターというジャンルそのものが消えていく」というのは福岡さんだ。
 自身や前田忠明さん、東海林のり子さん、石川敏男さん、井上公造さんら名の知れた
リポーターの多くは50代以上。「高齢化が進む一方で、若手は芸能だけでなく、時事問題
から生活情報まで何でもリポートすることを求められるようになった」と話す。

 人間が一番興味を持つ対象は人間だということだけは、間違いないだろう。だが、突撃
するリポーターを通して大物芸能人の生き様に触れ、それを共通の話題として同時代を
生きていることを確認できた時代はもはや過ぎた。
 細分化された大衆の関心を映し、管理された情報ルートを流れる芸能ニュースは、
どこまで「人間」を映し得ているだろうか。
                                 (朝日新聞)


昔、「相棒」のあの柔和な主役俳優さんが、
「○○を呼んでこい!」とめちゃめちゃ怒ってるのを見て、
テレビのこちら側で怖かったのを思い出します。
突撃されたんだったかな?

どんな話題、とかではなくて、
そこで、思わず人間として、
怒りがでたり、不機嫌になったり、
わざわざそういう瞬間を見せ付けられるのがいやでした。
誰だって優しい表情、笑顔が見たいのに、
ふとした言葉で傷ついた俳優さんなどが、
対応できなくなる・・
突撃、ってそういうのが《妙味》だったんじゃないですか?
でもそれって、個人《表情》情報の侵害ですわ。

>若手は芸能だけでなく、時事問題から生活情報まで
>何でもリポートすることを求められるようになった

いいことですよね。
いろんなことを勉強して、
当該ニュースに奥行きを持たせていただきたい、
それを教えていただきたいです。
もはや、記者会見って、レポーターはいらないんじゃないですかね?




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