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まろうさぎさんの「の・ようなもの のようなもの」初日舞台挨拶 (川崎チネチッタ)レポ

2016-01-18 | イベント(レポート・お知らせ)


松ケンファンのみなさま! 
まろうさぎさんから「の・ようなもの のようなもの」初日舞台挨拶レポが届きましたよ。
久々の神レポ、ご堪能くださいませ。まろうさぎさん、ありがとうございます。
明日もまた「新宿ピカデリーレポ」お届けしますよー。神だわ、やっぱり^^





まろうさぎさんの「の・ようなもの のようなもの」
      初日舞台挨拶 (川崎チネチッタ)レポ



樹さん
こんばんは!
土曜日に仕事が入ってしまい、なかなか舞台挨拶に参加できなかったのですが、
今回はばっちり参加できました!!
初日舞台挨拶のチケットは、どこも完売で、午前中の「新宿ピカデリー」には、
本当に多くのマスコミの方もいらしていて、華やかなスタートとなりました。
そちらの方は、マスコミの方の記事がありますので、とりあえず後回しで、
マスコミの入っていない、川崎チネチッタのレポを先にお送りしますね♪

映画は、「ほっこりクスクス」で、森田監督テイストが好きな人たちが作った映画だなぁと実感できる映画でした。
「の・ようなもの」を思い出させるシーンだけでなく、ところどころ「僕達急行」テイストも感じました。
(そして、もしかしたら「椿三十郎」のあのシーンか??と思うところも)
もちろん、過去の森田映画を見ている人は「ニヤ」っとしてしまうだろうセリフがいっぱいで、
全部が分からないのはもどかしいのですが、それが「楽屋落ち」にならず、ほんわかとほほえましいと感じました。
「森田愛」あふれる映画になったのは、森田監督が、映画と俳優たちをあふれんばかりの愛で
包んでいてくださったからなんですね。

では、また、夜にでも「新宿ピカデリーレポ」をお送りします。

まろうさぎ

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川崎チネチッタ「の・ようなもの のようなもの」初日舞台挨拶レポ

15:05 松竹の西田さんが司会として登場。上手から伊藤さん、松山さん、杉山監督登場。
     そのままの順番で並ぶ。伊藤さん、客席に向かって手を振る。(以下、敬称略)

松山:
こんにちは。松山ケンイチです。初日に足を運んでいただき、ありがとうございます。
短い時間ですが、よろしくお願いいたします。

(まろうさぎ:
 午前中は、北川景子さんのお隣だったので、うわぁ大きいなぁ、遠近感が狂う!と思ったのですが、
 この3人の組み合わせは、背が高いなぁ、大きいなぁという感じで、それほど太っているとは感じなかったです。
 ま、首は埋もれていましたが 爆
 そして、3列目=最前列だったのでよく見えましたが、爪が長い!村山聖さんは爪を伸ばしていたので、
 その役だからですね。しかし、あれだけ長いと、慣れていない人は邪魔だろうなぁ。
男性であれだけ伸ばしていたら、ちょっとギョッとするレベル。女性なら、まあいるかな?というくらい伸ばしてます。)

伊藤:
(客席に、伊藤さんの名前入りうちわを持っている女性を見つけて)
見ましたか?あの、アイドルのうちわみたいなの持っている人がいますよ!
完璧でしょう?ありがと~~♪
一生懸命・・・(頑張りました)
(だったかな?? 伊藤さんのファンでうちわを持ってきた方がいるという衝撃にメモできなかったです
↑失礼!)

杉山:
杉山です。初日にお集まりいただきありがとうございます。
僕はこの隣の鶴見出身で、ここも川崎チネチッタになる前、名画座みたいなのがあって、
よくオールナイトをやっていたりしたので、よく来ていました。だから地元みたいなもんです。

司会:
落語家の役ということで、苦労なさった点などは?

松山:
そうですねー、まぁ、あのー、落語は聞くのは楽しいですけど、やるのは難しいですねぇ。
セリフの分量も多いですし、一人何役もあって、性別も年齢も分けてやらなきゃいけないので大変でした。
(通常の役者としての)セリフはそんなに長くないので、(全部覚えていなくても)動けますけど
落語は完全に覚えないといけないので。

司会:
どうやって覚えましたか?

松山:
たまたま断食のところに行っていて、(その時)たまたまなんですけど、やることないし、
ついでだからしっかり覚えようと思ったんですが、全然何も食わないんで、頭に入らないし
「初天神」っていうのが、子どもがあれ買って、これ買ってっていう話なんで
すごく飴が食いたくなっちゃって(笑)で、あまりに食べたくて、イライラしちゃったのを覚えてます。

伊藤:
う~~ん、落語、難しいよね。35年前もやったけど。
松山さんは上手かったんだよね。
今回、落語指導をしてくれた「志ん丸」くんは、落語研究会の後輩で、
あ、僕は、「全日本大学落語王座決定戦」で敢闘賞をとって、それを見ていた森田監督にスカウトされて
この世界に入ったんだけど、難しかった。
なのに、松山さんはサラっとやったよねぇ。
(松山:サラッとじゃないですよ!口中、血だらけになるくらいやりましたよ!)
それでも、撮影する前の時は眠れないって言ってたね。
(松山:眠れなかったですねぇ)
すごいプレッシャーなんですよ。しかも、見に来ているのが1/3くらいが関係者なの!
来なきゃいいのにって思うやつばっかり来ていて、
足をひっぱってやろうと思ってんじゃないかって(笑)
(司会:いや、完璧でしたよね)
君は、我々の派だからね!

杉山:
言わせてもらうと、松山さんの銭湯寄席は、映画の中ではカットしているんだけど、
全部やっていて、だから、お客さんたちは全部聞いているんです。
それに引き換え、伊藤さんは、あそこの一部分しかやってなくて。

伊藤:
いや、あれ、本当にやったら大変な落語なんですよ。えんえんと下谷から麻布までの道筋を
「あ~くたびれた」ってところまでやるのは、立川談志さんだって、難しいって言ってたくらいで
しかも、こっちは田舎もんですよ。
銀座の生まれの人なら、あそこを通って、あそこでって、町名がわかるけど、
こっちは訳が分からない(笑)

杉山:
森田監督の「の・ようなものを」を見たことがある人は?(パラパラと挙手)
35年たったこの姿は、見た人には一見の価値があると思います(笑)
僕はあの頃とそんなに体重は変わんないけど、伊藤さんは…

伊藤:
あの時、君はカチンコで、僕は主演俳優!やっと肩を並べたねぇ(笑)
(まろうさぎ:なぞの背比べ?マウンティング?をする二人に笑ってしまいました)


杉山:
この映画は、できれば「の・ようなもの」を見ていただいて、もう1回見てもらうと、
面白いと思います。

司会:
せっかくの上映後の舞台挨拶ですので、会場の皆さまからの質問に答えていただきたいと思います。

質問1:
いろんな方と共演なさいましたが、どの方とのシーンが一番印象的だったり緊張されましたか?

伊藤:
いい質問だね!

松山:
北川景子ちゃんとは、「サウスバウンド」で一緒にやって、間が開いているんですけど、
すんなりいって、現場はうまく行きました。
克信さんが、強烈すぎて、訛りがすごいから。
僕も訛りたくてしょうがなくなっちゃうんですよ。もう役のこととかどうでもよくなっちゃう(笑)
(伊藤:これでも、東京が長くなったから、訛らなくなっているんだよ)
あとは、なんと言っても、内海桂子師匠!
(会場:あ~~~)
(伊藤:会場から「あ~~」って声が出たよ 笑)
毎回、仕掛けてくるんですよ。間のとり方とか。あのヅケ丼を作っている後ろで
グダグダ言ってるシーンは、もう芝居じゃなくなって、堪えるって作業になってた(笑)

伊藤:
35年ぶりで、尾藤さん、でんでんさんと会えたのが嬉しかったね。
尾藤さんが若い!あ、今年、尾藤さん、紅白狙うって言ってたから。
だから、我々は12月31日にバックダンサーらしいですよ。予定開けとけって言われました。
「悲しき願い」「明日のジョー」「シー・ユー・アゲイン」で。本気らしいです(笑)

司会:
では、もう一人・・・

松山:
せっかくなんで、克信さんのうちわの方に聞いてみましょうよ!

伊藤:
東京国際映画祭に見に来てくれて、その時、北川景子ちゃんのうちわを持っていたから
「いいなぁ、そういうの、おじさんも欲しい」って言ったら、
「わかりました!すぐに作ります!」って言って、本当に作ってきてくれたんだよ。

松山:
そういう会話があったんですね。

伊藤:
いい子だよねぇ。結婚するか?(笑)

司会:
やめてください!!(司会の方、志ん田みたいにマジメで、ちょっと焦ってた 笑)

質問:
ええ~~、、ええと・・・
(松山:いきなり指名しちゃったから…悪いことしたかな?
 伊藤:今日、2回目だよね?)
はい、映画を見て、1回目は前作を見てなかったので、景子ちゃん、かわいいって思ったんですが、
あれから前作を見たので、今日はいろいろ分かって楽しかったです。ありがとうございます。

伊藤:
うん、餌付け成功!!

司会:
時間の方が来てしまいましたので、最後に松山さんからご挨拶をお願いします。

松山:
今日はありがとうございました。
この映画は緊張するとか、力が入ってぐったりするような映画ではないので、
リラックスさせてくれる、前向きになれる映画です。
疲れている人や、悩んで肩に力が入っている友達を誘って、また見に来てください。
笑って、スッキリすると思います。
あと、「の・ようなもの」の続編ですので、ぜひ「の・ようなもの」を見てもらって、
克信さんが35年前、どういう生き物だったのか(笑)、ぜひ確認していただきたいと思います。
本日は、ありがとうございました。

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4 コメント

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Unknown (さく蔵)
2016-01-17 06:43:11
樹さん
おはようございます。
まろうさぎさん神レポUPありがとうございます!

まろうさぎさん
お疲れさまです!

自分もそこにいて見ていたかのように
雰囲気まで伝わる素晴らしいレポ、
何度も大切に読み返しさせていただいております。
ありがとうございます!

お尋ねした爪の件も、
よく分かりました。
さすがです!

ほっこりとする楽しい映画でしたね。
こまちテイストもちりばめられていて、
にまーっと。
蔵之介さんとのシーンも思わず、懐かしい!って感じで。
前作や森田監督の他の作品の事も知っていたら
もっともっと楽しめるのでしょうね!

松山さんも心配していたほど太くなく。
写真はやっぱり膨張して写りますよね~
伊藤さんが案外(ごめん)しゅっとしてらして、顔もお小さくて、
素敵でビックリしました^^
学年一緒だ~
35年
私も感慨深いです。
迷ったら楽しい方へ
残りの人生の座右の銘としましょう♪

そして何よりも嬉しかったのは
まろうさぎさんの登場シーン
素晴らしい笑顔でした!
おめでとうございます!!!
返信する
Unknown (まろうさぎ)
2016-01-17 15:41:53
樹さん
掲載ありがとうございます!
川崎は男性3人で、気心の知れた男同士の和気あいあいといった雰囲気の舞台挨拶でした。伊藤克信さんって、あんなに面白い(ちょっと毒舌?)とは思っていなかったので、楽しみました。
「キネ旬」のインタビューで、伊藤さんが「35年前のオレは、悪いけど松山くんよりイケメンだよね!」と発言なさっていたのを、ちょっと「え~!なんてことを言うんだ!」と密かに思ってましたが、今回の舞台挨拶で、お人柄を知って、「あぁ、これはかわいがって下さっているんだ」とよく分かりました。何といっても、裸のつきあいをした中ですからね♪

さく蔵さん
早速のコメントありがとうございます。
そうなんです、爪を伸ばしているのは、村山さんが「せっかく生きている証拠なのに、伸びてきた爪や髪を切りたくない」と考えていたからです。命の長くない可能性を感じていた若者の、切ない行動の一端です。

>まろうさぎさんの登場シーン
え?あれ、やっぱり私ですかね(照)
一瞬なのに、見つけていただけるなんて、光栄です。
自分で信じられなくて、「似た人かな」とかとぼけていました(笑)
返信する
Unknown (キョーコ)
2016-01-17 16:44:34
樹さん、こんにちは。
まろうさぎさん、いつもながらのパーフェクトなレポートに、ほんまに手を合わせたい気持ちです。
映画はまだ観ていなくて、楽しみにしています。
松竹の映画は松竹の館で観たいなーと、タイムテーブルと勤務シフトを突き合わせていつ行くか考え中(笑)

そして爪!
やはり伸ばしてるんですね!
そちらも楽しみです。

本当にありがとうございます。
返信する
Unknown (まろうさぎ)
2016-01-18 11:02:23
キョーコさん
コメントありがとうございます!
ぜひ、ご覧下さい。ほんわかニコニコという作品です。志ん田は小町と小玉のハイブリッドで、お酒も弱くてかわいいです。

爪、かなり長いです。写真には写ってませんが、村山さんになりきってます。こちらも正式発表が待たれますね
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