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松山ケンイチの《平清盛》、序盤で表現したかったのは・・。

2012-05-06 | 松山ケンイチ



松山ケンイチの《平清盛》、
     序盤で表現したかったのは・・。


「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた清盛に新たな視点でスポットを当てたNHK大河ドラマ「平清盛」。5月6日は第18回「誕生、後白河帝」が放送される。

1154年、近衛天皇(北村匠海)の容態はますます悪くなるばかり。父の鳥羽法皇(三上博史)は、長男の崇徳上皇(井浦新)を無理やり退位させた報いだと悔やみ、清盛(松山ケンイチ)は鳥羽と崇徳の仲を修復させたいと思うようになる。そして清盛は鳥羽と会い、崇徳との和解を勧める。1155年、近衛天皇は17歳の若さで世を去る。次の皇位継承者を決定する会議が行われ、鳥羽は崇徳を気遣い、その子・重仁親王(雄大)を推した。しかし、近臣の信西(阿部サダヲ)が猛反対。そして決定した次の帝は…。

 一昨年放送の「龍馬伝」から導入された人物デザイン監修。柘植伊佐夫氏(52)が「龍馬伝」に続き参加している。柘植氏のインタビュー前編、大河にかける思いを聞いた。(産経デジタル 上坂元)



人物デザイン監修とは、登場人物それぞれの扮装を作り上げることだ。衣装、ヘアメイクだけでなく、小道具なども含まれる。柘植氏が目指すのは、これまでの大河ドラマの制作で培ってきた知識や技術と、新しいアイデアやセンスによる革新的なものとの融合だ。

 絵巻や源氏物語に象徴されるようなきらびやかな印象が強い平安時代だが、「清盛」では宮廷や貴族の世界だけではなく、武士や庶民たちの暮らしが生き生きと描かれている。

「生きようとする人間の本質的な躍動感を表現したかった」とし、「そこから『たくましい平安』というコンセプトが生まれた」と明かす。

 しかし「まず時代の壁にぶつかった」。レクチャーを受けたり、史料を読み込んだが「突っ込めば突っ込むほど難しい世界」と実感し、「やれるかどうか不安もあった」と話す。「時代考証と新しい表現の整合性において、平安期は幕末と比べると、比較できないほど制約があった」と振り返る。

 序盤の松山ケンイチ演じる平清盛で表現したかったのは「野性」。「単純に荒々しい男っぽさだけではなく、そこに中性的なしなやかさも加味したい」と考え、男っぽい着物の上に女性物の袿(うちき)を着せた。袿はストーンウォッシュをかけて色彩を落とし、素材感もボロボロにしたものを使用した。

 登場人物一人一人がきめ細かくデザインされ、より大河に深みを増している。「あらゆる階級の人が入り乱れる世界観で、個性が尊重され、重層的にたくましい平安を描きたい。より生き生きとした群像劇を作りたい」と思いを語った。

                              (MSN産経ニュース)



>序盤の松山ケンイチ演じる平清盛で表現したかったのは「野性」。
>「単純に荒々しい男っぽさだけではなく、そこに中性的なしなやかさも加味したい」と考え、
>男っぽい着物の上に女性物の袿(うちき)を着せた。

ええええっ、
中世的なしなやかさ?と
そこにだけはちょっと驚いたんですけど、
役作りでからだを作った松山さんには、
圧倒的な雄雄しさを感じたものでして、
むしろ、中性的というよりは、
平清盛の血にある《雅》というか《粋》というか、
そういうものを感じたのであります。

これからの中盤、
平清盛像がどんなふうに移ろってゆくのか、
楽しみですね。
まだ、これから先が見えないので、
わくわくします。

ストーンウォッシュとかコーンスターチの手間や画面は
正直、もう節約してほしいですね^^




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