《春陽座》 於 神戸・新開地劇場
スッピンからの女形大会!
春陽座のお芝居、泣ける。そして春陽座の舞踊ショー、大笑いできる。
中途半端がキライな劇団。全力投球で気持ちいいな。少数精鋭劇団でござりまする。
妹と一緒に行ってきました、神戸・新開地劇場。
若ちゃんの誕生日公演DVDで見てたけど、
大衆演劇の舞台としては、理想形なんじゃないのかなって思う。
若ちゃんが好きなはず。誕生日公演ここでやりたくなるはず!って思える劇場だった。
奥行きのある舞台。花道がすっとまっすぐ伸びている。
2階席まであって、客席は段差があって、ゆったりしたつくり。
役者さんにとってもやりやすいんじゃないだろうか。
劇場は新開地駅からずっと商店街、でも数分で着く。
夜の部観ても、帰りが安心^^
まず、劇場の前が広々しているから、
開場前ゆったりと待っていられるし、並びやすい。
(新開地劇場は予約不可でいちいち並ばなきゃいけない)
ロビーはゆったりしているし、トイレの数もけっこうある←これ重要。
座席は3ブロック、両サイドに通路があるので、トイレ時に楽←再び重要^^
座席は背もたれもクッションいりなので、楽。ただしS字フックはかけられないかな(座席が傷みそう)
妹2名と私は今日は最前列! なんてゴージャス。
座席は結構埋まってました。でもご高齢層が多かったので、我らはちょっとはしゃいだ(笑)
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お芝居は題名忘れたけど、
ばくち好きな渡世人と、いのちを助けてもらったのに見返りを求められず、
惚れてしまって恋女房となった女性の物語。
結婚してもばくちをやめられず、女房に苦労ばかりかけている主人公は、
女房が労咳にかかっていることをしり、今までを後悔する。
家の中のものを全部生活のために売り払ってきた女房のために、
賭場荒らしをして、せめて、ぶんどった金で箪笥や引き出しや家の中に
いろんなものを満たしてやって、そのなかで見送ってやりたい、と思うのだけれど、
時すでに遅し。 主人公が最後のばくちと決めて行ったばくちで金を手にしたときには、
女房はすでにひとり、亡くなってしまっていた、という話。ずいぶん荒っぽくてすみませぬ。
美貌で薄幸な感じの香奈さんが演じる恋女房はせつなくていじらしくて涙腺崩壊した。
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このお芝居を、昼夜、主人公を昼は心座長が、夜はかずま座長が演じる、というので、
これは興味がわくところだった。
私は昼の部、しっとりと情感たっぷりに演じる心座長と恋女房役・かなさんに泣かされたけど、
妹は夜の部も観て、ふたりの座長の主役舞台を楽しむこととなった。羨ましい。
春陽座は総勢8名くらいだったと思う。
骨太なお芝居を全員で大切に演じあげて、深い印象を残す、真面目な真面目な劇団。
本格志向だからって、お高くとまってるわけではなくて、
舞踊ショーの弾けっぷりははんぱない。
大好きな若丸劇団があんなことしたら、どうしよう、ってな感じのコミカル調もあって、
そのギャップに度肝を抜かれる!
躊躇なくとことんやるのが身上の劇団。
はてさて、前置きが長くなったけど、
本日はすっぴんから女形大会、ってことで、
舞台上に姿見やら、引き出しやら、役者さんが私物を持ち出して、
話しながら化粧して、女形になっていく、という趣向。
心座長、かずま座長、花形・まことさん、美翔くんの4人が、
それぞれ出来上がるとソロを踊ったのだけれど、
かずま座長が進行役みたいな感じで、
話しながら、化粧の過程を見せてくれた。
若ちゃんも自分のことを「化粧とったらただのおっさん」と自虐ネタをかますけど^^、
かずま座長も、楽屋口にお菓子を持ってきたひとがかずま座長に、
「かずま座長に渡したいから呼んで」と言うので「はい」、
「いや、かずま座長に渡したいから」「だからはい」・・・と気付いてもらえないとか^^
たしかに、ダイソーのアイプチ2枚重ねの目元くっきりは素顔とはまったく別人だけど、
素顔のかずま座長はブログのお写真より実物の方がすっごく素敵!
2ブロックの髪型もかっこいいよ、色黒だけど←ドーラン塗り倒すのがたいへんらしい^^
美翔くんも大変身するタイプだけど、心座長とまこっちゃんはそんなに変わらないなあ。
上半身はだけておしろい塗るの、相当寒いから、
かずま座長は「さむない!」とかえって言って面白かったよ。
かずま座長、舞台でよくしゃべるけど、おくりだしとかでもサービス満点、明るく気軽にお話ししてくれる。
それをファンは「よくしゃべるなあ」だって。
「舞台とギャップあらな、あかんのかい!」とかずま座長がすねていた(笑)
では、画像はりまーす!
(心座長)
(かずま座長)
(花形・まことさん)
(美翔くん)
スッピンから綺麗な女形になっての舞踊ショー。
2枚目オンリーの若丸劇団とはちがって^^、
春陽座はチアガールになったり、
女形の姿で縄跳びしちゃったりするし、←かずまさん、すごい運動能力。
ブリッジだってしちゃう。すごすぎる。←かずまさんと美翔くん。
ああいう理屈抜きの楽しさ、
若丸劇団は楽しいお芝居のなかで目いっぱい楽しませてくれるけど、
舞踊ショーは《端正》だよね。
その対比が面白いなあと思ったよ。
舞踊ショーで若丸座長にチアガールされたら、死ぬわ、私^^
いや、春陽座は楽しくて明るくてそれでいいんだけど、
若ちゃんのパンツ丸見えミニスカートはだめ←しつこい^^
もちろん、春陽座の美しい女形の面々あるわけで。
大輪の薔薇のかずま座長と百合のような心座長を中心に、
美しい眺めももちろんありました。
満足満足の舞台だったのだーーー。
新開地劇場、すっごく気に入った!
若丸劇団の4月公演も楽しみだなーー。
長々おつきあいくださいまして、
ありがとうございました!